92 / 148
第2章 Freshman
16
しおりを挟む
大学生活にも慣れてきたのか、中間テストは波乱なく終わった。
普段から勉強する癖がついているせいで、一通り復習するだけで不安は無い。
やるべき事をこなせば、結果はついてきた。
それでも、試験最終日になると疲労困憊だ。
睡眠不足とストレスで、部屋に戻ると死んだように眠った。
iPhoneの電源を切っていたせいで、起こされることも無く5時間も寝ていたようだ。
シャワーを浴びて、iPhoneに電源を入れるとメッセージが入っていた。
直ぐにAurelijaに電話をする。
「AmatoがiPhoneの電源を切っていたから、他の女と寝てるのかと思った」
「寝てる間に無意識で切ってたんだ、それくらい疲れてた」
「国際センターでパーティーがあるの、一緒に行かない?」
「行こう、気分を切り替えたい」
タートルネックセーターにツイードジャケットを合わせる。
足元はレッドウィングできめた。
Aurelijaを迎えに行くと、予想通りベルベットワンピースを着ていた。
「Amatoからのプレゼントだから、みんなに披露したい」
「綺麗だよ、みんなビックリすると思う」
「驚かせたいわ」
彼女は、不敵な笑みをもらしていた。
国際センターに着くと、学生証で留学生のチェックを受ける。
受付が終わると会場に入った。
もっとラフな格好かと思ったが、みんなそれなりに着飾っている。
「Amatoは相変わらずオシャレだけど、派手な女と一緒なのね」
早速、Cynthiaに絡まれる。
「Amatoのお母様が、私にドレスをプレゼントしてくださったの。
せっかくだから、着て来たわ」
Aurelijaだって、負けてない。
「Amato、本当の話なの?」
「ああ、間違い無い」
俺が返事をすると、CynthiaだけではなくMinjuも驚いていた。
彼女は、カナダ人留学生たちから囲まれている。
クラシックなドレスが好きなのは、何処の女性でも一緒のようだ。
「春休みは、どこかに行くの?」
Cynthiaたちから聞かれた。
「春休みは、親の仕事を手伝うんだ。
Wisconsin州政府の事務所や大学のビジネススクールを訪問する事に、追われているよ」
「留学生ビザで働くことは出来ないよね?」
「だから、大学のビジネススクールの指導を受けて起業するんだ。
起業は大学の成果になるから、俺はインターシップで働くことになる」
「相変わらず、忙しいのね」
「ああ、Aurelijaと一緒にいることも難しい。
International dayまでには片付けて、みんなと楽しみたいよ」
「私たちも、色々と考えてる」
「それは、楽しみだ」
Aurelijaをほっとけないので、適当なところで話を切り上げた。
普段から勉強する癖がついているせいで、一通り復習するだけで不安は無い。
やるべき事をこなせば、結果はついてきた。
それでも、試験最終日になると疲労困憊だ。
睡眠不足とストレスで、部屋に戻ると死んだように眠った。
iPhoneの電源を切っていたせいで、起こされることも無く5時間も寝ていたようだ。
シャワーを浴びて、iPhoneに電源を入れるとメッセージが入っていた。
直ぐにAurelijaに電話をする。
「AmatoがiPhoneの電源を切っていたから、他の女と寝てるのかと思った」
「寝てる間に無意識で切ってたんだ、それくらい疲れてた」
「国際センターでパーティーがあるの、一緒に行かない?」
「行こう、気分を切り替えたい」
タートルネックセーターにツイードジャケットを合わせる。
足元はレッドウィングできめた。
Aurelijaを迎えに行くと、予想通りベルベットワンピースを着ていた。
「Amatoからのプレゼントだから、みんなに披露したい」
「綺麗だよ、みんなビックリすると思う」
「驚かせたいわ」
彼女は、不敵な笑みをもらしていた。
国際センターに着くと、学生証で留学生のチェックを受ける。
受付が終わると会場に入った。
もっとラフな格好かと思ったが、みんなそれなりに着飾っている。
「Amatoは相変わらずオシャレだけど、派手な女と一緒なのね」
早速、Cynthiaに絡まれる。
「Amatoのお母様が、私にドレスをプレゼントしてくださったの。
せっかくだから、着て来たわ」
Aurelijaだって、負けてない。
「Amato、本当の話なの?」
「ああ、間違い無い」
俺が返事をすると、CynthiaだけではなくMinjuも驚いていた。
彼女は、カナダ人留学生たちから囲まれている。
クラシックなドレスが好きなのは、何処の女性でも一緒のようだ。
「春休みは、どこかに行くの?」
Cynthiaたちから聞かれた。
「春休みは、親の仕事を手伝うんだ。
Wisconsin州政府の事務所や大学のビジネススクールを訪問する事に、追われているよ」
「留学生ビザで働くことは出来ないよね?」
「だから、大学のビジネススクールの指導を受けて起業するんだ。
起業は大学の成果になるから、俺はインターシップで働くことになる」
「相変わらず、忙しいのね」
「ああ、Aurelijaと一緒にいることも難しい。
International dayまでには片付けて、みんなと楽しみたいよ」
「私たちも、色々と考えてる」
「それは、楽しみだ」
Aurelijaをほっとけないので、適当なところで話を切り上げた。
3
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる