47 / 275
2
しおりを挟む
「また、美味そうな弁当を食べてる」
教室でお弁当を広げてると、二人がやってきた。
私は、柊木さんと一緒だった。
「オーブンのテストで焼いたパンが、冷凍庫に詰まってるの。
サンドイッチにして、減らしてるのよ」
「俺たちの弁当も作ってよ」
「私は、君たちのお母さんじゃありません」
「姉さん、選択授業は何なの?」
「カフェ専科よ」
「俺たちは製菓専科だ」柚木君が言った。
「私も製菓です」柊木さんが言ってる。
「じゃあ、一緒に受けようぜ」
伊桜君が誘った。
午後の選択実習が始まる。
まずは基本のコーヒーについて、一通り学ぶ。
豆の選別、焙煎、粉砕、抽出と工程を教わって実習開始です。
選んだ豆を、網のフタがついたフライパンに並べる。
機械を使わないで、自分の感覚で豆を煎る。
色を見て、香りをかぎ、豆に火を入れていく。
焙煎した豆をミルで挽いて、ドリップで煎れる。
自分で1から作業をしたコーヒーは、力強さにかける。
弱々しいボケた味だった。
先生から、焙煎不足と焼きムラが有ると指摘される。
均一に混ぜる事と、恐れず火を入れる事を注意された。
最初から上手くいくはずがない。
上手く行ったとしても、偶然で再現性は無い。
だったら、失敗も悪くない。
経験から学ぶことが出来る、そう考える事にした。
夜、バイト先のカフェでコーヒーを試飲する。
カプチーノ用に深煎りされて、味わいが濃い。
何気なく飲んでいたが、今日の実習で店の味を再確認することが出来た。
教室でお弁当を広げてると、二人がやってきた。
私は、柊木さんと一緒だった。
「オーブンのテストで焼いたパンが、冷凍庫に詰まってるの。
サンドイッチにして、減らしてるのよ」
「俺たちの弁当も作ってよ」
「私は、君たちのお母さんじゃありません」
「姉さん、選択授業は何なの?」
「カフェ専科よ」
「俺たちは製菓専科だ」柚木君が言った。
「私も製菓です」柊木さんが言ってる。
「じゃあ、一緒に受けようぜ」
伊桜君が誘った。
午後の選択実習が始まる。
まずは基本のコーヒーについて、一通り学ぶ。
豆の選別、焙煎、粉砕、抽出と工程を教わって実習開始です。
選んだ豆を、網のフタがついたフライパンに並べる。
機械を使わないで、自分の感覚で豆を煎る。
色を見て、香りをかぎ、豆に火を入れていく。
焙煎した豆をミルで挽いて、ドリップで煎れる。
自分で1から作業をしたコーヒーは、力強さにかける。
弱々しいボケた味だった。
先生から、焙煎不足と焼きムラが有ると指摘される。
均一に混ぜる事と、恐れず火を入れる事を注意された。
最初から上手くいくはずがない。
上手く行ったとしても、偶然で再現性は無い。
だったら、失敗も悪くない。
経験から学ぶことが出来る、そう考える事にした。
夜、バイト先のカフェでコーヒーを試飲する。
カプチーノ用に深煎りされて、味わいが濃い。
何気なく飲んでいたが、今日の実習で店の味を再確認することが出来た。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
婚約者が私以外の人と勝手に結婚したので黙って逃げてやりました〜某国の王子と珍獣ミミルキーを愛でます〜
平川
恋愛
侯爵家の莫大な借金を黒字に塗り替え事業を成功させ続ける才女コリーン。
だが愛する婚約者の為にと寝る間を惜しむほど侯爵家を支えてきたのにも関わらず知らぬ間に裏切られた彼女は一人、誰にも何も告げずに屋敷を飛び出した。
流れ流れて辿り着いたのは獣人が治めるバムダ王国。珍獣ミミルキーが生息するマサラヤマン島でこの国の第一王子ウィンダムに偶然出会い、強引に王宮に連れ去られミミルキーの生態調査に参加する事に!?
魔法使いのウィンロードである王子に溺愛され珍獣に癒されたコリーンは少しずつ自分を取り戻していく。
そして追い掛けて来た元婚約者に対して少女であった彼女が最後に出した答えとは…?
完結済全6話
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
【完結】捨てられ正妃は思い出す。
なか
恋愛
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる