（完結） 転生して１６歳から人生やり直し

番外編 許してみた

「二人がそこまで言うなら、俺たちは見てるしかないな」

一番辛いであろう、結奈の父親が言い出した。
娘がしっかりと決心してる以上、父親は無力だ。

「ちゃんとケジメは、つけられるのね」
結奈の母親が確認している。

「私達はちゃんと避妊もしているし、イキがって校則違反もしない。
みんなに認められて、付き合いたいの」
結奈はハッキリと言い切った。

「堂々とsexしますとは言わないけど、他人から後ろ指を刺されるような真似はしない。
もし何かあれば、両親に一番最初に相談します」
光希の言葉も頼もしかった。

「普段の二人を見ていると、嘘やハッタリじゃないことは分かります。
当分の間、見守ると言うことでいかがでしょう」
光希の父親として、発言した。

「俺が高校生の頃には考えられないほど、しっかりしている」
結奈の父親は、感心していた。

「あそこまで言った以上、ちゃんとしなきゃね」
母親は、息子に念を押していた。

佐野家の皆さんが帰って、夕食になった。

「みんな、心配してたんだね」
光希がポツリと言った。

「二人が仲良くするのはいいの。
ただ、親は色々と考えるのよ」