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第十二章 新機軸
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「真凛ちゃん、本番は凄かった」
「プロの本気、見せつけられた」出番待ちの素人モデルさんが、話している。
「成り切って下さい、みんなも出来ます」
みんなが頷いていた。
次の衣装に着替えて、応援していく。
最初のメンバーは、無難にこなしていた。
「出たら、楽しかったよ」
最初に出たメンバーが、出待ちのメンバーに伝える。
ここから空気が変わって、みんなレッスンより数段良くなってる。
俺が推薦した娘の出番が来た。
手をつかんで、一言話す。
「私に選ばれたんだ、きっと出来る」彼女は頷いていた。
「楽しんで」俺の声に後押しされて、出ていった。
クロスしたランウェイで、横顔が見える。
笑顔になっているのが、確認出来た。
「笑顔が良かった。君に決めてよかったよ」
戻ってきた彼女に言った。
急に泣き出して、「自分に自信が無かったんです」
「真凛さんのおかげで、少し自分が好きになりました」
やっと本音を吐き出してくれた。
手を持って、俺は話す。
「君は自分が思ってるより、何倍も可愛い。自信を持っていいんだ」
その後は、全員が無事にステージを終えた。
ラストに、俺と沙織、美那と月奈で3連続してランウェイを歩いた。
歓声が響き渡り、無事にショーは終った。
ショーの後、加山社長から挨拶があった。
「この度、一ノ瀬流通グループに入れて頂きましたsolemnityの加山でございます。
今回のショーを見て頂いて、大変に嬉しく思います。
というのも、今日のコレクションは倒産騒ぎで日の目を見なかったものでした。
せっかく作った製品を市場に出せない、我々にとってずっと心残りだったんです。
それを今回のショーで、やっと世の中に公開出来ました。
これだけのお客様の前で見て頂けたことに感謝して、挨拶といたします」
会場から拍手の嵐が起こり、しばらく鳴りやまなかった。
バックヤードに加山社長が来て、モデルたちを褒め称えた。
「素晴らしかった。
何より、皆さんの笑顔が良かった。
約束通り、今日着た衣装は皆さんにプレゼントします」
みんな衣装のまま、俺と沙織で挟んで、スマホ撮影会をした。
20人一気に終わらせて、握手をして休憩に入れた。
「ものすごい人だね。
アイドルの握手会より、みんなが優しいの」
「みんな、仲間だからな。ファンとは違うんだ」
「プロの本気、見せつけられた」出番待ちの素人モデルさんが、話している。
「成り切って下さい、みんなも出来ます」
みんなが頷いていた。
次の衣装に着替えて、応援していく。
最初のメンバーは、無難にこなしていた。
「出たら、楽しかったよ」
最初に出たメンバーが、出待ちのメンバーに伝える。
ここから空気が変わって、みんなレッスンより数段良くなってる。
俺が推薦した娘の出番が来た。
手をつかんで、一言話す。
「私に選ばれたんだ、きっと出来る」彼女は頷いていた。
「楽しんで」俺の声に後押しされて、出ていった。
クロスしたランウェイで、横顔が見える。
笑顔になっているのが、確認出来た。
「笑顔が良かった。君に決めてよかったよ」
戻ってきた彼女に言った。
急に泣き出して、「自分に自信が無かったんです」
「真凛さんのおかげで、少し自分が好きになりました」
やっと本音を吐き出してくれた。
手を持って、俺は話す。
「君は自分が思ってるより、何倍も可愛い。自信を持っていいんだ」
その後は、全員が無事にステージを終えた。
ラストに、俺と沙織、美那と月奈で3連続してランウェイを歩いた。
歓声が響き渡り、無事にショーは終った。
ショーの後、加山社長から挨拶があった。
「この度、一ノ瀬流通グループに入れて頂きましたsolemnityの加山でございます。
今回のショーを見て頂いて、大変に嬉しく思います。
というのも、今日のコレクションは倒産騒ぎで日の目を見なかったものでした。
せっかく作った製品を市場に出せない、我々にとってずっと心残りだったんです。
それを今回のショーで、やっと世の中に公開出来ました。
これだけのお客様の前で見て頂けたことに感謝して、挨拶といたします」
会場から拍手の嵐が起こり、しばらく鳴りやまなかった。
バックヤードに加山社長が来て、モデルたちを褒め称えた。
「素晴らしかった。
何より、皆さんの笑顔が良かった。
約束通り、今日着た衣装は皆さんにプレゼントします」
みんな衣装のまま、俺と沙織で挟んで、スマホ撮影会をした。
20人一気に終わらせて、握手をして休憩に入れた。
「ものすごい人だね。
アイドルの握手会より、みんなが優しいの」
「みんな、仲間だからな。ファンとは違うんだ」
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