234 / 323
第十三章 変革
19
しおりを挟む
夜に新宿のホテルで、打ち上げパーティが行われた。
加山社長が挨拶をして、一ノ瀬社長が乾杯の音頭をとった。
「君が、本気で仕事をしているところを見せてもらった。
美しくて、感動したよ」
一ノ瀬社長が、俺の仕事ぶりを褒めてくれた。
「今回のショーは最高の舞台です。
スタッフ全員で仕事をして、ステージに立てました」
「みんなが君を盛り上げようとするのも、リーダーの資質の一つだ」
「今日は褒められていればいい」隣で聖苑が言っていた。
今日のJLW限定商品は完売した。
一ノ瀬社長は、買収した企業のスタートに手ごたえを感じてるようだった。
「真凛ちゃんと仕事して、楽しかった」
東條恵里衣が笑っていた。
「私が抱っこしたステージのモデルが、今日のメイクアップアーチストだった」
「月奈さん、あの時のモデルだったんだ」
「大人のモデルになれなくて、一ノ瀬聖苑がスカウトした」
「今や、トップスタイリストだもん。真凛ちゃん、凄すぎる」
「私の力じゃない、彼女の努力だよ」
「また一緒に仕事しようね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
シャンパンで乾杯した。
「私、どうしたらいいんでしょうか?」
野原美穂は迷っていた。
「美穂は私が見たアイドルの中で、一番モデルに向いてる。
私の妹より、ずっとモデルの才能がある」
「真凛さんに言われると、信じたくなる」
「ただスタイルだけでは、トップモデルにはなれない。
強烈な個性が大事だ」
「どうすれば?」
「それが分かれば、みんなやってる。
自分でもがき苦しんで、作るしかないんだ」
「見ててください、きっと夢を掴みます」
「期待してる」
握手した手の力は、強かった。
「お前は、ずいぶん美穂の事を買ってるんだな」
田中社長はさりげなく聞いていたようだ。
「早く契約したほうがいい。他所に取られても知らないよ」
「分かってる、俺に任せろ」
考えていることは、社長も一緒だった。
加山社長が挨拶をして、一ノ瀬社長が乾杯の音頭をとった。
「君が、本気で仕事をしているところを見せてもらった。
美しくて、感動したよ」
一ノ瀬社長が、俺の仕事ぶりを褒めてくれた。
「今回のショーは最高の舞台です。
スタッフ全員で仕事をして、ステージに立てました」
「みんなが君を盛り上げようとするのも、リーダーの資質の一つだ」
「今日は褒められていればいい」隣で聖苑が言っていた。
今日のJLW限定商品は完売した。
一ノ瀬社長は、買収した企業のスタートに手ごたえを感じてるようだった。
「真凛ちゃんと仕事して、楽しかった」
東條恵里衣が笑っていた。
「私が抱っこしたステージのモデルが、今日のメイクアップアーチストだった」
「月奈さん、あの時のモデルだったんだ」
「大人のモデルになれなくて、一ノ瀬聖苑がスカウトした」
「今や、トップスタイリストだもん。真凛ちゃん、凄すぎる」
「私の力じゃない、彼女の努力だよ」
「また一緒に仕事しようね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
シャンパンで乾杯した。
「私、どうしたらいいんでしょうか?」
野原美穂は迷っていた。
「美穂は私が見たアイドルの中で、一番モデルに向いてる。
私の妹より、ずっとモデルの才能がある」
「真凛さんに言われると、信じたくなる」
「ただスタイルだけでは、トップモデルにはなれない。
強烈な個性が大事だ」
「どうすれば?」
「それが分かれば、みんなやってる。
自分でもがき苦しんで、作るしかないんだ」
「見ててください、きっと夢を掴みます」
「期待してる」
握手した手の力は、強かった。
「お前は、ずいぶん美穂の事を買ってるんだな」
田中社長はさりげなく聞いていたようだ。
「早く契約したほうがいい。他所に取られても知らないよ」
「分かってる、俺に任せろ」
考えていることは、社長も一緒だった。
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる