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しおりを挟むふっ、と目を開けると、隣で朱音がすぅすぅと寝息を立てていた。俺はあのまま朱音の腕にしがみついて寝ていたようだ。
上半身を起こすと、なんとも言えない倦怠感を覚えた。頭が痛くてはっきりしない。全身が重い。ちょっと熱っぽい気もする。
本当に久しぶりに感じるSub特有の欲求不満の症状だ。
高校の頃はともかく、大学ですらほとんど毎日誰かとplayやセックスをしていた。だから、こんなに実感するのは本当に久しぶりだった。
ベッドから降りてキッチンに向かう。冷蔵庫を開けて水のボトルを取り、未開封の蓋を開けるのに苦労した。
それでやっとの思いで水を飲んで、やっぱり気持ち悪くなった。
水にも味があったんだってことを思い知った。それがなくなってしまった今、口に入れるものが全て得体の知れない気持ち悪いものに思える。
結局、昨日はハンバーガーを二口食べて残した。朱音は何も言わずに残りを食べてくれた。それから、徹さんがせっかく買ってきてくれた鰻重も、一口、それも箸先にちょこっとの量を食べて気持ち悪くなった。
この先、本当に何も食べられないままなのか?
でも空腹は感じないのだ。だから問題ないのでは?
もうわけがわからない。
何か好きなものなら食べられるだろうか?子どもの頃から好きなもの、とか……
家ではいつも、光貴が買ってくるコンビニの何かだった。そんなのはいちいち覚えてない。
小学校の給食は?
それもあんまり印象が残ってない。なにせ小学校なんて全く楽しくもなかったから。俺はちょっといじめられていた。家庭環境もそうだけど、俺自身が冷めた小学生だったから。
でも学校から帰ると、朔と輝利哉が遊んでくれるから、だから仕方なく学校に行っていた。
その時中学生だった二人が、どうして小学生の俺と遊んでくれることになったのかはわからない。駄菓子まで奢ってもらってた。それも当然のように。
なんで小学生の俺と、中学生の輝利哉と朔は知り合ったんだろう。駄菓子まで奢ってもらうような関係を、どうやって築いたんだ?
それまでに、例えば小学校の校舎内で、二人と会話した覚えはない。だって俺は、小学生の頃に学校で誰かとまともに会話した覚えもないんだから。
いや違う。正確に言えば、小学校に上がる前も、小学校低学年の頃のことも全く思い出せない。
やっぱり俺の頭の中は、どんどん昔の事を忘れてる。
なんとなくそうなのかもしれない、とは思っていた。徹さんとの会話で、俺がおかしいのはなんとなく察してた。
それで思い返してみると、昔の記憶から消えてるのはわかったが、比較的最近のことも、細かいところが思い出せない。
例えばあの、最後のクリスマスパーティーの日。
恵介さんのことは覚えてる。その彼氏の、謎の発言を連発する高城さんのことも。もちろん、いつでも仏頂面の葉一先輩のことも。
でもその妹と弟の名前や顔は思い出せない。たくさん話をしたはずなのに。
高校の頃に俺を買ってたあのDomの名前も顔も、思い出せない。世話になった先生がメガネをかけていたことしか覚えてない。いつどこで、なんで話をするようになったのかも、なんの話をしたのかも、つい最近徹さんに話したはずなのに思い出せなくなっている。
キーン、と耳鳴りがした。それは、欲求不満で頭痛がする俺に、さらに苦痛をもたらした。
頭がズキズキと痛んで、少し吐き気がした。ギュッと目を瞑って目の前のシンクに手をついて倒れないように踏ん張る。
「侑李!侑李!」
腕を掴まれてはっ、と顔を上げた。急に触れられてびっくりした。
「大丈夫か!?何度も呼んだのに、全然反応しないと思ったら、急にふらついたから焦ったわ」
「ん、平気だよ……」
朱音の険しい顔を見ながら、ニッコリ笑って答える。
「なあ、すげぇ顔色悪いけど、体調悪い?」
「そんなことないよ」
「ウソだろ。おれも一応Domなんだぜ?お前の本能が助けてって言ってんのはバレてんだよ」
それもそうだ。ここまで不調が出たら、もちろん近くにいるDomには気付かれるだろう。
「抑制剤は?飲めばちょっとはマシになるだろ」
「持ってないよ。俺さ、抑制剤ってちゃんと飲んだことないんだ」
「……は?病院に行く金もなかったのか?市販のは安いけど、体質が合わない奴がいるのも確かだが……」
「そうじゃなくて、欲求を抑えちゃったら、客が満足できないだろ?だから兄ちゃんに飲むなって言われてたんだよ」
朱音は複雑な顔をして俺を見ていた。何を考えているんだろう。ちょっと悲しそうなのは、俺の気のせいかな?
「だからね、兄ちゃんのところへ帰れば、何も問題ないんだよ。また誰か連れてきてくれる。俺はそれで、気持ち良くしてもらって満足できるから。帰れるまで我慢しないと……兄ちゃん、はやく、帰ってもいいって言ってくれないかな」
その時、目の前の朱音が俺の背中に両腕を回して、ギュッと抱き締めてきた。朱音は俺より数センチしか背が高くないから、自然と息遣いが耳の近くに聞こえた。
なんだか、泣いてるのかな?そんな感じがした。でもしばらくして体を離すと、朱音はニッと笑って言った。
「侑李、おれとしよう」
「はあ?なんで?」
急なお誘いに驚いた。首を傾げると、朱音は照れた笑みを浮かべた。
「いや、そりゃ昨日会ったばっかの奴とはいやだよな」
「そういうわけじゃないよ。今更だし。俺のことより、朱音はいいの?」
「おれはほら、フリーセックス、フリーplayだから!」
確かにDomにしてもらった方が負担はない。抑制剤は効果が抜けるまで時間がかかるし副作用もある。
「せっかくだから楽しもうぜ。ほら、おいで」
手を引かれてベッドへ向かう。端に腰掛けた朱音が、ニッコリして言った。
「セーフワードは“助けて”にしよう」
「助けて?なんで?」
「侑李が自分で言えるようにならないと意味がないから」
どういう意味だろう?聞く前に朱音が言う。
「侑李の嫌いなことは?それは絶対にしないって約束する」
「嫌いなことなんてないよ。朱音がしたいことしていい」
「それは違う。確かにおれと侑李は友達……友達だよな?」
急に自信をなくした顔で俺を伺うので、クスクス笑って頷いた。
「そっか、よかった。おれだけそう思ってんなら恥ずかしいなと思ってさ。まあ、ともかく、おれたちは友達で対等なんだ。お互いに気持ち良いことだけして、お互いにウィンウィンであるべきなんだ」
「はあ…?」
「侑李がして欲しいならなんでもする。ここ、まだオモチャとか置いたままだし。でもおれもしたいことする。侑李はちょっとでも嫌だと思ったら拒否していい。セーフワードじゃなくても、嫌なことは嫌だって言ってくれ。おれもされて嫌なことは拒否する。DomだとかSubだとか関係なくさ、同じ人間なんだから、ゲームでもスポーツでも、なんでも対等なルールの上で楽しむだろ?playも同じことだよ」
ちょっと一理あるなと思った。今まで拒否なんて意味ないし、嫌がれば逆に喜ばせてしまうと思っていた。本気で嫌がるSubを支配するのが好きな奴も確かにいるし、俺が相手してきた連中はみんなそんな感じだった。
「スポーツって言われると笑えるな」
「例えば、だよ。侑李は本当に一方的に支配されたい?それとも、愛されたい?おれはどっちもできるよ。それにどっちも好き」
そう言って不敵な笑みを浮かべる朱音は、Domが Subに向ける特有の目をしていた。一見華奢で幼い印象の見た目とは違う。朱音はちゃんとしてくれるDomだ。俺の本能が惹かれた。輝利哉と朔以外では初めて委ねてもいいと思った。
「じゃあ、どっちもって言ったら欲張り?」
「いや全然。正直なSubは好きだよ」
俺はニッコリ笑って、朱音の言葉を待った。朱音は真っ直ぐ俺に視線を向けたまま、優しい表情と声で命令する。
「Kneel」
体の芯がゾワっとして、膝から力が抜けた。ぺたりと尻を落として座ると、朱音が手を伸ばしてきて俺の頭を撫でた。
それも、わしゃわしゃ、わしゃわしゃと、まるで犬か猫にするみたいに。
「ちょ、ちょっと!やめろよバカ!」
「アハハ!Command言ってバカって言われたの初めてだ」
「俺だってこんな体勢で撫でくりまわされたことなんてないよ!」
「でも嬉しそうだったぜ。侑李、頭撫でられるの好きなんだ?」
クッ!そうだけど、素直にそうだって認めたくない。なんだかムカつく!
