女難の男、アメリカを行く

第３章 Sophomore

６

翌日、朝から旅行に出発する為に早起きをした。
朝食の時間にみんなに挨拶をして、俺と舞美はGreenBayに向かって出発する。

「お世話になりました、楽しかったです」

「Amatoと一緒に、いつでも家を訪ねてね。歓迎するから」
Nielsen家のMomにハグをされたMamiは、感動して涙目になった。

「感謝祭には、二人で来てもいいですか？」

「ええ、是非。歓迎するわ」
俺がMomと約束をして、舞美も心が落ち着いたようだ。
SUVにキャリーケースを積み込んで、俺たちはみんなに見送られて出発した。
GreenBayまで３時間、ハイウェイを飛ばす。

「School House Beachって、どんなところ？」

「砂浜ではなく、丸くて平べったい石を敷き詰めたようなBeachが有名なんだ。
スぺリアル湖に浮かぶWashington島にある」

２時間ほど走ったところで、１軒のドライブインに入る。
ここはFaruqとFactory巡りをしていた時に見つけた店で、デザインは1950年代風だが設備は最新だ。
ホットサンドとコーヒーを２つ注文して、席に着く。

「ここのホットサンドはデカい。二人で一個でちょうどいい」

「いい雰囲気だわ、本場のDinerって感じ」

「Faruqとここに来た時、舞美を連れて来ようと決めてた」

「このホットサンド、日本では見たこと無い」

「いくらでも牛肉が手に入るのに、わざわざコンビーフ塩漬け牛肉を使ってるんだ」
俺の説明を聞いて、彼女は味わうように食べていた。

十分に休憩を取って、再びハイウェイを走る。
途中、カーフェリーを経由して３時間でWashington島のコテージに到着した。
湖畔の森に点々とコテージが並ぶ。
敷地が広いから、隣のコテージとの間隔が日本とは桁違いだ。
車を停めて鍵を開け中に入ると、アメリカンカントリーのインテリアが広がっていた。

「とっても素敵、海人ありがとう」
部屋に入ると舞美が飛びついてkissしてきた。
ビックリしたけど、受け止めて彼女を抱きしめる。

「ビーチに行くんじゃなかったの？」

「その前に抱かれたい、昨日は寂しかったんだから」
Nielsen家のゲストルームで二人一緒だったけど、遠慮したのが気になっていたようだ。

「舞美が声を出すから、我慢してたんだ」

「ひどい、私のせいなの？」

「いや、俺のせい」
彼女を抱き締めてKissをして、Tシャツに手を掛けた。
上に引き抜くと、レースのブラに包まれた白いバストが目に入る。

「我慢出来ない」
舞美をお姫様抱っこに抱え上げて、ベッドルームに連れ込んだ。