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第七章 紆余曲折
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「皆さん、今晩は。今日は、月一レギュラーの真凛ちゃん登場です」
「今晩は、出雲真凛です」
「真凛ちゃん、何やら言いたい事があるようで」
「ええ。彼女が写真週刊誌に撮られて色々書かれたので、もう何でも話してスッキリしちゃおうと」
「何でもいいん?」
「聞かれる事に、全部答えますよ」
「聞いた?みんな、質問のメール待ってるで」
シーホークさんの一言で、物凄いスピードでメールが来る。
「じゃあ聞くで。彼女と付き合うきっかけは?」
「ナンパされましたね。いきなり付き合ってって言われました」
「彼女から?」
「ええ、入学式で一目惚れしたって言ってました」
「OKしたんや」
「田舎から出て来て、都会の彼女が眩しかったからイチコロでしたね」
「彼女が真凛ちゃんを作ったって本当ですか?って凄く多いんやが」
「本当ですね。
最初は彼女がメイクをしてくれて、洋服もスタイリングしてくれましたね」
「何で?」
「彼女は、中高一貫の女子高出身なんですよ。
だから男らしい男より、武蔵野歌劇団の男役のような恋人が欲しかった。
私を入学式で見つけて、これだって思ったみたいです」
「変態やな」
「初め、おかしな奴って思ってました」
「よく付き合ってやったな?」
「同棲を誘われたんですよ。
生活費を出してくれるって言うので、言うことを聞いてました」
「ヒモやないか」
「その代わり、家事一切をしてます」
「逆に損してない?」
「まあ、都内の一等地に住ませて貰ってますから」
「真凛ちゃんになるのは、平気やったん?」
「いや、抵抗はありましたよ。
女装って、したい人がするものなんです。
私はしたくないけど、彼女の為にしてた」
「愛やな」
「そうだったんですかね」
「そしてスカウトされたん?」
「いきなり、事務所に入れって言われましたね」
「netでは有名だったって来てる。それを見てスカウトが来た。
声をかけられて、やったぁって感じ?」
「いや、絶対なりたくないって拒否しました」
「彼女は?」
「事務所が、私にプロのメイクをして写真撮りたいって言うとOKしました」
スマホの写真を見せる、宣材写真が写っていた。
「デビュー前の宣材写真です」
「こりゃ、美人や。HPに載せていい?」
「いいですよ」
「そしてプロになった?」
「彼女が社長になって、プロ契約をしました」
「事務所には入らんかった?」
「大学を優先する為に、事務所には業務委託になりました」
「今晩は、出雲真凛です」
「真凛ちゃん、何やら言いたい事があるようで」
「ええ。彼女が写真週刊誌に撮られて色々書かれたので、もう何でも話してスッキリしちゃおうと」
「何でもいいん?」
「聞かれる事に、全部答えますよ」
「聞いた?みんな、質問のメール待ってるで」
シーホークさんの一言で、物凄いスピードでメールが来る。
「じゃあ聞くで。彼女と付き合うきっかけは?」
「ナンパされましたね。いきなり付き合ってって言われました」
「彼女から?」
「ええ、入学式で一目惚れしたって言ってました」
「OKしたんや」
「田舎から出て来て、都会の彼女が眩しかったからイチコロでしたね」
「彼女が真凛ちゃんを作ったって本当ですか?って凄く多いんやが」
「本当ですね。
最初は彼女がメイクをしてくれて、洋服もスタイリングしてくれましたね」
「何で?」
「彼女は、中高一貫の女子高出身なんですよ。
だから男らしい男より、武蔵野歌劇団の男役のような恋人が欲しかった。
私を入学式で見つけて、これだって思ったみたいです」
「変態やな」
「初め、おかしな奴って思ってました」
「よく付き合ってやったな?」
「同棲を誘われたんですよ。
生活費を出してくれるって言うので、言うことを聞いてました」
「ヒモやないか」
「その代わり、家事一切をしてます」
「逆に損してない?」
「まあ、都内の一等地に住ませて貰ってますから」
「真凛ちゃんになるのは、平気やったん?」
「いや、抵抗はありましたよ。
女装って、したい人がするものなんです。
私はしたくないけど、彼女の為にしてた」
「愛やな」
「そうだったんですかね」
「そしてスカウトされたん?」
「いきなり、事務所に入れって言われましたね」
「netでは有名だったって来てる。それを見てスカウトが来た。
声をかけられて、やったぁって感じ?」
「いや、絶対なりたくないって拒否しました」
「彼女は?」
「事務所が、私にプロのメイクをして写真撮りたいって言うとOKしました」
スマホの写真を見せる、宣材写真が写っていた。
「デビュー前の宣材写真です」
「こりゃ、美人や。HPに載せていい?」
「いいですよ」
「そしてプロになった?」
「彼女が社長になって、プロ契約をしました」
「事務所には入らんかった?」
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