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私の2番目の婚約者は先程話した砂の国の隣国の第1王子だ。
「貴方はとても美しい......あんな砂の国に嫁がなくて良かったですね?嬉しいですよね!?.......分かってます。貴方は優しいから言わないだけですもんね。そういう所も好きですよ」
この男は......妄想癖が凄まじかった。私の事は外見しか見ていないし、話は聞かないし(聞く気が全くない)
反応はして欲しくない癖に同意を求めてきた(返事をした事はないが)
「私のプレゼントしたドレスを来て下さったのですか!?嬉しいです.....懐かしい」
"懐かしい"と言うのはこの男の前の婚約者の事だ。
前の婚約者は別国の王女で、とっても病弱な人だった。幼馴染同士でとっても仲が良かったそう。しかし、王女は流行病でぱったりと死んでしまった。
そして、あの男は王女の事が忘れられず、王女に良く似た私を手元に置こうとした。
だが、私は別の人と婚約を結んだものだから時々、元婚約者の事を貶してくる。
別に良いのだが
噂だが、私と婚約する為に元婚約者を殺す手引きをしたのでは!?とも言われている。
噂の真偽は良いとしても、あの男からしたら私は外見だけ見たら最高だったのだろう。
だが、私と王女は全くの別人。声も仕草も、好きな物も違う。それに私は病弱ではない。
そして、私はある日
「私といる時はお人形さんになって下さい。貴方の声、仕草、外見以外、全てが不快です」
そして私は人形を演じた。しかし、ストレスにより倒れてしまった。当たり前だ、王女の好きだった物は私の嫌いな物だったし、アレルギーのある物も中には合ったのだから。
でもあの男は
「嫌い...?何を言っているのですか?貴方はザクロが好きでしょう?」
「ですから、私と王女は違うのです。ザクロは私のアレルギーの食べ物で.....」
「黙れ!!そんな事分かってんだよ!お前は俺の言う通りにしてろ!!あぁ、口を縫えば良いのか」
私と王女は違うなどと一言でも言ったらいつもヒステリックを起こす。そして、私は倒れた。アレルギーでも無理矢理食べさせられた事もあったから。
そして、私が倒れたと聞いたら
「風邪も引いているのですか、では私が付きっきりで看病しますね。これですか?これは私の国の薬です。早く良くなってくださいね」
私は素直に薬を飲んだ。しかし、風邪は悪化するばかり。流石に可笑しいと思い、医師に相談すると......あの薬は病気を悪化させる物だったそう。
「風邪が悪化!?全く、医師は何をしているのやら」
医師は貴方の下さった薬を見抜いて下さいましたよ?
それに貴方が薬の中に
少量の記憶を失わせる薬が含まれていたのも
ですが、王子様?貴方はバカですか?私は病弱な王女様ではありません。病弱な王女様と違って私は毒に耐性があるんです。
私はこの件で婚約解消をしようかと思っていたのですが......その前に亡くなってしまいました。
王子は自分の剣を触るのが好きだったそうで、剣に毒が塗ってあったそうです。
そして私にはまた新しい婚約者が出来ました。
「貴方はとても美しい......あんな砂の国に嫁がなくて良かったですね?嬉しいですよね!?.......分かってます。貴方は優しいから言わないだけですもんね。そういう所も好きですよ」
この男は......妄想癖が凄まじかった。私の事は外見しか見ていないし、話は聞かないし(聞く気が全くない)
反応はして欲しくない癖に同意を求めてきた(返事をした事はないが)
「私のプレゼントしたドレスを来て下さったのですか!?嬉しいです.....懐かしい」
"懐かしい"と言うのはこの男の前の婚約者の事だ。
前の婚約者は別国の王女で、とっても病弱な人だった。幼馴染同士でとっても仲が良かったそう。しかし、王女は流行病でぱったりと死んでしまった。
そして、あの男は王女の事が忘れられず、王女に良く似た私を手元に置こうとした。
だが、私は別の人と婚約を結んだものだから時々、元婚約者の事を貶してくる。
別に良いのだが
噂だが、私と婚約する為に元婚約者を殺す手引きをしたのでは!?とも言われている。
噂の真偽は良いとしても、あの男からしたら私は外見だけ見たら最高だったのだろう。
だが、私と王女は全くの別人。声も仕草も、好きな物も違う。それに私は病弱ではない。
そして、私はある日
「私といる時はお人形さんになって下さい。貴方の声、仕草、外見以外、全てが不快です」
そして私は人形を演じた。しかし、ストレスにより倒れてしまった。当たり前だ、王女の好きだった物は私の嫌いな物だったし、アレルギーのある物も中には合ったのだから。
でもあの男は
「嫌い...?何を言っているのですか?貴方はザクロが好きでしょう?」
「ですから、私と王女は違うのです。ザクロは私のアレルギーの食べ物で.....」
「黙れ!!そんな事分かってんだよ!お前は俺の言う通りにしてろ!!あぁ、口を縫えば良いのか」
私と王女は違うなどと一言でも言ったらいつもヒステリックを起こす。そして、私は倒れた。アレルギーでも無理矢理食べさせられた事もあったから。
そして、私が倒れたと聞いたら
「風邪も引いているのですか、では私が付きっきりで看病しますね。これですか?これは私の国の薬です。早く良くなってくださいね」
私は素直に薬を飲んだ。しかし、風邪は悪化するばかり。流石に可笑しいと思い、医師に相談すると......あの薬は病気を悪化させる物だったそう。
「風邪が悪化!?全く、医師は何をしているのやら」
医師は貴方の下さった薬を見抜いて下さいましたよ?
それに貴方が薬の中に
少量の記憶を失わせる薬が含まれていたのも
ですが、王子様?貴方はバカですか?私は病弱な王女様ではありません。病弱な王女様と違って私は毒に耐性があるんです。
私はこの件で婚約解消をしようかと思っていたのですが......その前に亡くなってしまいました。
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そして私にはまた新しい婚約者が出来ました。
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