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第3章 Sophomore
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俺とFaruqは、4日間でWisconsinからIllinois、Minnesotaまで1,500マイルを走り回った。
ハラール認証を受けたFactoryを中心に10カ所ほど訪問したが、Faruqが興味を示したのは若いスイス人のCheese工房だ。
自由なCheese造りの為にアメリカに移住した男が作るアルチザンチーズは、Faruqだけではなく俺も強烈な個性を感じている。
特にコーヒー粉末とラベンダーで覆われたチーズは、バタースコッチやキャラメルのような風味でFaruqのお気に入りだ。
俺は、アールグレイ茶葉をまぶしたチーズが気になる。
ベルガモットの柑橘のような爽やかな香りは珍しい、日本で売れると見ている。
直ぐにサンプル商品を買い入れて、日本の蓮央兄貴に航空便で送りつけた。
Faruqも商品をドバイに送っている、問題はハラール認証を受けてない事だけだ。
ただ製法的には問題が無い、後は個人の工房なので認証取得のメリット次第になる。
「視察中、毎日ホットサンドで食べ飽きたな」
「Faruqまで、俺に付き合わなくてもよかったのに」
「そうはいくかよ。俺の会社の為なんだ、当然だろう」
「Faruqは、もっと人任せかと思ってた。勘違いして、悪かったよ」
「Amatoに影響を受けたのかもしれない。お前は他人の事でも一生懸命だったから」
考えたら俺たちは1年間半も同居していた、sophomoreでも同室になる。
お互いに無意識のまま、影響し合っていたかもしれない。
この縁は、大事にしていきたい。
4日間の旅で立ち寄った、レストランやドライブイン、ダイナーの写真や食べたホットサンドのレポートを纏めて日本に送る。
後は、兄貴が何とか形にしてくれるだろう。
Braydenは、主力のホルスタイン種乳牛より乳脂肪分が多い牛乳がとれるジャージー種乳牛の導入に向けて走り回っている。
Bucolics Cheese Factoryで、日本でリクエストされたホルスタインとジャージーの牛乳を混合させたチーズをテスト製造する事になった。
原料のジャージー牛乳は手に入っている。
将来は、ジャージー種乳牛をNielsen牧場で飼育する計画だ。
8月後半のMove in Dayまで、FaruqはMilwaukeeに帰って行った。
当面は、イスラムのコミュニティーで過ごすようだ。
俺は一人で、ハムやソーセージなど食肉加工のFactoryを訪問していく。
日本で売れそうなものを探すのが、兄貴から課されたミッションだった。
ハラール認証を受けたFactoryを中心に10カ所ほど訪問したが、Faruqが興味を示したのは若いスイス人のCheese工房だ。
自由なCheese造りの為にアメリカに移住した男が作るアルチザンチーズは、Faruqだけではなく俺も強烈な個性を感じている。
特にコーヒー粉末とラベンダーで覆われたチーズは、バタースコッチやキャラメルのような風味でFaruqのお気に入りだ。
俺は、アールグレイ茶葉をまぶしたチーズが気になる。
ベルガモットの柑橘のような爽やかな香りは珍しい、日本で売れると見ている。
直ぐにサンプル商品を買い入れて、日本の蓮央兄貴に航空便で送りつけた。
Faruqも商品をドバイに送っている、問題はハラール認証を受けてない事だけだ。
ただ製法的には問題が無い、後は個人の工房なので認証取得のメリット次第になる。
「視察中、毎日ホットサンドで食べ飽きたな」
「Faruqまで、俺に付き合わなくてもよかったのに」
「そうはいくかよ。俺の会社の為なんだ、当然だろう」
「Faruqは、もっと人任せかと思ってた。勘違いして、悪かったよ」
「Amatoに影響を受けたのかもしれない。お前は他人の事でも一生懸命だったから」
考えたら俺たちは1年間半も同居していた、sophomoreでも同室になる。
お互いに無意識のまま、影響し合っていたかもしれない。
この縁は、大事にしていきたい。
4日間の旅で立ち寄った、レストランやドライブイン、ダイナーの写真や食べたホットサンドのレポートを纏めて日本に送る。
後は、兄貴が何とか形にしてくれるだろう。
Braydenは、主力のホルスタイン種乳牛より乳脂肪分が多い牛乳がとれるジャージー種乳牛の導入に向けて走り回っている。
Bucolics Cheese Factoryで、日本でリクエストされたホルスタインとジャージーの牛乳を混合させたチーズをテスト製造する事になった。
原料のジャージー牛乳は手に入っている。
将来は、ジャージー種乳牛をNielsen牧場で飼育する計画だ。
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当面は、イスラムのコミュニティーで過ごすようだ。
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