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第2章 Freshman
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「Amatoって、何も証拠を残さないように片付けるのね」
「部屋を譲ってくれた、Faruqに対する礼儀だ」
俺とAurelijaは着替えてから、一旦窓を開けて換気をする。
バスルームを片付けて、ベッドメイクをやり直した。
元々部屋はきれいに使っているので、大した時間もかからず二人で部屋を出る。
iPhoneで確認すると、アイスホッケーの試合はJUWが勝ったようだ。
今日は、あちこちで大騒ぎになるだろう。
「大学の外で、ご飯を食べたい。二人で話がしたいの」
大学の前に並ぶパブやバーは大賑わいで、何とか一軒の店に滑り込んだ。
Cash On Deliveryで飲み物を手に入れて、席に座る。
彼女はビール、俺はジンジャエールを飲みながら、喧騒の中で話し始めた。
「私が何をしていたか、判ったでしょ」
「辛い冬休みだったんじゃないのか?」
「楽しくは無いよ、ただSpring semesterの生活費は稼げた」
「俺は、無事に君が帰って来たことだけで十分だ」
「そんな心配をしてくれるのは、Amatoだけだよ」
「俺に話すことで君の精神が落ち着くなら、聞いておく」
「Amatoは良い人過ぎる、いつかひどい目に遭うから」
その後はフィンランドでの楽しかった話もして、彼女は明るさを少し取り戻した。
****
日曜日は、半日かけて予習を終わらせた。
夕方になって、ArtGangのスタジオで書を書いていく。
【Beauty is a weapon of women, attire is wisdom, the humility is elegant.】
この中で、Beautyを楷書体、行書体、隷書体で書いてみる。
netで見つけた見本通りに書いたので習字レベルだが、叩き台としては上出来だ。
ボス猿Penelopeに見せる為、Sororityのクラブハウスを訪れた。
入り口で話すと、中のサロンに通される。
Penelopeや幹部の女たちに、今日書いた叩き台を見せた。
「Alphabetにも、書体があるんだ。Arielが考えたもの以外にも無数にある。
代表的なもので書いて来た。
君たちが選んだもので練習してから仕上げるから、どれが良いか決めてくれ」
「ここに飾るつもりよ」
Penelopeが案内してくれたのは、入り口から入った正面の壁だった。
目茶苦茶、目立つ場所だ。
「ここに飾られるなんて、プレッシャーだな」
「彼方の力なら、問題ないわ」
サロンに戻ると、部長に紹介された。
「部長のEdith だ、今回は無理な頼みをして悪かった。
素晴らしい作品になりそうだ。
メンバーの投票で決めたいから、2日後に連絡するけど大丈夫?」
「それでいい、来週の日曜日には試作するよ」
「部屋を譲ってくれた、Faruqに対する礼儀だ」
俺とAurelijaは着替えてから、一旦窓を開けて換気をする。
バスルームを片付けて、ベッドメイクをやり直した。
元々部屋はきれいに使っているので、大した時間もかからず二人で部屋を出る。
iPhoneで確認すると、アイスホッケーの試合はJUWが勝ったようだ。
今日は、あちこちで大騒ぎになるだろう。
「大学の外で、ご飯を食べたい。二人で話がしたいの」
大学の前に並ぶパブやバーは大賑わいで、何とか一軒の店に滑り込んだ。
Cash On Deliveryで飲み物を手に入れて、席に座る。
彼女はビール、俺はジンジャエールを飲みながら、喧騒の中で話し始めた。
「私が何をしていたか、判ったでしょ」
「辛い冬休みだったんじゃないのか?」
「楽しくは無いよ、ただSpring semesterの生活費は稼げた」
「俺は、無事に君が帰って来たことだけで十分だ」
「そんな心配をしてくれるのは、Amatoだけだよ」
「俺に話すことで君の精神が落ち着くなら、聞いておく」
「Amatoは良い人過ぎる、いつかひどい目に遭うから」
その後はフィンランドでの楽しかった話もして、彼女は明るさを少し取り戻した。
****
日曜日は、半日かけて予習を終わらせた。
夕方になって、ArtGangのスタジオで書を書いていく。
【Beauty is a weapon of women, attire is wisdom, the humility is elegant.】
この中で、Beautyを楷書体、行書体、隷書体で書いてみる。
netで見つけた見本通りに書いたので習字レベルだが、叩き台としては上出来だ。
ボス猿Penelopeに見せる為、Sororityのクラブハウスを訪れた。
入り口で話すと、中のサロンに通される。
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「Alphabetにも、書体があるんだ。Arielが考えたもの以外にも無数にある。
代表的なもので書いて来た。
君たちが選んだもので練習してから仕上げるから、どれが良いか決めてくれ」
「ここに飾るつもりよ」
Penelopeが案内してくれたのは、入り口から入った正面の壁だった。
目茶苦茶、目立つ場所だ。
「ここに飾られるなんて、プレッシャーだな」
「彼方の力なら、問題ないわ」
サロンに戻ると、部長に紹介された。
「部長のEdith だ、今回は無理な頼みをして悪かった。
素晴らしい作品になりそうだ。
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「それでいい、来週の日曜日には試作するよ」
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