女難の男、アメリカを行く

第３章 Sophomore

９

翌日、朝食を取った後にビーチに出かける。
舞美は、コテージを出る前に入念にUVカットクリームを塗っていた。
湖に入る気は無いらしいが、ギンガムチェックのフリルビキニ姿が可愛い。

「どう？　海人好みの女になってる？」

「ああ、舞美以上の彼女はいないよ」

「良かった。金髪の美女が好きなのかと思ったわ」

「一度も金髪美女と付き合った事は無いよ」
大学に入ってsexしたのはKellyケリーとAurelijaだけ、二人共にBrownの髪だった。
舞美は日本人でもスリムな体系だ、アメリカ人とは根本的に体格が違う。
Aurelijaもモデル体型だが、骨格はしっかりしている。
St. Cloud Universityで留学中にトレーニングして筋肉がつくと、もっと俺好みになるんだが。

ビーチから戻ってから、コテージをチェックアウトした。
GreenBayに向かって出発、ランチタイムの終わる時間に着けばちょうど良い。
ドライブ中に舞美がnetで調べて、PandaExpress（持ち帰り中華）に向かいチャーハンを手に入れた。
俺にはちょっと脂っこいが、久しぶりの米は美味い。
食後は途中に１回休憩を挟み、４時間もハイウェイをぶっ飛ばしてMinneapolisに到着した。
セントポール国際空港にほど近い、ホテルにチェックインする。
ここなら舞美の両親が到着する時間に合わせて、出迎えするのに一番便利なはずだ。

「疲れた、海人は、６時間も車の運転は大変だったでしょ」

「運転は大好きだから平気だったよ、舞美が隣に居てくれたしね」

「もう、上手いんだから」
シャワーを浴びて少し休憩、夕食はSubwayでテイクアウトした。

明日からはsexが出来なくなるので、舞美が積極的だ。
夜と朝方に１回ずつsexして、満足したようだ。
朝のシャワーを浴びて、朝食後にSt. Cloud Universityに向かう。

１時間ほど走って大学に到着すると、VisitorCenterを訪問する。
International Dormitoryを内覧する許可を貰って、舞美が入る部屋を見せて貰った。
ベッドやClosetのサイズをメジャーで測ってから、購入する必要品のリストを作って行く。
明日のMove in Dayに備えて、TARGETに向かう。
ベッドパッド、シーツなど寝具と衣類を整理するキャビネットを、まずは購入した。
これだけ有れば寝る事は出来るし、部屋は片付くだろう。
Interiorインテリアを飾るのは生活が安定してから、自分の好みに替えればいい。

買い物が終わって、舞美の両親を迎えに空港に向かう。
明日は大学留学の一大イベントだ、舞美の家族が楽しんで貰えたら嬉しい。