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第3章 Sophomore
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週に5日働く日々が始まった。
普通のサラリーマンと、ほぼ同じ扱いで働いている。
「せっかく海人が帰国してるのに、週に1回しか逢えない。
何の為の夏休みだよ」
大学に通ってる舞美は9月からの交換留学を控えて、成績面で手を抜けない。
結局、一緒に居られるのは週末になってしまう。
「週末に逢えるだけでも、いいだろう。
留学してる時は、半年逢えなかったんだから」
会社帰りに渋谷で舞美と逢ってから、週末の約束をした。
翌日からはまた、お得意様周りだ。
Cheeseを卸しているレストランや食のセレクトショップを兄貴と一緒に挨拶して廻った。
「海人、気になることはないか?」
兄貴が俺を試している。
「食べやすいCheeseより、癖のあるCheeseが売れている」
俺は販売数量が書き込まれた資料を見ながら、兄に答えた。
「何故か判るか?」
「食べやすいCheeseは、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドなどライバルが多い。
アルチザンCheeseは、希少価値もあり売れるんじゃないかな」
「満点じゃないが、合格だ。
Bucolics Cheese Factoryには、一般的なCheese製造から手を退いて個性的なCheeseをもっと造って欲しいと思ってる」
「別のFactoryを探すのも、いいかもしれないね」
Wisconsinでは、全米の半分にあたるアルチザンCheeseが作られている。
まだ地元民しか知らないFactoryは有るはずだ。
「海人は早めにアメリカに帰って、Factory周りをするのもいいかもな」
兄貴は、俺を脚代わりに使う事を考えているようだ。
初めての金曜日、仕事が終わって真っすぐ渋谷にやって来た。
舞美と合流すると、彼女が食べたがっていたシェラスコの店に向かう。
「スーツ姿の海人とデートするって、新鮮だ」
「まだ、ネクタイに慣れてないよ」
「JUWのスクールタイが、Freshでいいと思う」
話ながら歩いていくと、まだ新しい飲食ビルに着く。
エレベータで8階まで上がると、お目当ての店があった。
彼女が名乗ると予約席に案内された。
「海人と一緒にお酒を飲むって、初めてだね」
俺は4月、彼女は5月初めに成人を迎えていた。
「じゃあ、記念にシャンパンを頼もう」
注文したモエシャンドンのハーフボトルが運ばれて、グラスにサーブされる。
「じゃあ、お互いが成人したことに乾杯」
「祝ってくれてありがとう、乾杯」
直ぐに串に刺さった肉塊が運ばれてきて、テーブルで切り分けてくれる。
ひたすら肉を堪能する、肉の部位によって味の違いが判り易い。
「いっぱい食べるんだね」
「ああ、舞美を抱く為にスタミナをつけてる」
楽しい夜は続き、お腹いっぱいになったら彼女を家まで送り届ける。
明日のデートする約束をして、kissして別れた。
普通のサラリーマンと、ほぼ同じ扱いで働いている。
「せっかく海人が帰国してるのに、週に1回しか逢えない。
何の為の夏休みだよ」
大学に通ってる舞美は9月からの交換留学を控えて、成績面で手を抜けない。
結局、一緒に居られるのは週末になってしまう。
「週末に逢えるだけでも、いいだろう。
留学してる時は、半年逢えなかったんだから」
会社帰りに渋谷で舞美と逢ってから、週末の約束をした。
翌日からはまた、お得意様周りだ。
Cheeseを卸しているレストランや食のセレクトショップを兄貴と一緒に挨拶して廻った。
「海人、気になることはないか?」
兄貴が俺を試している。
「食べやすいCheeseより、癖のあるCheeseが売れている」
俺は販売数量が書き込まれた資料を見ながら、兄に答えた。
「何故か判るか?」
「食べやすいCheeseは、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドなどライバルが多い。
アルチザンCheeseは、希少価値もあり売れるんじゃないかな」
「満点じゃないが、合格だ。
Bucolics Cheese Factoryには、一般的なCheese製造から手を退いて個性的なCheeseをもっと造って欲しいと思ってる」
「別のFactoryを探すのも、いいかもしれないね」
Wisconsinでは、全米の半分にあたるアルチザンCheeseが作られている。
まだ地元民しか知らないFactoryは有るはずだ。
「海人は早めにアメリカに帰って、Factory周りをするのもいいかもな」
兄貴は、俺を脚代わりに使う事を考えているようだ。
初めての金曜日、仕事が終わって真っすぐ渋谷にやって来た。
舞美と合流すると、彼女が食べたがっていたシェラスコの店に向かう。
「スーツ姿の海人とデートするって、新鮮だ」
「まだ、ネクタイに慣れてないよ」
「JUWのスクールタイが、Freshでいいと思う」
話ながら歩いていくと、まだ新しい飲食ビルに着く。
エレベータで8階まで上がると、お目当ての店があった。
彼女が名乗ると予約席に案内された。
「海人と一緒にお酒を飲むって、初めてだね」
俺は4月、彼女は5月初めに成人を迎えていた。
「じゃあ、記念にシャンパンを頼もう」
注文したモエシャンドンのハーフボトルが運ばれて、グラスにサーブされる。
「じゃあ、お互いが成人したことに乾杯」
「祝ってくれてありがとう、乾杯」
直ぐに串に刺さった肉塊が運ばれてきて、テーブルで切り分けてくれる。
ひたすら肉を堪能する、肉の部位によって味の違いが判り易い。
「いっぱい食べるんだね」
「ああ、舞美を抱く為にスタミナをつけてる」
楽しい夜は続き、お腹いっぱいになったら彼女を家まで送り届ける。
明日のデートする約束をして、kissして別れた。
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