【完結】 悪女は今日もパンを焼く 【R18】

３

「君は愛を口にしないけど、少しは思ってくれてるんだな」

ソファに座ってる私に、彼が囁いてくる。
食後の甘口シェリー酒で、酔わされていく。

「嬉しかった？」

「君の作る美味しい料理には、愛が入ってた」
このイタリア野郎は、平気でこんな事を言う。

「次は、不味く作ろうかしら」

「そうしても、俺は美味しくいただくよ」

彼の言葉に、酔わされる。
シャイな日本人とは、違うメンタリティーを持っている。

「イタリア人みたいね」

「いや、俺はシャイな日本人なんだ」

「どこが？」

「なかなか、君を誘えなかった」

「じゃあ、あの日は偶然だったんだ」

「神様が引き合わせてくれた」
そう言って、押し倒された。
キスで口を塞がれた、もう反論出来ない。

ベッドに連れて行かれて、全裸にされた。
体中にキスをされる。
脳が溶けそうで、愛撫に身を任せていた。

「脚の付け根に、マーキングされてる。
誰かと寝たの？」

亜紀だ。
日曜日に泊まった時、彼女に責められていた。

「Pan Sexualの女の子に、付けられたみたい」

「どんな子？」

「アメリカに留学してた子で、外国で働く為にパン職人を目指してるの」

「なるほど、向こうでPan  Sexualになったのか。
その子は、君のことが好きなんだね」

「ええ、いつも近くにいる」

「ワザとつけたんだ」

「多分そうです」

「俺もつけようか？」

「やめて、彼女とはもう寝ないから」
私が返事をすると、強引に中心を責められた。
脚を拡げられて、舌で陰核を虐められたら直ぐにイッた。

まだ息が荒い私に、彼が入ってくる。

「まだ、苦しいよ」

「女の子と遊んだお仕置きだ」
そう言って、激しく奥まで突き上げられた。