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私と婚約者殿が14歳の時に貴族が通う学園の入学する事になりました。学園では私は常にテストで5番目以内を取って居たのですが、婚約者殿は毎回赤点を取り、補習や追加課題をやっておりました。私が教えようとすると怒るので夜食を持っていくぐらいはしていいましたわ。
2年生に学年が上がる時に編入生がやって来ました。身分は男爵、愛嬌のある可愛らしい方でした。
そして、その娘はこの国の第1王子を始め、数々の婚約者持ちの子息達を虜にしていきました。
当たり前ですが、令嬢方は自分の婚約者と男爵令嬢にとても怒っていました。そして令嬢方は誰一人男爵令嬢と話さなくなりました。
学園は全寮制でしたのでとっても大変そうでした。
そうする内に男爵令嬢は私の婚約者にまで手を出して来ました。
ある時は中庭で、図書室、廊下..........私が見ていないとでも思っていらっしゃるのか。
殿方が色恋に夢中になるのは仕方がない事と思い目を瞑りましたがある日
「婚約者させて下さい!!!僕は貴方が嫌いだ。お願い致します!!」
婚約者殿が学園で私に話しかけるとは珍しい.......と思ったらこんな事を突如言われた。
「あの男爵令嬢にでもそそのかされましたか?」
「いえ、自分の意思です。お願いします!!」
私も鬼ではありませんので婚約者殿にここまで頼まれれば致し方ありませんので婚約破棄を認めました。
すると、とっても嬉しそうな顔をするのです。
私は悲しいです
2年生に学年が上がる時に編入生がやって来ました。身分は男爵、愛嬌のある可愛らしい方でした。
そして、その娘はこの国の第1王子を始め、数々の婚約者持ちの子息達を虜にしていきました。
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