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【閑話】カタリナの仕置き④ ~暴走~
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「じ、ジェームズ?」
「うるせえ黙れ、いいこちゃんのハンス、おバカなハンス、能天気なハンス!お前と同じところで息を吸っているだけで、俺はいつもお前を切り裂きたくなっていた」
ざらざらとした声が耳に届くが、何を言っているのか理解できない。
「間抜けなハンスに親切な俺が教えてやる。五年間、毎月毎月馬鹿みたいに通っていたお前の女房の墓、あの中は空っぽなんだぜ!」
辛うじて、墓が空っぽだということは聞き取れた。
「そんな・・・そんなのありえない。だって、ずっと俺は通って・・・」
妻が亡くなってしばらくは毎日昼間に会いに行き、花をささげた。
墓の周辺に変わりがあった記憶がない。
「すぐに掘り繰り返したからさ。葬儀の時にお前がすんげえでかい石の指輪だのネックレスだの一緒に埋めやがったから、三日後の晩、マイクがあれを掘り出して売り飛ばしてやろうぜって部下たち連れて誘うから行ってみたら、一足先に棺桶ごと持っていかれた後だった。ご丁寧なことに平民用の空の棺が入っていたぜ。あの女、よっぽど誰かの恨みを買っていたんだろうな」
「つ、妻は誰かに恨まれるような人じゃない。いつも控えめで・・・」
妻は、唯一の人だった。
ハンスの欠点を追求せず、支配しようとせず、黙って寄り添って、ただただ愛してくれた。
あれほど優しい女性を他には知らない。
「ああ、いつもだんまりの暗い女だったよな。陰気な黒い髪に、地味な目をした平凡な女で、平民同然の準男爵の家のヤツが大富豪の子爵夫人でございって、大したタマだよ」
「ジェームズ・・・」
やめてくれ。
彼女はそんな人じゃない。
「病気で死にかけてるって聞いた時には、こりゃあベッドでベソベソ泣いてるかと思いきや、ぜんぜんじゃねえか。なんか達観していて面白くねえから、デイビッドが愛人の知り合いを連れて来たんだよ。それがあのまじない師。アイツ、俳優崩れで悪役ばっかしていただけあって霊験あらたかっぽかっただろ?」
「え・・・。ちょっと、待って、ジェームズ」
「今更なに驚いてるんだよ。お前、本気で俺たちがあのインチキに騙されていたと思っていたのかよ。馬鹿じゃねぇの。あんなの、俺たちが用意したにきまってるだろう。ああ、『聖水』も俺たちが用意してやったよ。マジ愉快だったぜ。俺たちが調合したドブの水や排水を嫌がる女房の口に一生懸命突っ込もうとするお前。あれで確実にお前はあの女の命を縮めたんだよ」
「・・・そんな・・・そんなばかな・・・。だって、あれはただの水だったって、カタリナが・・・」
妹に目を向けると、彼女は無表情に見つめ返すだけで何も答えてはくれない。
「んなわけあるか。あんな色と匂いをさせて。あんとき、おまえ本気で信じてたから笑えたわ。だから俺たちは『もっとーっ、もっと飲ませろーっ』て、囃し立てたんだよ。そしたらお前、女房の顎掴んで無理矢理飲ませるし」
汚水・・・?
