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第1章 Start
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語学学校は4週間が過ぎて、基礎課程が終了した。
来週から本格的に、Academic Englishの授業が始まる。
それに合わせて、ルームメイトが入寮してきた。
Faruq al kamaliという、ドバイから来た男だ。
顎ひげを蓄えた精悍な顔で、筋肉質の体付きに浅黒い肌が野性的な印象を与えてる。
持ち物も洗練されたものだ、俺など足元にも及ばないほどお金持ちなんだろう。
二人になったので、共同生活のルールを決める事を提案した。
まずは寮の決まりを守る。
タバコ、マリファナ、酒、ドラッグは禁止。
夜、11時から朝の6時までは静かにする。
これには、二人共に従うしかない。
俺が要求したのは、他人の物を勝手に触らない。使わない事だ。
彼は自分がすることに口出しするなと、要求している。
Faruqがルール違反をしない限り、俺は口出ししないと約束した。
彼は、俺の物には興味が無いと言っている。
お互いが了解して、共同生活がスタートした。
月曜日の教室には新入生15人が登校しているが、ルームメイトのFaruqはいない。
2時限目からFaruqがやって来た、寝坊したんだろう。
「何で、起こしてくれなかった?」
授業が終わると直ぐにFaruqがやって来て、俺に怒鳴っている。
よく他人のせいに出来るものだと、俺は不思議だった。
「自分がする事に口出しするなと言ったのは、お前だ。
これから先も、俺は起こしたりしないぞ」
理不尽な怒りには、正論で返す。
顔を真っ赤にして怒るFaruqに、俺は仲間を紹介した。
「みんな、俺のルームメイトになったFaruq《ファリーク》だ。」
「よろしく、Faruq。Cynthia Yanよ」
「Minju Anです、よろしく」
「Jacky Rinだ。Faruq、仲良くしようぜ」
3人が挨拶したので、Faruqは驚いていた。
「Faruq al kamaliだ。みんな、よろしく」
バーガーショップで、ランチをする。
Faruq はビーガンメニューを頼んで、俺はいつものバーガーメニューにした。
さっそくJackyとFaruq は、PCゲームの話で盛り上がっている。
オタクは世界中にいるんだと認識させられたが、女二人はうんざりしているようだ。
午後は、Bowman Athletic Centerに行った。
1時間のトレーニングは辛いが、気分転換には最高だし、時間に追われないシャワータイムは最高だ。
部屋に戻ると、Faruq が俺に話しかけてきた。
「Amatoは、どっちの女が好みなんだ?」
「二人に恋愛感情は無いよ、勉強仲間でいいんだ」
「でもCynthiaとKissしたんだろ」
「あれはパーティのハプニングだ、それ以上の意味は無い」
誰だよ、こんな話までしたのは。
少し、イラっとした。
来週から本格的に、Academic Englishの授業が始まる。
それに合わせて、ルームメイトが入寮してきた。
Faruq al kamaliという、ドバイから来た男だ。
顎ひげを蓄えた精悍な顔で、筋肉質の体付きに浅黒い肌が野性的な印象を与えてる。
持ち物も洗練されたものだ、俺など足元にも及ばないほどお金持ちなんだろう。
二人になったので、共同生活のルールを決める事を提案した。
まずは寮の決まりを守る。
タバコ、マリファナ、酒、ドラッグは禁止。
夜、11時から朝の6時までは静かにする。
これには、二人共に従うしかない。
俺が要求したのは、他人の物を勝手に触らない。使わない事だ。
彼は自分がすることに口出しするなと、要求している。
Faruqがルール違反をしない限り、俺は口出ししないと約束した。
彼は、俺の物には興味が無いと言っている。
お互いが了解して、共同生活がスタートした。
月曜日の教室には新入生15人が登校しているが、ルームメイトのFaruqはいない。
2時限目からFaruqがやって来た、寝坊したんだろう。
「何で、起こしてくれなかった?」
授業が終わると直ぐにFaruqがやって来て、俺に怒鳴っている。
よく他人のせいに出来るものだと、俺は不思議だった。
「自分がする事に口出しするなと言ったのは、お前だ。
これから先も、俺は起こしたりしないぞ」
理不尽な怒りには、正論で返す。
顔を真っ赤にして怒るFaruqに、俺は仲間を紹介した。
「みんな、俺のルームメイトになったFaruq《ファリーク》だ。」
「よろしく、Faruq。Cynthia Yanよ」
「Minju Anです、よろしく」
「Jacky Rinだ。Faruq、仲良くしようぜ」
3人が挨拶したので、Faruqは驚いていた。
「Faruq al kamaliだ。みんな、よろしく」
バーガーショップで、ランチをする。
Faruq はビーガンメニューを頼んで、俺はいつものバーガーメニューにした。
さっそくJackyとFaruq は、PCゲームの話で盛り上がっている。
オタクは世界中にいるんだと認識させられたが、女二人はうんざりしているようだ。
午後は、Bowman Athletic Centerに行った。
1時間のトレーニングは辛いが、気分転換には最高だし、時間に追われないシャワータイムは最高だ。
部屋に戻ると、Faruq が俺に話しかけてきた。
「Amatoは、どっちの女が好みなんだ?」
「二人に恋愛感情は無いよ、勉強仲間でいいんだ」
「でもCynthiaとKissしたんだろ」
「あれはパーティのハプニングだ、それ以上の意味は無い」
誰だよ、こんな話までしたのは。
少し、イラっとした。
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