でもそんな感情もバレバレで、朱音はクスクスと笑った。
「可愛いなぁ侑李は。じゃあ、口でしてもらおっかな。Lick」
優しいCommandに頭がクラクラする。こんな感覚は久しぶりだ。輝利哉と朔と最後にして以来だ。
朱音の足の間に座って、そっとズボンと下着を下げる。体格の割に朱音のそこは想像より大きくて、まだ芯を持ち始めたばかりのそれをペロリと一度舐める。ピクッと反応して、見上げると朱音はジッとこっちを見つめていた。
その興味深げな視線に晒されながら、俺はいつものように丁寧に舐め始めた。徐々に硬くなっていくそれを口に収めて、舌と唾液を絡ませて、ゆっくり深く飲み込んでいく。時々朱音の表情を確認して、気持ちよさそうなところを見つけると、重点的に刺激した。
「上手いな……侑李は気持ち良い?」
「ん、きもひぃ……」
「ほんと?」
と、朱音が足で俺のズボンと下着を下げる。ブルっと俺のそこが飛び出して、朱音はまたクスクスと笑った。そのまま、朱音は動かなかった。俺はちょっと不安になってきた。
いつもならみんな、そのうち勝手に動き出して、俺の頭を押さえつけて髪を引っ張りながら、喉奥にブチ込んで勝手に果てるのに。朱音はしなくていいのか?
咥えて舐めながら、チラリと朱音を見た。優しい笑みを返してくれる。
「どうしたの?疲れた?」
「……喉に突っ込まないの?」
「侑李にとってそれが気持ち良いことならやるよ。自分から奥にあてたことある?今まで本当に気持ちよかった?」
不思議だった。そうやって聞かれて、自分でやったことなんてもちろんないな、と思った。いつも無理矢理突っ込まれて、気付いたら終わってる。何が気持ち良いとかわからないまま、自分もイって、次に移る。まるで作業だな、と思った。
だから俺はこの時、初めて自分から受け入れてみようと思った。ガチガチに硬くなって、少し上に沿った朱音のものを、深く飲み込んだ。
上顎に強く当たるとゾワゾワして気持ち良い。これは好き。朱音も気持ちよさそうに顔を歪めて笑った。嬉しい。
この先は、確かに苦しい。でも朱音が嬉しそうにするから、俺も嬉しいし、もっと気持ち良くなって欲しい、なんて思った。
「ンッ、侑李……大丈夫か?」
ほとんど根本まで咥えて、朱音の先が喉の奥に触れる。苦しいけど、気持ち良い。圧迫感がたまらない。息苦しさを感じ、生死を握られているような感覚が気持ち良くて、思わず涙が溢れた。
「ゲホッ、はぁ、はぁ」
ズルッと自分のものを引き抜いた朱音が、優しく頭を撫でてくれる。
「本当に気持ち良いんだな」
そう言われて、自分が射精したのに気付いた。ボタボタとまだ余韻をこぼしている自分自身が目に入って、みるみる顔が熱くなった。
「どうせ俺は変態だよ」
「そんなこと言ってないだろ。おれは嬉しかったよ?あんな美味しそうに飲み込んでくれる子なんていないから。ほら、おいで。次はおれがご褒美をあげる番!」
腕を取られてベッドに寝かされる。服を脱がされて裸になると、朱音もサッと全部脱いで、俺の上に覆い被さる。
チュッ、と軽いキス。それから、丁寧に舌を絡めて深く唇を合わせる。
「ふぁ、ぁっ、ンッ、んふ、ぁ」
「侑李はキスも好きなんだ?」
「……そんなこと、ない」
「ええ、本当かな。素直になった方が気持ち良いよ?」
と言われても、普段は誰もそんなこと聞いてこないし。でもそうだな、本当は、こうやって深く唇を合わせて、舌を絡めて、溶け合いそうなキスは好き。輝利哉も朔も、息苦しくなるまで離してくれなくて、でもそれが本当は嬉しかった。