一日一度は必ず飲ませろと手渡されていた『聖水』。
祈祷された特別な野草を煎じたものだと聞いて、これを飲ませれば妻は治ると思っていた。
変な匂いと味がするから、とても飲むことができないと泣く妻に、『良薬は口に苦し』というものだろうと言い聞かせて・・・。
思いだすだけでも己のやってしまったことに血の気が引く。
なんてことを。
鼻の奥が熱くなり、涙がにじんできた。
「なんで・・・。なんでそんなひどいことを。俺たち、友達だったじゃないか。ずっと・・・。学院に入った時から、ずっと・・・・」
「ぶっ・・・っ」
親友のはずの男は盛大に噴出した。
「あははははははっ!友達・・・っ!!ずっと、友達?ここまで懇切丁寧に喋ってやっているのに、まだおともだちとか言えるんだ、お前・・・。すげえな。天使様かよ」
椅子に固定されたままの腕もそのままに胸をそらし、両足をバタバタさせて笑い転げる。
がはは、ぐははははと、狂ったような笑い声が長い時間続いたように思う。
ハンスは、友の変わり果てた姿に呆然と見つめるしかなかった。
この男は、本当にジェームズ・スワロフなのか。
「ははは・・・・。ああ、ほんっと、とんだマヌケだな。こんな男じゃあ、ルイズもさぞかし物足りなかっただろうよ」
垢と土埃で汚れた顔の、眼だけがぎらぎらと光っている。
どろりとした、音。
「・・・?ルイズ?ルイズがいったい・・・」
ルイズは妻の名だ。
妻以外に、自分たちの知り合いにその名を名乗る者がいたのだろうか。
いや、この期に及んでそれはないとさすがにわかっていた。
「安心しな。あのブスは、死ぬ前に俺たちがたんまりかわいがって天国へ送ってやった。きっと今頃、俺たちが恋しくて恋しくて、身体くねらせて焦れじれなんじゃねえか」
「え・・・」
ジェームズが吐き出した言葉の意味が解らない。
「どういう・・・。なんの・・・はなし・・・」
歯茎をみせて、にたりと彼は笑う。
「あの女はな。俺と、デイビッドとマイクに一晩中さんざん抱かれて悦んで死んだよ」
「は・・・?」
ぐらりと世界が回る。
なにを・・・。
言っているんだ。
「突かれるたびにひいひい鳴くくせに、途中からもっともっとーって欲しがって、最後にはしがみついてきゅうきゅう締め付けて来たぜ。ありゃいい冥途の土産になったんじゃねえの。骨と皮ばかりの死にかけの女は気持ち悪くて勃たねぇんじゃねえかって言っていたんだが、これが、なかなかの珍味でっ・・・」
この口を塞がねば。
すぐに。
気が付いたらテーブルに飛び乗り、ジェームズの顔を蹴飛ばしていた。
椅子ごと男は後ろにふっ飛ぶ。
「がっ・・・。は・・・っ」
何を言われたか、よくわからない。
しかし。
こいつは、生かしておけないと。
殺さなければと。
テーブルから飛び降りて滅茶苦茶に足を振り下ろし続けた。
何度も、何度も男を踏みつける。
汚らわしい。
これは往生際悪く足をばたつかせている、ただの汚い虫だ。
人ではない。
だから。
死んでしまえ。
いなくなってしまえ。
「うるせえ黙れ、いいこちゃんのハンス、おバカなハンス、能天気なハンス!お前と同じところで息を吸っているだけで、俺はいつもお前を切り裂きたくなっていた」
ざらざらとした声が耳に届くが、何を言っているのか理解できない。
「間抜けなハンスに親切な俺が教えてやる。五年間、毎月毎月馬鹿みたいに通っていたお前の女房の墓、あの中は空っぽなんだぜ!」
辛うじて、墓が空っぽだということは聞き取れた。
「そんな・・・そんなのありえない。だって、ずっと俺は通って・・・」
妻が亡くなってしばらくは毎日昼間に会いに行き、花をささげた。
墓の周辺に変わりがあった記憶がない。
「すぐに掘り繰り返したからさ。葬儀の時にお前がすんげえでかい石の指輪だのネックレスだの一緒に埋めやがったから、三日後の晩、マイクがあれを掘り出して売り飛ばしてやろうぜって部下たち連れて誘うから行ってみたら、一足先に棺桶ごと持っていかれた後だった。ご丁寧なことに平民用の空の棺が入っていたぜ。あの女、よっぽど誰かの恨みを買っていたんだろうな」
「つ、妻は誰かに恨まれるような人じゃない。いつも控えめで・・・」
妻は、唯一の人だった。
ハンスの欠点を追求せず、支配しようとせず、黙って寄り添って、ただただ愛してくれた。
あれほど優しい女性を他には知らない。
「ああ、いつもだんまりの暗い女だったよな。陰気な黒い髪に、地味な目をした平凡な女で、平民同然の準男爵の家のヤツが大富豪の子爵夫人でございって、大したタマだよ」
「ジェームズ・・・」
やめてくれ。
彼女はそんな人じゃない。
「病気で死にかけてるって聞いた時には、こりゃあベッドでベソベソ泣いてるかと思いきや、ぜんぜんじゃねえか。なんか達観していて面白くねえから、デイビッドが愛人の知り合いを連れて来たんだよ。それがあのまじない師。アイツ、俳優崩れで悪役ばっかしていただけあって霊験あらたかっぽかっただろ?」
「え・・・。ちょっと、待って、ジェームズ」
「今更なに驚いてるんだよ。お前、本気で俺たちがあのインチキに騙されていたと思っていたのかよ。馬鹿じゃねぇの。あんなの、俺たちが用意したにきまってるだろう。ああ、『聖水』も俺たちが用意してやったよ。マジ愉快だったぜ。俺たちが調合したドブの水や排水を嫌がる女房の口に一生懸命突っ込もうとするお前。あれで確実にお前はあの女の命を縮めたんだよ」
「・・・そんな・・・そんなばかな・・・。だって、あれはただの水だったって、カタリナが・・・」
妹に目を向けると、彼女は無表情に見つめ返すだけで何も答えてはくれない。
「んなわけあるか。あんな色と匂いをさせて。あんとき、おまえ本気で信じてたから笑えたわ。だから俺たちは『もっとーっ、もっと飲ませろーっ』て、囃し立てたんだよ。そしたらお前、女房の顎掴んで無理矢理飲ませるし」
汚水・・・?
