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「まだ恋人を作らないの?」
翌日、ランチを食べながら智貴に尋ねた。
「今はいらない。高い金を払ってバツイチになったんだ。
当分、独身を楽しむよ」
「昨日みたいに責められたら、身体が持たないわ」
覚えてないほどイカされて、起き上がれない程に体力を奪われていた。
「喜んでたじゃないか」
「それはそうだけど」
思い出すと、顔が赤くなる。
タクシーで、ガス厨房機器のショールームを訪問した。
欲しかった、夢のような機器が並んでいる。
自分の部屋に置ける、一番小型の機種に決めた。
「一番、安いのでいいのか?」
「大きすぎても、部屋に置けない。
一度に売るほど作らないから、これでいいの」
安いと言っても、業務用機器だ。
設置工事や置き台を含めると、20万円を超える。
智貴が、カードで支払ってくれた。
「一つ、頼みがある」
「何?」
「オーブンが届いたら、次に逢う時にレーズン食パンを焼いてきてくれ」
「貴方、大好きだったわね」
「君の作ったレーズンパン以上のものが、あの街では売って無いんだ」
「分かった、約束する」
オーブンは買ったからと言って、直ぐには自分の思うようにはいかない。
色々と試して、その器械の癖というか、取り扱いのコツを掴む必要がある。
東京に来て、電子レンジについているオーブンで少しずつパンを焼いていた。
これで準備は整った。
「智貴。お祝いしてくれて、ありがとう」
「気にするな。君が今でも逢ってくれるのに、俺も感謝してるんだ」
どこまでも、彼は優しかった。
翌日、ランチを食べながら智貴に尋ねた。
「今はいらない。高い金を払ってバツイチになったんだ。
当分、独身を楽しむよ」
「昨日みたいに責められたら、身体が持たないわ」
覚えてないほどイカされて、起き上がれない程に体力を奪われていた。
「喜んでたじゃないか」
「それはそうだけど」
思い出すと、顔が赤くなる。
タクシーで、ガス厨房機器のショールームを訪問した。
欲しかった、夢のような機器が並んでいる。
自分の部屋に置ける、一番小型の機種に決めた。
「一番、安いのでいいのか?」
「大きすぎても、部屋に置けない。
一度に売るほど作らないから、これでいいの」
安いと言っても、業務用機器だ。
設置工事や置き台を含めると、20万円を超える。
智貴が、カードで支払ってくれた。
「一つ、頼みがある」
「何?」
「オーブンが届いたら、次に逢う時にレーズン食パンを焼いてきてくれ」
「貴方、大好きだったわね」
「君の作ったレーズンパン以上のものが、あの街では売って無いんだ」
「分かった、約束する」
オーブンは買ったからと言って、直ぐには自分の思うようにはいかない。
色々と試して、その器械の癖というか、取り扱いのコツを掴む必要がある。
東京に来て、電子レンジについているオーブンで少しずつパンを焼いていた。
これで準備は整った。
「智貴。お祝いしてくれて、ありがとう」
「気にするな。君が今でも逢ってくれるのに、俺も感謝してるんだ」
どこまでも、彼は優しかった。
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