朱音は俺の唇を犬みたいにペロペロ舐めながら髪をすいて、ニッコリ笑みを向けてくる。
「おれはキスするのも、されるのも好き。スキンシップにはちょうどいいだろ?」
「もお、さっきからなんだよ?甘すぎるよ……」
「おれはさ、可愛いSubをドロドロに甘やかしたいんだ。痛いだけ、苦しいだけ、それでイかされて終わりなんて虚しいだけだぜ。おれたちには第二性があるからこそ、お互いを理解し合う、本能って機能があるだろ。自分の欲を満たす為のものじゃない。惹かれあって求め合って、満たし合うための情報収集ツールのひとつだっておれは思ってる」
「なにそれ。難しいよ」
「要するに、おれはDomだから、侑李の好きなことも嫌なことも、見てればわかるってことだよ」
朱音が手を動かして、頬を撫で、胸を撫でて、ソロソロと下腹部を掠めて俺の中心に触れる。
そのまま朱音は、きゅっと俺のものを握ってゆるゆると動かした。もどかしい。もっと、激しく触って欲しいし、後ろに挿れてぐちゃぐちゃにして欲しいのに。
「あっ、はぁ、ヤダ…!」
「いや?でもすごく濡れて震えてる。そんなに胸逸らして、舐めて欲しいの?」
俺が頷くと、朱音は手を止めて胸に触れた。それから片方に舌を這わせて吸い上げる。ちゅ、くちゅ、とイヤらしい音を立てて、乳首を舐める朱音と目が合う。
なんだかひとつひとつの動きが優しく甘く、的確だった。欲しい時に欲しいものを、ちゃんと与えてくれる。初めて相手してもらっているはずなのに、本当に朱音は俺を理解しているんじゃないかって思った。
「侑李は素直に気持ち良くなって、いっぱいイってて」
部屋にあったローションで後ろを解しながら朱音が言い、俺は頷いて身を任せた。たくさんキスをして、弱いところを舐めたり噛んだりして、優しく頭を撫でてくれる。
「さてと、侑李、可愛くおねだりしてみて」
もう待ちきれない、と俺は羞恥もなく足を広げて腕で抱え、秘部を晒して言った。
「はぁ、も、早く挿れて!ぐちゃぐちゃにして!」
「言えてえらいね」
「ンッ、あ、ああっ!!」
ぐちゅ、と丁寧に濡らされた後ろに朱音のが入ってくる。一度深くまで埋めて、ふう、と朱音が耳元で息を吐く。それだけで背筋が震えた。
「侑李ん中すごく熱い。気持ちいい。侑李も言ってな?気持ちいいところ全部教えて」
そう言って、ズルッと抜くと、また奥まで埋める。ゆっくりだった動きが次第に速くなり、快感に頭が真っ白になった。
「あ、ぅあっ、ああ!」
「ここ気持ち良いよな。この腹の上側と、あと、奥のここ。押し潰されるとたまんないよな」
「ん、きもちいっ!はぁ、も、もっとしてっ」
なんでだろう。いつもより気持ちいい。特に激しいわけでも、特殊なことをしているわけでもないのに。
「侑李はさ、もしかして後ろからのが好き?体勢変えようか」
「ん……好き、後ろから奥、めちゃくちゃにされるの好き」
「そうなんだ。ちゃんと教えてくれてありがと」
それから朱音は俺の姿勢を変えて、後ろから思いっきり奥を突いた。それだけで一度達してしまう。
その後も朱音は容赦なく、でも時々俺に優しい言葉をかけながら攻め立て、中に吐き出した。そして最後に「気持ち良かったよ、ありがとう」と言った。
とても満たされた気分を味わった。
これって、こんなに満たされる行為だったっけ……
そういえば輝利哉と朔とした後も、こうやって満たされていたっけ……
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