一日一度は必ず飲ませろと手渡されていた『聖水』。
祈祷された特別な野草を煎じたものだと聞いて、これを飲ませれば妻は治ると思っていた。
変な匂いと味がするから、とても飲むことができないと泣く妻に、『良薬は口に苦し』というものだろうと言い聞かせて・・・。
思いだすだけでも己のやってしまったことに血の気が引く。
なんてことを。
鼻の奥が熱くなり、涙がにじんできた。
「なんで・・・。なんでそんなひどいことを。俺たち、友達だったじゃないか。ずっと・・・。学院に入った時から、ずっと・・・・」
「ぶっ・・・っ」
親友のはずの男は盛大に噴出した。
「あははははははっ!友達・・・っ!!ずっと、友達?ここまで懇切丁寧に喋ってやっているのに、まだおともだちとか言えるんだ、お前・・・。すげえな。天使様かよ」
椅子に固定されたままの腕もそのままに胸をそらし、両足をバタバタさせて笑い転げる。
がはは、ぐははははと、狂ったような笑い声が長い時間続いたように思う。
ハンスは、友の変わり果てた姿に呆然と見つめるしかなかった。
この男は、本当にジェームズ・スワロフなのか。
「ははは・・・・。ああ、ほんっと、とんだマヌケだな。こんな男じゃあ、ルイズもさぞかし物足りなかっただろうよ」
垢と土埃で汚れた顔の、眼だけがぎらぎらと光っている。
どろりとした、音。
「・・・?ルイズ?ルイズがいったい・・・」
ルイズは妻の名だ。
妻以外に、自分たちの知り合いにその名を名乗る者がいたのだろうか。
いや、この期に及んでそれはないとさすがにわかっていた。
「安心しな。あのブスは、死ぬ前に俺たちがたんまりかわいがって天国へ送ってやった。きっと今頃、俺たちが恋しくて恋しくて、身体くねらせて焦れじれなんじゃねえか」
「え・・・」
ジェームズが吐き出した言葉の意味が解らない。
「どういう・・・。なんの・・・はなし・・・」
歯茎をみせて、にたりと彼は笑う。
「あの女はな。俺と、デイビッドとマイクに一晩中さんざん抱かれて悦んで死んだよ」
「は・・・?」
ぐらりと世界が回る。
なにを・・・。
言っているんだ。
「突かれるたびにひいひい鳴くくせに、途中からもっともっとーって欲しがって、最後にはしがみついてきゅうきゅう締め付けて来たぜ。ありゃいい冥途の土産になったんじゃねえの。骨と皮ばかりの死にかけの女は気持ち悪くて勃たねぇんじゃねえかって言っていたんだが、これが、なかなかの珍味でっ・・・」
この口を塞がねば。
すぐに。
気が付いたらテーブルに飛び乗り、ジェームズの顔を蹴飛ばしていた。
椅子ごと男は後ろにふっ飛ぶ。
「がっ・・・。は・・・っ」
何を言われたか、よくわからない。
しかし。
こいつは、生かしておけないと。
殺さなければと。
テーブルから飛び降りて滅茶苦茶に足を振り下ろし続けた。
何度も、何度も男を踏みつける。
汚らわしい。
これは往生際悪く足をばたつかせている、ただの汚い虫だ。
人ではない。
だから。
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いなくなってしまえ。
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