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第3章 Sophomore

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俺とFaruqがSophomore2年生の1年間を過ごすClark Hallは、JUW俺たちの大学で一番高額な寮だ。
FreshManの時に住んでいたJackson Hallより、家賃が2倍になっている。
俺は普通の部屋で良かったんだが、Faruqはここしか考えてなかったようだ。

「個室だから、お互いに気を使わなくていいだろう」

「まあな、だが寮費が2倍は痛いよ」

「自分で稼げばいいじゃないか、俺の会社から仕事を回すよ」

新しい部屋は6畳くらいの個室にベッドと机、クローゼットになっている。
バスルームは二人で共有だが、冷蔵庫が家庭用サイズだ。
キッチンは電子レンジ、電気ポットしか使えないが、大きなシンクが有るのは嬉しい。
ベッドメイキングを終わらせて、下着類をチェストに収納して行く。
部屋が広いのでローベッドのまま使えるし、ソファも置きたい。
デスクにPCモニターをセットして、片付けが完了した。

「今年も始まるね。部屋は片付いた?」

「何とか寝る事は出来るわ」
ランチの時間に待ち合わせた俺とAurelijaは、話しながらカフェに向かう。
混雑するカフェテリアを避けて、少し離れたBusiness Schoolのカフェまで歩いた。

「Aurelija、髪を染めたんだ?」

「ちょっと気分転換したの、向こうで色々有ったんだ。
落ち着いたら、話すね」

「無理しないでいいよ、君のペースでいいから」

Aurelijaは、髪をブロンドに染めていた。
それじゃなくても目を引く美人が、もっと魅力的になっている。
今まで以上に誘いが増えるのは、間違いない。

ランチの後、Dorm Meetingに参加した。
寮の同じフロアで暮らす学生の顔合わせと、担当RA管理人助手の紹介がメインだ。
タバコ、飲酒、ドラッグの禁止、深夜に騒ぐなというルールは従来通りだった。
寮費が高い分、余裕のある学生ばかりだ。
だからと言っていい奴とは限らない、イメージで決めつけるのは止めておこう。

夕食は、俺とFaruqにAurelija、Rennaレンナとカフェテリアで食べる。
本当は外食したかったが、今日はMove in Dayで予約が連れない。
食べ飽きたメニューの中から、アジアンメニューの焼きそばとサラダを選択した。

「Clark Hallをよく取れたね、あそこはFraternityフラタニティSoroityソロリティの巣でしょ」

「Dorm Meetingでは、そこまで感じなかったけどね」

「虐められないように気をつけて」

「虐めるというより、いないものとされてる感じだ」

俺とFaruqにとっては、いつもの扱いだと感じていた。

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