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あれからの、あんなこと、こんなこと
17.みんなで、あんなこと、こんなこと ⑤
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出入りするちんこの横から、有川の節くれ立った長い指がゆっくりと差し込まれる。そこに入ってるだけで全然いいとこには当たってないけど、目を閉じてこのエロい状況に身をまかせるとそれだけでイきそうだ。
「あっ、あああ、あっ、あっ! んん」
これも俺じゃない。宇山である。
上体をひねって右腕を捕らえられたまま、俺の口は有川に何度も深くふさがれて、出せるのはくぐもった声とよだれくらいしかない。二人の動きが激しくなって歯が当たりそうになっても、お互いに伸ばした舌先だけを夢中で絡め合った。
井田に動かされてるはずの宇山の動きがだんだん小刻みになってくると、有川は最後に俺の下唇にそっと触れるだけのキスをして離れた。それから、下に向き直って枕に顔を伏せた俺の左手を、いつものように指を絡めて握り込む。穴の中に残った有川の右手の指先と宇山のちんこを感じながら、俺の腰から下は、意思とは関係なくガクガクと震えた。
「うあぁ、何これ気持ちいい。なあ、これ俺のちんこでイってる? すげ。すげー中びくびくしてる。あっ、俺もイきそう! イく、イくイく!」
相変わらず早い。だけど、有川と井田の手助けもあったとはいえ、俺は初めて宇山のちんこでイけた、らしい。
「……っは、ああー」
「じゃあ次俺な。宇山はそこで見てて」
俺の背中に倒れ込みそうになった宇山を、井田が抱きとめて隣に座らせる。宇山もぐったりしてるけど、俺も身体に力が入らない。有川はゆるくあぐらを組みながら、うつぶせで枕をつかんでいた俺をあおむけに抱き起こした。
横抱きされるみたいに上半身をあぐらの上に預けて、有川の右ももに頭を乗せると、左脇の下にでかいちんこが当たった。ゴムは張り詰めたままで、少しのたるみもない。
右手同士の指を絡めて手をつなぎながら、そういえばあの夏の日、二人に輪姦されてる間も有川のちんこはずっとこんな感じだったな、なんてぼんやりと思い出す。
宇山がベッド横のごみ箱にゴムを捨てて近くに戻ってくると、井田は確認するみたいに俺の尻の間をなぞって指で拡げた後、新しいゴムを着け直したカリ太ちんこで穴の中に分け入ってきた。
「あ……っん、ん」
「はは。気持ちいい?」
うっかり声を出してしまって慌てて口をふさぐ。
井田のくせにいつもより丁寧な気がするのは、宇山と念願の初Hをやった影響か。一気に突き立てたりせず、腰をゆっくり前後させて奥に進めてくる。けど、今はちょっと乱暴でもいいから、もう一回手早くイかされたい気分だ。
「なあ、さっきまでお前も俺のちんこでこんな感じによがってたんだけど、分かってる?」
井田は俺の尻たぶを開いて宇山に見せつけると、円を描くように腰を動かした。
「あーもう、分かってるって。いいから今は七瀬に集中して」
「ははっ、ひでえ。あー、ここ宇山の形になっててすげー気持ちいい」
「えっ、え、マジで? どんな感じ?」
中の具合を確かめるように井田がぐりぐりと腰を押し付けると、隣に座ってる宇山が俺の右膝をつかんでのぞき込んだ。
いや、そんなんで分かるわけねーだろ。つか宇山の形って何だ宇山の形って。
井田は俺を介して宇山しか見てなくて、なんだかんだ言いながら宇山もやっぱり井田しか見ていない。でも、ここまであからさまにされても全然嫌じゃなくて、自分がそういう道具になったみたいで逆に興奮する。
入り口がいっぱいまで拡がって、硬めの井田の毛がそこにざりざりと当たった。気持ちよくて声が出そうになるのをぐっと眉間に力を入れてごまかすと、つないでない有川の左手がいつもみたいに俺の頭を優しく撫でた。見上げた先、情欲のにじむ目でこっちを見ていた有川は口の端だけで笑って、その手を俺の胸に滑らせて左乳首を刺激し始める。
色の薄い乳首をいじる指先を眺めながら、井田のカリには穴の中をゆるくこすられ続けて、声を殺してひたすら与えられる刺激を味わった。さっき宇山にイかされた余韻ですぐイきそうだ。
「何これ乳首でも感じてんの? えー、ちょっと舐めてみていい?」
返事を待たずに、空いてる方の乳首を宇山が舌先でつついて、なぜか井田に確認する。
「どう?」
「いいんじゃね? ほら、ちんこも揺れてるし」
「あー、ほんとだ。すげえ感じやすいな。あーもう、俺今まで結構損してたかも」
宇山がぶつぶつ言いながら、ちんこの方に視線を向けたままもう一度右乳首を口に含んだ。時々甘噛みしながら舌先で粒を転がしたり、全体を包むようにねっとりと舌を這わせて優しく吸い上げたりする。
やべ、こいつすげーうまい。
乳首舐めるのなんか初めてのくせに、って思ったけど、そういえば宇山のフェラとか井田はいっつも気持ちよさそうにしてた。いや、何だよその得意分野。
アッシュブラウンの髪で胸元をくすぐられながら、左の乳首も宇山に譲ってしまった有川をぼんやりと見上げる。これ、どうなんだろ。宇山と井田にこんだけやられてるのに、有川とつながってるのが右手だけとか。こんだけ気持ちいのに、全部有川との前戯にしか思えないとか。
ほんと俺の身体どうなってんだ。「俺だけにして」なんて言えた義理じゃないのに有川のちんこが欲しくて、だんだん激しくなる井田に揺さぶられる視界の中で、思わず有川の名前を小さく呼んだ。
「ぁ、り川」
「えー待って待って、お前それひどくね? 今挿れてんの俺ー、井田くんのちんこなんだけど分かってるー?」
言いながら、井田が的確に前立腺を押し上げてくる。
「んっ、ぁ!」
「あっ、もうイきそう? 俺のちんこでイったばっかなのに今度は井田のカリ太ちんこでイっちゃう?」
俺の乳首を舐めてた宇山が、口を離して実況だか言葉責めだか分からないことを言いだした。それをどこか遠くに聞きながら、俺はびくびくと跳ねあがる身体をつなぎとめるように、有川に握られた手をぎゅっと引き寄せる。
「七瀬、声」
え、何?
有川に口元を撫でられて見上げると、情欲を滾らせた、すっかり見慣れた視線と目が合った。
「んあっ、あぁぁん、あっあっあっあっ」
え、これ俺か? 嘘だろ。宇山じゃなくて? やばい隣が! え、隣? 隣が留守って聞いたのいつだったっけ?
「ああっ、んんんんんんっう、っ、っ、ぁあっ!」
「すげ。マジでまたイってる」
「あー、もう無理。俺もイきそ」
駄目だ、何だこれ。声が止めらんない。
「ぅあっ、有川っ、ありかわぁ」
井田のちんこでイきながら思わず名前を呼ぶ。たまらず、絡めた指をほどきながら上に腕を伸ばしてすがりつくと、震える身体に覆いかぶさるように有川がきつく抱きしめてくれた。安心して脱力した俺は、全身を有川に預けたままびくびくと長い絶頂を味わった。
その腰を井田が押さえ付けて一番奥で果てると、有川はまだ無意識に小さく跳ねる俺の身体を井田から引き離した。ちんこが抜けるのと同時に、後ろからも前からもいろんなもんが出ていく感じがする。下半身が自分のものじゃないような気さえして力も入らない。そんな俺の身体を、有川がベッドにあおむけに寝かせて口の端を拭った。
さすがにここでちょっと休憩か。──と思ったら、井田と入れ替わるように有川のちんこが一気に奥まで入ってきて、それだけでまた軽くイってしまう。
……なんで? 有川も、すげー興奮してる。
