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第十一章 激震
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結果が出てから、田中氏の行動は早かった。
ゲストモデルを探していたブランドを探し出し、春木プロデューサーに話を持ち込んだ。
古田美那を当社に迎えたい、そう言って口説いた。
「古田美那の気持ち次第だ」ここまで返事を引き出した。
「今のグループでトップが目指せるか?
モデルなら今からスタートしてもトップを目指せる。俺と一緒にやらないか?」
古田本人を目の前にして、熱弁をふるったそうだ。
「やる以上、中途半端はしたくない」
古田美那はfortunaを卒業することを決めて、公表した。
JLWには、ファッションブランドCauliflaからゲストモデルとして参加することになった。
「美雪ちゃん、泣いてた。田中さんひどい」
「古田美那の将来を考えたら、卒業も仕方がない」
俺は沙織を諭した。
「判ってるけど、許せないの」
「人の心配しているけど、お前は大丈夫なのか?」
「スタジアムライブが終わったら、ウォーキングレッスンに集中する」
3週間でウォーキングをマスターすることは無理がある。
何とか格好だけでも、決めてやりたい。
姿勢トレーニングを、東京に出て来てからずっとやらせておいて良かった。
スタジアムライブのレッスンが追い込みに入り、沙織は自分の部屋に戻れないほど疲れていた。
聖苑は、差し入れの準備で忙しい。
メンバーからのリクエストがかき氷だったので、色々と画策しているようだ。
夏休み真っ只中、週末の2日間fortunaのスタジアムライブが開催される。
熱狂の2日間が始まった。
ゲストモデルを探していたブランドを探し出し、春木プロデューサーに話を持ち込んだ。
古田美那を当社に迎えたい、そう言って口説いた。
「古田美那の気持ち次第だ」ここまで返事を引き出した。
「今のグループでトップが目指せるか?
モデルなら今からスタートしてもトップを目指せる。俺と一緒にやらないか?」
古田本人を目の前にして、熱弁をふるったそうだ。
「やる以上、中途半端はしたくない」
古田美那はfortunaを卒業することを決めて、公表した。
JLWには、ファッションブランドCauliflaからゲストモデルとして参加することになった。
「美雪ちゃん、泣いてた。田中さんひどい」
「古田美那の将来を考えたら、卒業も仕方がない」
俺は沙織を諭した。
「判ってるけど、許せないの」
「人の心配しているけど、お前は大丈夫なのか?」
「スタジアムライブが終わったら、ウォーキングレッスンに集中する」
3週間でウォーキングをマスターすることは無理がある。
何とか格好だけでも、決めてやりたい。
姿勢トレーニングを、東京に出て来てからずっとやらせておいて良かった。
スタジアムライブのレッスンが追い込みに入り、沙織は自分の部屋に戻れないほど疲れていた。
聖苑は、差し入れの準備で忙しい。
メンバーからのリクエストがかき氷だったので、色々と画策しているようだ。
夏休み真っ只中、週末の2日間fortunaのスタジアムライブが開催される。
熱狂の2日間が始まった。
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