女難の男、アメリカを行く

灰色　猫

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第２章　Freshman

１４　＊

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「本当にしないの？」

後ろから緩く抱かれたAurelijaは、振り向いて俺に言った。
いままでの男は客だったから、sexする事しか考えてなかったはずだ。
だが恋愛関係だと、相手を好きだからこその、すれ違いや意見の相違が起きる。
二人で楽しい時間を過ごす事が目的で、sexはその手段にしか過ぎない。
それを判って欲しい。

「しないと言った以上、しないよ」
俺は意地を張った。
そのまま長い時間覚醒していたが、いつの間にか寝ていた。

翌朝、Aurelijaから起こされた。
まだ外は暗いが、６時間ほど寝ていたようだ。

「Amato、彼方を試して悪かった」

「何？」

「もう、謝ってるでしょ」
俺が何か言う前に、彼女からkissされる。
答えるように抱きしめて、唇を離さなかった。

「今なら、まだ止められるよ」

「イジワルしないで。貴方が欲しいの」
彼女のゴーサインで、一気に身体が熱くなる。
胸に顔を埋めてから先端を舌で転がすと、彼女が息を吐いた。
反応がわかり易くなってきた。
下半身に下がって中心にkissをすると、中から蜜が出ている。

「Amatoが欲しい」
俺はもう準備が出来ている、素早くコンドームをつけて彼女の脚を抱えた。
中心にゆっくりと入っていく。
奥まで入れて彼女を抱きしめる、kissをすると長く続いた。

「体が熱いの」
彼女は感じているのか、熱を帯びている。
最初に抱いた時、人形のような冷たさを感じていた。
人種的なものかと思っていたが、今日は違う。
俺は反応をみながら、ゆっくりと動いていった。

「いい、もっと動いて」
小さな声だが、はっきりと要求している。
答えるように俺は上体を起こして、彼女を肉棒で突き上げた。

「あん、当たる」
分かり易い答えが返ってくる。

「どう、いいの？」
判っているが、聞いてみる。

「いいの、もっと」
絞り出すような声で返事がくる。
彼女は、今の限界なのか、荒れた呼吸に嬌声が混じっていた。
俺は我慢するのを止めて、一気に動きを速めた。
脳に快感が広がり、彼女の中で発射した。

「ああ、いい」
俺の動きが止まって、彼女に覆い被さる。
強く抱きしめたら、声を漏らした。
暫くそのまま抱き合っていたが、離れてゴムを外す。
精液が漏れないように口を縛った。

「初めての気持ち良さだった、夢みたい」
Aurelijaが上気した赤い顔で俺に話してくれる。

「お互いの気持ちが通じたんだ。もっと気持ち良くなれるよ」

「コンドームつけなくて、よかったのに」

「いや、ケジメだ。安全は、お互いに責任を持つべきだろ」

「Amatoがそうしたいなら、否定しないけど」
そう言って、俺に抱きついてきた。
俺はkissで答える、そのまま２回目に突入した。

「昨日はどうだった？」
夕方、帰って来たFaruqが俺に尋ねた。

「楽しい時間を過ごせたよ」

「それは良かった」
これ以上聞いて来ないのが、奴の良いところだ。
だから、俺たちは上手く行っている。

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