待ちに待った有川のちんこだけど、ここまで来ると何もかもが積み重ねで、もう誰にイかされてるのか分からない。頭が回らず開きっぱなしの俺の口を、有川の唇がいつもより少し乱暴にふさいだ。強く抱きしめられて、それなのに優しく撫でられて、相反する刺激に喉の奥が締めつけられるように震えた。舌で口の中をからめ捕られ、唾液があふれ、息もできないほど貪られ、逃れるように有川の首に腕をまわして耳元に口を寄せる。
「は、ぁ、気持ちい、気持ちい」
「七瀬、七瀬かわいい」
有川はちんこを浅めの位置まで引き抜くと、反り返った先端で重点的にいいとこをこすり上げてくる。
ああー何これ気持ちいい、やばい、やばい、気持ちいい。
いつもは意地悪なくらいじらしてくる有川が、今はそんなの忘れたみたいに俺のしてほしいことばっかりする。
ああもう何だこれ。有川にされることならおかしいくらい何でも気持ちいい。
「すごい。七瀬かわいい。中がこんなに絡みついてくる。ほら、七瀬が俺のちんこで何回もイくとこ、みんなにもっと見てもらおう?」
「だめっ、見るのだめ、あ、イくっ、見られてまたイっちゃう」
駄目だ。頭が真っ白で何も考えらんない。電気が走ったみたいに太ももや腹が波打って、身体は勝手に跳ねるし鳥肌も止まらない。耳元で低くささやく有川の言葉以外全部遠くなって、無意識に口走る何もかもが止められない。
「七瀬、七瀬気持ちいい?」
「ん、気持ちい。ありかわぁ、ありかわ気持ちいっ、っ! っ!」
「っ七瀬、……上手。またイけたね。もっとイこうか? ほら、七瀬。みんな見てるから」
みんな? 駄目だ、もう有川のことしか考えられない。
「ん、あ、あ、あ、うそ、あ、だめとまらない、また、だめ」
「七瀬、駄目じゃないから。これ好きでしょ?」
「やあっ、こわいぃ、イく、気持ちいぃありかわぁ」
「大丈夫だから七瀬、つかまってて」
「んっ、んんんんんんっ」
「すごい七瀬、もっと俺のちんこでイって見せて」
「あー、だめ。だめありかわ」
「七瀬、これ好き?」
「んっ好き、ぁ、ありかわっ、これすきっ」
「七瀬、七瀬、七瀬っ」
ありかわ。
「すき……っ」
「あっ、あああ、あっ、あっ! んん」
これも俺じゃない。宇山である。
上体をひねって右腕を捕らえられたまま、俺の口は有川に何度も深くふさがれて、出せるのはくぐもった声とよだれくらいしかない。二人の動きが激しくなって歯が当たりそうになっても、お互いに伸ばした舌先だけを夢中で絡め合った。
井田に動かされてるはずの宇山の動きがだんだん小刻みになってくると、有川は最後に俺の下唇にそっと触れるだけのキスをして離れた。それから、下に向き直って枕に顔を伏せた俺の左手を、いつものように指を絡めて握り込む。穴の中に残った有川の右手の指先と宇山のちんこを感じながら、俺の腰から下は、意思とは関係なくガクガクと震えた。
「うあぁ、何これ気持ちいい。なあ、これ俺のちんこでイってる? すげ。すげー中びくびくしてる。あっ、俺もイきそう! イく、イくイく!」
相変わらず早い。だけど、有川と井田の手助けもあったとはいえ、俺は初めて宇山のちんこでイけた、らしい。
「……っは、ああー」
「じゃあ次俺な。宇山はそこで見てて」
俺の背中に倒れ込みそうになった宇山を、井田が抱きとめて隣に座らせる。宇山もぐったりしてるけど、俺も身体に力が入らない。有川はゆるくあぐらを組みながら、うつぶせで枕をつかんでいた俺をあおむけに抱き起こした。
横抱きされるみたいに上半身をあぐらの上に預けて、有川の右ももに頭を乗せると、左脇の下にでかいちんこが当たった。ゴムは張り詰めたままで、少しのたるみもない。
右手同士の指を絡めて手をつなぎながら、そういえばあの夏の日、二人に輪姦されてる間も有川のちんこはずっとこんな感じだったな、なんてぼんやりと思い出す。
宇山がベッド横のごみ箱にゴムを捨てて近くに戻ってくると、井田は確認するみたいに俺の尻の間をなぞって指で拡げた後、新しいゴムを着け直したカリ太ちんこで穴の中に分け入ってきた。
「あ……っん、ん」
「はは。気持ちいい?」
うっかり声を出してしまって慌てて口をふさぐ。
井田のくせにいつもより丁寧な気がするのは、宇山と念願の初Hをやった影響か。一気に突き立てたりせず、腰をゆっくり前後させて奥に進めてくる。けど、今はちょっと乱暴でもいいから、もう一回手早くイかされたい気分だ。
「なあ、さっきまでお前も俺のちんこでこんな感じによがってたんだけど、分かってる?」
井田は俺の尻たぶを開いて宇山に見せつけると、円を描くように腰を動かした。
「あーもう、分かってるって。いいから今は七瀬に集中して」
「ははっ、ひでえ。あー、ここ宇山の形になっててすげー気持ちいい」
「えっ、え、マジで? どんな感じ?」
中の具合を確かめるように井田がぐりぐりと腰を押し付けると、隣に座ってる宇山が俺の右膝をつかんでのぞき込んだ。
いや、そんなんで分かるわけねーだろ。つか宇山の形って何だ宇山の形って。
井田は俺を介して宇山しか見てなくて、なんだかんだ言いながら宇山もやっぱり井田しか見ていない。でも、ここまであからさまにされても全然嫌じゃなくて、自分がそういう道具になったみたいで逆に興奮する。
入り口がいっぱいまで拡がって、硬めの井田の毛がそこにざりざりと当たった。気持ちよくて声が出そうになるのをぐっと眉間に力を入れてごまかすと、つないでない有川の左手がいつもみたいに俺の頭を優しく撫でた。見上げた先、情欲のにじむ目でこっちを見ていた有川は口の端だけで笑って、その手を俺の胸に滑らせて左乳首を刺激し始める。
色の薄い乳首をいじる指先を眺めながら、井田のカリには穴の中をゆるくこすられ続けて、声を殺してひたすら与えられる刺激を味わった。さっき宇山にイかされた余韻ですぐイきそうだ。
「何これ乳首でも感じてんの? えー、ちょっと舐めてみていい?」
返事を待たずに、空いてる方の乳首を宇山が舌先でつついて、なぜか井田に確認する。
「どう?」
「いいんじゃね? ほら、ちんこも揺れてるし」
「あー、ほんとだ。すげえ感じやすいな。あーもう、俺今まで結構損してたかも」
宇山がぶつぶつ言いながら、ちんこの方に視線を向けたままもう一度右乳首を口に含んだ。時々甘噛みしながら舌先で粒を転がしたり、全体を包むようにねっとりと舌を這わせて優しく吸い上げたりする。
やべ、こいつすげーうまい。
乳首舐めるのなんか初めてのくせに、って思ったけど、そういえば宇山のフェラとか井田はいっつも気持ちよさそうにしてた。いや、何だよその得意分野。
アッシュブラウンの髪で胸元をくすぐられながら、左の乳首も宇山に譲ってしまった有川をぼんやりと見上げる。これ、どうなんだろ。宇山と井田にこんだけやられてるのに、有川とつながってるのが右手だけとか。こんだけ気持ちいのに、全部有川との前戯にしか思えないとか。
ほんと俺の身体どうなってんだ。「俺だけにして」なんて言えた義理じゃないのに有川のちんこが欲しくて、だんだん激しくなる井田に揺さぶられる視界の中で、思わず有川の名前を小さく呼んだ。
「ぁ、り川」
「えー待って待って、お前それひどくね? 今挿れてんの俺ー、井田くんのちんこなんだけど分かってるー?」
言いながら、井田が的確に前立腺を押し上げてくる。
「んっ、ぁ!」
「あっ、もうイきそう? 俺のちんこでイったばっかなのに今度は井田のカリ太ちんこでイっちゃう?」
俺の乳首を舐めてた宇山が、口を離して実況だか言葉責めだか分からないことを言いだした。それをどこか遠くに聞きながら、俺はびくびくと跳ねあがる身体をつなぎとめるように、有川に握られた手をぎゅっと引き寄せる。
「七瀬、声」
え、何?
有川に口元を撫でられて見上げると、情欲を滾らせた、すっかり見慣れた視線と目が合った。
「んあっ、あぁぁん、あっあっあっあっ」
え、これ俺か? 嘘だろ。宇山じゃなくて? やばい隣が! え、隣? 隣が留守って聞いたのいつだったっけ?
「ああっ、んんんんんんっう、っ、っ、ぁあっ!」
「すげ。マジでまたイってる」
「あー、もう無理。俺もイきそ」
駄目だ、何だこれ。声が止めらんない。
「ぅあっ、有川っ、ありかわぁ」
井田のちんこでイきながら思わず名前を呼ぶ。たまらず、絡めた指をほどきながら上に腕を伸ばしてすがりつくと、震える身体に覆いかぶさるように有川がきつく抱きしめてくれた。安心して脱力した俺は、全身を有川に預けたままびくびくと長い絶頂を味わった。
その腰を井田が押さえ付けて一番奥で果てると、有川はまだ無意識に小さく跳ねる俺の身体を井田から引き離した。ちんこが抜けるのと同時に、後ろからも前からもいろんなもんが出ていく感じがする。下半身が自分のものじゃないような気さえして力も入らない。そんな俺の身体を、有川がベッドにあおむけに寝かせて口の端を拭った。
さすがにここでちょっと休憩か。──と思ったら、井田と入れ替わるように有川のちんこが一気に奥まで入ってきて、それだけでまた軽くイってしまう。
……なんで? 有川も、すげー興奮してる。
待ちに待った有川のちんこだけど、ここまで来ると何もかもが積み重ねで、もう誰にイかされてるのか分からない。頭が回らず開きっぱなしの俺の口を、有川の唇がいつもより少し乱暴にふさいだ。強く抱きしめられて、それなのに優しく撫でられて、相反する刺激に喉の奥が締めつけられるように震えた。舌で口の中をからめ捕られ、唾液があふれ、息もできないほど貪られ、逃れるように有川の首に腕をまわして耳元に口を寄せる。
「は、ぁ、気持ちい、気持ちい」
「七瀬、七瀬かわいい」
有川はちんこを浅めの位置まで引き抜くと、反り返った先端で重点的にいいとこをこすり上げてくる。
ああー何これ気持ちいい、やばい、やばい、気持ちいい。
いつもは意地悪なくらいじらしてくる有川が、今はそんなの忘れたみたいに俺のしてほしいことばっかりする。
ああもう何だこれ。有川にされることならおかしいくらい何でも気持ちいい。
「すごい。七瀬かわいい。中がこんなに絡みついてくる。ほら、七瀬が俺のちんこで何回もイくとこ、みんなにもっと見てもらおう?」
「だめっ、見るのだめ、あ、イくっ、見られてまたイっちゃう」
駄目だ。頭が真っ白で何も考えらんない。電気が走ったみたいに太ももや腹が波打って、身体は勝手に跳ねるし鳥肌も止まらない。耳元で低くささやく有川の言葉以外全部遠くなって、無意識に口走る何もかもが止められない。
「七瀬、七瀬気持ちいい?」
「ん、気持ちい。ありかわぁ、ありかわ気持ちいっ、っ! っ!」
「っ七瀬、……上手。またイけたね。もっとイこうか? ほら、七瀬。みんな見てるから」
みんな? 駄目だ、もう有川のことしか考えられない。
「ん、あ、あ、あ、うそ、あ、だめとまらない、また、だめ」
「七瀬、駄目じゃないから。これ好きでしょ?」
「やあっ、こわいぃ、イく、気持ちいぃありかわぁ」
「大丈夫だから七瀬、つかまってて」
「んっ、んんんんんんっ」
「すごい七瀬、もっと俺のちんこでイって見せて」
「あー、だめ。だめありかわ」
「七瀬、これ好き?」
「んっ好き、ぁ、ありかわっ、これすきっ」
「七瀬、七瀬、七瀬っ」
ありかわ。
「すき……っ」
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