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まずは両親に彼の行いを伝えた。
「許せん!!良いようにしてやったというのに!!」
「あの人の息子ですもの。やっぱりその程度の男なのね。それと旦那様は結婚初日から愛人と宜しくやってらっしゃるのによく怒れますわね」
「それは婚約する時からお互い納得していただろう。だがあの男は勝手に愛人を作るなどっ!」
父は怒り、母は呆れていた。
「お好きにやりなさい。後処理は全部やっといてあげるわ」
少しお母様には申し訳なく思っていたが、応援され心が軽くなり私は次の彼の友人達との集まりに乗り込みに行く事を決めた。
数日後、私と取り巻きは別室から彼らを見張っていた。
「やはりお帰りになった方が.......」
私の取り巻きが様子を伺いながら私に提案してきた。
「まだよ。私をさんざん踏み台にしたんですもの。相応の罰を受けて貰わないと割に合わないわ」
取り巻きと話しつつ、私は彼と令嬢と見ていた。
令嬢は彼を見つつ、周りを見て彼と2人で抜け出そうとしていた。
そして、令嬢が彼を引っ張り別室へと消えていった。
私達は彼らが行った部屋の前に行くと、彼と彼女はキスをしていた。
「私とデートは出来なくっても、その令嬢とキスする暇はあるのね」
ロイは私を見るなり慌てふためき、令嬢は逃げ出そうとしたが取り巻きが令嬢を抑えた。
「違うんだ。の令嬢とはなんでもなくて、実は令嬢に好きな人が居るらしく練習台になっていただけだ」
「見苦しい言い訳ですこと。婚約破棄するので、慰謝料と婿入りする予定で上げたお金や物の全てお返し頂きますわ」
「なっ!あれはもう売ってしまったし金は使った!」
「あらまあ。売ってしまったのでしたらお金で返して貰います。今、私の父が貴方の両親とお話会いをしていますわ。いくらになるか楽しみですわね」
ロイは私に婚約破棄をしたくないと言っていたが拒否すると慰謝料を減らしように迫ってきた。
だが、私ではなく父に交渉するように言うと諦めてくれた。
あの令嬢は婚約者持ちの男を誘惑したとして、省かれるようになり、ロイは慰謝料で大変だそうだ。それに、彼の友人は私の取り巻きであったため、社交界での居場所も失い、大変だそうだ。
「許せん!!良いようにしてやったというのに!!」
「あの人の息子ですもの。やっぱりその程度の男なのね。それと旦那様は結婚初日から愛人と宜しくやってらっしゃるのによく怒れますわね」
「それは婚約する時からお互い納得していただろう。だがあの男は勝手に愛人を作るなどっ!」
父は怒り、母は呆れていた。
「お好きにやりなさい。後処理は全部やっといてあげるわ」
少しお母様には申し訳なく思っていたが、応援され心が軽くなり私は次の彼の友人達との集まりに乗り込みに行く事を決めた。
数日後、私と取り巻きは別室から彼らを見張っていた。
「やはりお帰りになった方が.......」
私の取り巻きが様子を伺いながら私に提案してきた。
「まだよ。私をさんざん踏み台にしたんですもの。相応の罰を受けて貰わないと割に合わないわ」
取り巻きと話しつつ、私は彼と令嬢と見ていた。
令嬢は彼を見つつ、周りを見て彼と2人で抜け出そうとしていた。
そして、令嬢が彼を引っ張り別室へと消えていった。
私達は彼らが行った部屋の前に行くと、彼と彼女はキスをしていた。
「私とデートは出来なくっても、その令嬢とキスする暇はあるのね」
ロイは私を見るなり慌てふためき、令嬢は逃げ出そうとしたが取り巻きが令嬢を抑えた。
「違うんだ。の令嬢とはなんでもなくて、実は令嬢に好きな人が居るらしく練習台になっていただけだ」
「見苦しい言い訳ですこと。婚約破棄するので、慰謝料と婿入りする予定で上げたお金や物の全てお返し頂きますわ」
「なっ!あれはもう売ってしまったし金は使った!」
「あらまあ。売ってしまったのでしたらお金で返して貰います。今、私の父が貴方の両親とお話会いをしていますわ。いくらになるか楽しみですわね」
ロイは私に婚約破棄をしたくないと言っていたが拒否すると慰謝料を減らしように迫ってきた。
だが、私ではなく父に交渉するように言うと諦めてくれた。
あの令嬢は婚約者持ちの男を誘惑したとして、省かれるようになり、ロイは慰謝料で大変だそうだ。それに、彼の友人は私の取り巻きであったため、社交界での居場所も失い、大変だそうだ。
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