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第2章 Freshman
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8月最後の週末は、大学の講義開始に向けて準備をする予定だった。
が、土曜日の朝から、ルームメイトのChrisが部屋を引っ越しをしている。
どうやらFraternityという男子社交クラブに入る為に、入会を目指す仲間と同室になるようだ。
土曜日の午後は、国際センターで開催された留学生交流会にJackie、Furuq、Cynthia、Minju、Marikaと6人で参加した。
Aurelijaが参加してないのは気になったが、あれから連絡は無い。
どっちにしても彼女が心開くまでは、俺からのアプローチは控えておく。
「初めまして、sophomoreの石田 彩音です。後輩が二人も入って来て、嬉しい」
「督木海人です、よろしくお願いします」
「藤林 茉莉花です、お姉様がいるのは頼りになります、仲良くして下さい」
もう一人、日本人の先輩がいるようだが、インターシップに出ていた。
「International Dayのイベントでは、各国の料理を作るの。
去年は、私と男子の先輩二人で肉じゃがを作った。今年は二人共、戦力として考えておくからね」
彩音先輩は大学内で食品を配布しているFOOD PANTRYや、古着を無料で貰えるFree Closet、日用品や学用品を配布しているSustainability Officeなどを教えてくれた。
Jackie、Furuq、Cynthia、Minjuも先輩たちと交流出来て、色々とネットワークを広げたようだ。
みんなで夕食を取りながら、情報交換をした。
「Amato、ルームメイトが引っ越したらしいな」
「ああ、一人だと他人に気を使わなくて済むよ.
このまま、ずっと一人にしてくれないかな」
「俺が引っ越して来たら、ダメかな?」
「いや、変な奴が入ってくるより、Faruqなら安心だ」
「じゃあ、寮長に掛け合ってみる」
Faruqは、前からルームメイトに不満だった。
日曜日の午前中、留学生仲間が集まってFaruqの引っ越しを手伝った。
相変わらず持ち物全てに金が掛かってる、ゲームPCにゲーミングモニター、キーボードにマウスまで一流品だ。
奨学金を貰ってギリギリの生活をしている学生からしたら、嫌な奴に違いない。
本人はまったく悪気はないのが、余計にイラつくはずだ。
2時間で大体の引っ越しは終了、Faruqのおごりでベトナム料理店でランチを食べた。
午後は書道具バッグを持って、ArtGangのスタジオを訪問した。
久しぶりの書道は、自分でも驚くほど腕が落ちている。
練習用の半紙が真っ黒になるほど、書き散らかす。
半紙ですらここでは手に入らないので、大事に使っていくしかない。
1時間ほど練習して、最後にアルファベットで俺とFaruqの名前を半紙に書き上げた。
全然不満だが、ドアに貼る名札だと割り切る。
スタジオが気に入ったので、ArtGangに入部届を書いて出した。
が、土曜日の朝から、ルームメイトのChrisが部屋を引っ越しをしている。
どうやらFraternityという男子社交クラブに入る為に、入会を目指す仲間と同室になるようだ。
土曜日の午後は、国際センターで開催された留学生交流会にJackie、Furuq、Cynthia、Minju、Marikaと6人で参加した。
Aurelijaが参加してないのは気になったが、あれから連絡は無い。
どっちにしても彼女が心開くまでは、俺からのアプローチは控えておく。
「初めまして、sophomoreの石田 彩音です。後輩が二人も入って来て、嬉しい」
「督木海人です、よろしくお願いします」
「藤林 茉莉花です、お姉様がいるのは頼りになります、仲良くして下さい」
もう一人、日本人の先輩がいるようだが、インターシップに出ていた。
「International Dayのイベントでは、各国の料理を作るの。
去年は、私と男子の先輩二人で肉じゃがを作った。今年は二人共、戦力として考えておくからね」
彩音先輩は大学内で食品を配布しているFOOD PANTRYや、古着を無料で貰えるFree Closet、日用品や学用品を配布しているSustainability Officeなどを教えてくれた。
Jackie、Furuq、Cynthia、Minjuも先輩たちと交流出来て、色々とネットワークを広げたようだ。
みんなで夕食を取りながら、情報交換をした。
「Amato、ルームメイトが引っ越したらしいな」
「ああ、一人だと他人に気を使わなくて済むよ.
このまま、ずっと一人にしてくれないかな」
「俺が引っ越して来たら、ダメかな?」
「いや、変な奴が入ってくるより、Faruqなら安心だ」
「じゃあ、寮長に掛け合ってみる」
Faruqは、前からルームメイトに不満だった。
日曜日の午前中、留学生仲間が集まってFaruqの引っ越しを手伝った。
相変わらず持ち物全てに金が掛かってる、ゲームPCにゲーミングモニター、キーボードにマウスまで一流品だ。
奨学金を貰ってギリギリの生活をしている学生からしたら、嫌な奴に違いない。
本人はまったく悪気はないのが、余計にイラつくはずだ。
2時間で大体の引っ越しは終了、Faruqのおごりでベトナム料理店でランチを食べた。
午後は書道具バッグを持って、ArtGangのスタジオを訪問した。
久しぶりの書道は、自分でも驚くほど腕が落ちている。
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半紙ですらここでは手に入らないので、大事に使っていくしかない。
1時間ほど練習して、最後にアルファベットで俺とFaruqの名前を半紙に書き上げた。
全然不満だが、ドアに貼る名札だと割り切る。
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