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第十二章 新機軸
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午後のツーショット撮影会が始まった。
月奈が午後から参加したが、若い女子がいっぱい並んでいる。
一ノ瀬社長の代わりに、聖苑が登場して大騒ぎになった。
あっという間に、大行列になった。
列が分散するかと思ったが、俺と沙織は、休憩無しで2時間頑張った。
午後3時に閉会の予定だったが、1時間延長された。
休憩を挟んで、ラスト30分。
沙織と組んで、4人以上限定ショットに切り替える。
少しでも大勢の皆さんと、撮影するためだ。
休憩中に、マイク放送で呼びかけていた。
出ていくと、何十組もいる。
気合を入れて、撮影を始めた。
両側に俺と沙織が立って、真ん中がグループだ。
流れ作業で30分、奇跡的に全組撮影出来た。
楽屋戻って、おやつを頂く。
和菓子にお茶だが、すごくリラックス出来た。
これで終わりじゃない、今日一日手伝ってくれたスタッフと撮影会。
俺と美那、沙織と月奈でグループ撮影会にして、時間短縮した。
午後5時。聖苑が企画した撮影会が、事故無く完了した。
「長かった、こんなに気を張った一日は記憶に無い」
「結局、6000人が来たんだろ。
それだけの人を預かったら、頭パンクしちゃうよ」
「たぶん心配して、父が1時間責任者を代わってくれた」
「社長も、どこか聖苑に甘いよね」
「最近、少し優しくなった」
後は撤収を請け負った業者に任せて、一ノ瀬邸に向かう。
車内でSNSをチェックする。
もう数えきれないほど、画像が上がっていた。
「沙織ちゃん、可愛かった」
「ツーショット、ずっと笑顔で優しかった」
「真凛ちゃん、キレイだった」
「神イベント、親に感謝」
「美那ちゃん、すごいスタイルだった」
参加者の評判は良かったけど、アンチもいっぱいいた。
「沙織はグループの仕事キャンセルして、個人営業に走ってる」
いわれの無い中傷には腹が立つ。
「参加出来なかった負け惜しみだ。放っておこう」
俺より先に、美那が言った。
月奈が午後から参加したが、若い女子がいっぱい並んでいる。
一ノ瀬社長の代わりに、聖苑が登場して大騒ぎになった。
あっという間に、大行列になった。
列が分散するかと思ったが、俺と沙織は、休憩無しで2時間頑張った。
午後3時に閉会の予定だったが、1時間延長された。
休憩を挟んで、ラスト30分。
沙織と組んで、4人以上限定ショットに切り替える。
少しでも大勢の皆さんと、撮影するためだ。
休憩中に、マイク放送で呼びかけていた。
出ていくと、何十組もいる。
気合を入れて、撮影を始めた。
両側に俺と沙織が立って、真ん中がグループだ。
流れ作業で30分、奇跡的に全組撮影出来た。
楽屋戻って、おやつを頂く。
和菓子にお茶だが、すごくリラックス出来た。
これで終わりじゃない、今日一日手伝ってくれたスタッフと撮影会。
俺と美那、沙織と月奈でグループ撮影会にして、時間短縮した。
午後5時。聖苑が企画した撮影会が、事故無く完了した。
「長かった、こんなに気を張った一日は記憶に無い」
「結局、6000人が来たんだろ。
それだけの人を預かったら、頭パンクしちゃうよ」
「たぶん心配して、父が1時間責任者を代わってくれた」
「社長も、どこか聖苑に甘いよね」
「最近、少し優しくなった」
後は撤収を請け負った業者に任せて、一ノ瀬邸に向かう。
車内でSNSをチェックする。
もう数えきれないほど、画像が上がっていた。
「沙織ちゃん、可愛かった」
「ツーショット、ずっと笑顔で優しかった」
「真凛ちゃん、キレイだった」
「神イベント、親に感謝」
「美那ちゃん、すごいスタイルだった」
参加者の評判は良かったけど、アンチもいっぱいいた。
「沙織はグループの仕事キャンセルして、個人営業に走ってる」
いわれの無い中傷には腹が立つ。
「参加出来なかった負け惜しみだ。放っておこう」
俺より先に、美那が言った。
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