【完結】 悪女は今日もパンを焼く 【R18】

２

１２月に入り、街はクリスマスに向かって走り出している。

競うように高層ビルのエントランスにツリーが飾られて、豪華な雰囲気を醸し出している。
そんな中、八神紗栄子はホテルに向かって歩いていた。

ホテルのロビーに行くと、智貴が待っていた。
一緒に食事に行く。
今日は、イタリア料理だった。

辛口のスパークリングを、グラスで頼む。
乾杯して、エビとホタテのマリネをつまんだ。
美味しさに、ワインが止まらない。
彼がボトルで、軽い赤ワインを頼んでくれる。

仔牛のミラネーゼを食べたが、美味しいし量がたっぷり。
デザートが食べられないほどだった。

「今度、バイト先の女子大生を連れてこよう」

「友達なのか？」

「そう、一緒に仕事をしてるの。
裏表がない良い子よ」

「友達は大事だ。紗栄子も、東京に慣れてきたな」
彼は、ちょっと寂しそうな顔をした。

ホテルに戻って部屋に入る。
コートを脱いで掛けると、直ぐに抱きしめられてキスをされた。

口を離すと、ベッドに押し倒された。
スカートを捲られて、ショーツを膝まで下されてる。
後ろから、熱い杭をねじ込まれた。

「ああ、強引過ぎる」

「そう言う割には、濡れてるぞ」
両方の手首を掴まれて、逃げられない。
自分で腰を動かして、彼の肉棒を味わえる角度を探した。

「ああ、いいの」
「もっと、欲しい」
快感を求めて、声が出てしまう。
浅く、深く、出し入れされて、快感が広がった。

「もうダメ」「出して」
「欲しいの」
彼が強く突いた瞬間にイッた。

「イッちゃう」

私がイッたのを確認して、彼は動きを止めた。
ドクドクと、私の中に精液を送り込んでいる。

「いっぱい、出てる」