278 / 323
第十六章 転身
9
しおりを挟む
Sunday Morning Bizの生放送に、出演した。
出雲真凛が引退したので、伊王蒼海として出演している。
「出演していた女性が急に男性になるって、不思議な気分ですね」
林キャスターも戸惑いがあるようだ。
「私もまだ慣れませんね、少しだけメイクをして貰いました」
俺は、素直に気持ちを話す。
「こんな若者が、次々にプロジェクトを成功させているのには驚きです」
解説のおじさんが言ってる。
「私の力だけでは、ありません。
以前からみんながやりたがっていた事を、具体化しただけです」
「それを実現する事は、簡単じゃありません。
具体例を見て頂きましょう」
VTRが流れて、Japan Ladys Fashion Weekのvivacitasやsolemnity meetingの様子が放送されている。
「三島悠花さんや北宮芽亜里さんを、専属モデルに抜擢しました。
その意図をお聞きしたいんですが、いかがですか?」
「今やブランドの専属モデルは、衣装を着こなすだけでは務まりません。
生き方やその人の背景まで、求められます。
二人はvivatitas/solemnityに相応しい人物だと思ったから、お願いしました」
「勝算が有った?」
「自信はあったんですが二人に直接会って、いけるって確信が持てました」
「これから、プロデューサーとしてやりたいことはありますか?」
「たくさん有るんですが、目の前の事から一つずつ結果を出したいです」
「今、手掛けている案件があるんですね」
「近いうちに、公表出来ると思います」
何とか無事に、番組は終わった。
番組後にSNSを見ると、男性で出演したことが好評なようだ。
考えれば、男性としてTVに出たことは初めてだ。
真凛の時代に男装で出たことは有るが、これからは男性で出ることになる。
TVに出る機会は減るだろうが、報道されることに慣れる必要が出てきた。
出雲真凛が引退したので、伊王蒼海として出演している。
「出演していた女性が急に男性になるって、不思議な気分ですね」
林キャスターも戸惑いがあるようだ。
「私もまだ慣れませんね、少しだけメイクをして貰いました」
俺は、素直に気持ちを話す。
「こんな若者が、次々にプロジェクトを成功させているのには驚きです」
解説のおじさんが言ってる。
「私の力だけでは、ありません。
以前からみんながやりたがっていた事を、具体化しただけです」
「それを実現する事は、簡単じゃありません。
具体例を見て頂きましょう」
VTRが流れて、Japan Ladys Fashion Weekのvivacitasやsolemnity meetingの様子が放送されている。
「三島悠花さんや北宮芽亜里さんを、専属モデルに抜擢しました。
その意図をお聞きしたいんですが、いかがですか?」
「今やブランドの専属モデルは、衣装を着こなすだけでは務まりません。
生き方やその人の背景まで、求められます。
二人はvivatitas/solemnityに相応しい人物だと思ったから、お願いしました」
「勝算が有った?」
「自信はあったんですが二人に直接会って、いけるって確信が持てました」
「これから、プロデューサーとしてやりたいことはありますか?」
「たくさん有るんですが、目の前の事から一つずつ結果を出したいです」
「今、手掛けている案件があるんですね」
「近いうちに、公表出来ると思います」
何とか無事に、番組は終わった。
番組後にSNSを見ると、男性で出演したことが好評なようだ。
考えれば、男性としてTVに出たことは初めてだ。
真凛の時代に男装で出たことは有るが、これからは男性で出ることになる。
TVに出る機会は減るだろうが、報道されることに慣れる必要が出てきた。
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる