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「私、思うんです。こんなに美人で天才な私がなぜあんなDV男と婚約しているのでしょう?」

そう、そうなんですよ!私の指導のお陰かメアリーは立派な悪役令嬢になった。


「あー、確かに。意味不過ぎるよね。婚約破棄すれば良くない?なんかパーティとか卒業式とか色々あんじゃん!」

「メイ、言葉つがいがなってません。もっと淑女らしい言葉つがいができないのですか?」

「えー、メアリー変わっちゃったね。いや、いい事なんだけどなんか違和感が、、、言葉つがいは気をつけるー」

前は私に小言を言うことすらできなかったのに成長してるなあ。

特訓のお陰でメアリーは物事を卑屈に考える癖を直し、ちょっと嫌な女になった。

「ってか、王子が婚約するんじゃなかったってずっと言ってるんだしそれを王様?に聞かせて婚約破棄させて貰えば?」

「それはいい考えですけれど、王様をそうそう呼び出せるとは......」

「ふっふっふ、このヒロイン様に任せなさい!これもゲームの中で起こる婚約破棄イベよ!まあ、相手は王子じゃなかったけど....

最悪何があってもメアリーの婚約を破棄させて見せるんだからね!」
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