6 / 7
6
しおりを挟む
「リリアーヌ嬢、大丈夫でしたか?私、貴方の妹とのやり取りを見てファンになったのです!あんなに散々言われても、笑顔で余裕な対応.....まさに大人の対応でしたっ!」
大人....??お菓子食べながら馬鹿にしてただけなんだけど?
「それは有難うございます。私の力ではあの者達をどうにかするなんて出来ませんでした。それにしても、妹が本当にすみませんでした!大切なお身体に傷がつくかも知れませんでした。妹の変わりに謝罪します」
「大丈夫ですわ。耳を貸してくださいまし!」
そっと耳を近づけると
「実はわざと当たったんですっ」
「え!?ど、どうして?ですか?」
「だって、2人を追い出すには危害を加えて頂かないと行けませんものっ」
うわ~お。まあ、私には何もされていないから良いけどー?
「あら?私の婚約者がこっちに来ますわ。リリアーヌ嬢、また会いましょうね。それでは失礼しますわ」
「こちらそ有難うございました」
深々く頭を下げ、令嬢が去るまで頭を下げ続けた。
周りから見ると、私は表情をコロコロ変え、深々く頭を下げる。脅されていると思われてそう。
「あ、あのっ。リリアーヌ様!御一緒にお話しませんか?」
「リリアーヌ嬢、私共は学者をやっているのだが、一緒に酒でも飲みながら語らんか!」
「リリアーヌ嬢、本日は1度も踊っていませんよね?ダンスを申し込みたく思います」
え、モテ期到来?
この後、令嬢達、おじ様達、男性方に絡まれ頭は疲れたし、酒は飲んだし、運動はしたしと頭も体もヘトヘトになった。
「リリアーヌ嬢ですか?妹様を引き取って頂けますでしょうか?」
衛兵の方みたい、やつれて居るように見えるけどルナのせいかな?
「案内して頂けますか?」
案内されたのは薄汚い牢屋。捕縛された時は綺麗な髪に綺麗なドレスだったのが、髪の毛はぐちゃぐちゃに、ドレスは暴れたのか元々生地が弱かったのか解れている。
「えーと、ルナ大丈夫そ?お家帰るよ?それとも、恋人と帰る?」
「はぁ!?恋人?あんなの恋人じゃ無いわよっ!私を守ってくれる人が私の恋人なの、私の恋人はあんな男じゃないの!!」
「リリアーヌ!すまなかったっ、他の女と遊んでいた事も妹と遊んだ事も。ごめん」
「すみませんー、衛兵さん。この人達を1週間ぐらいここに置いといて下さい。頭冷やして貰いたいんで!失礼しました~!!」
「えっ、マジですか......分かりました....」
衛兵さんが絶望した目で見てきた。多分、ルナが迷惑をかけているのだろう。ごめんねー!
大人....??お菓子食べながら馬鹿にしてただけなんだけど?
「それは有難うございます。私の力ではあの者達をどうにかするなんて出来ませんでした。それにしても、妹が本当にすみませんでした!大切なお身体に傷がつくかも知れませんでした。妹の変わりに謝罪します」
「大丈夫ですわ。耳を貸してくださいまし!」
そっと耳を近づけると
「実はわざと当たったんですっ」
「え!?ど、どうして?ですか?」
「だって、2人を追い出すには危害を加えて頂かないと行けませんものっ」
うわ~お。まあ、私には何もされていないから良いけどー?
「あら?私の婚約者がこっちに来ますわ。リリアーヌ嬢、また会いましょうね。それでは失礼しますわ」
「こちらそ有難うございました」
深々く頭を下げ、令嬢が去るまで頭を下げ続けた。
周りから見ると、私は表情をコロコロ変え、深々く頭を下げる。脅されていると思われてそう。
「あ、あのっ。リリアーヌ様!御一緒にお話しませんか?」
「リリアーヌ嬢、私共は学者をやっているのだが、一緒に酒でも飲みながら語らんか!」
「リリアーヌ嬢、本日は1度も踊っていませんよね?ダンスを申し込みたく思います」
え、モテ期到来?
この後、令嬢達、おじ様達、男性方に絡まれ頭は疲れたし、酒は飲んだし、運動はしたしと頭も体もヘトヘトになった。
「リリアーヌ嬢ですか?妹様を引き取って頂けますでしょうか?」
衛兵の方みたい、やつれて居るように見えるけどルナのせいかな?
「案内して頂けますか?」
案内されたのは薄汚い牢屋。捕縛された時は綺麗な髪に綺麗なドレスだったのが、髪の毛はぐちゃぐちゃに、ドレスは暴れたのか元々生地が弱かったのか解れている。
「えーと、ルナ大丈夫そ?お家帰るよ?それとも、恋人と帰る?」
「はぁ!?恋人?あんなの恋人じゃ無いわよっ!私を守ってくれる人が私の恋人なの、私の恋人はあんな男じゃないの!!」
「リリアーヌ!すまなかったっ、他の女と遊んでいた事も妹と遊んだ事も。ごめん」
「すみませんー、衛兵さん。この人達を1週間ぐらいここに置いといて下さい。頭冷やして貰いたいんで!失礼しました~!!」
「えっ、マジですか......分かりました....」
衛兵さんが絶望した目で見てきた。多分、ルナが迷惑をかけているのだろう。ごめんねー!
35
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説
卒業パーティーで婚約破棄する奴って本当にいるんだ
砂月ちゃん
恋愛
王国立の学園の卒業パーティー。これまた場末の場末、奥まった階段…
なんかすっごい隅っこで繰り広げられる、ショボい婚約破棄劇。
なろうにも掲載中です。
だってお義姉様が
砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。
ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると……
他サイトでも掲載中。
そして乙女ゲームは始まらなかった
お好み焼き
恋愛
気付いたら9歳の悪役令嬢に転生してました。前世でプレイした乙女ゲームの悪役キャラです。悪役令嬢なのでなにか悪さをしないといけないのでしょうか?しかし私には誰かをいじめる趣味も性癖もありません。むしろ苦しんでいる人を見ると胸が重くなります。
一体私は何をしたらいいのでしょうか?
婚約破棄された悪役令嬢はヒロインの激昂を目の当たりにする
白生荼汰
恋愛
婚約発表するはずの舞踏会で婚約破棄された悪役令嬢は冤罪で非難される。
婚約破棄したばかりの目の前で、プロポーズを始めた王子に呆れて立ち去ろうとした悪役令嬢だったが、ヒロインは怒鳴り声を上げた。
一回書いてみたかった悪役令嬢婚約破棄もの。
石女を理由に離縁されましたが、実家に出戻って幸せになりました
お好み焼き
恋愛
ゼネラル侯爵家に嫁いで三年、私は子が出来ないことを理由に冷遇されていて、とうとう離縁されてしまいました。なのにその後、ゼネラル家に嫁として戻って来いと手紙と書類が届きました。息子は種無しだったと、だから石女として私に叩き付けた離縁状は無効だと。
その他にも色々ありましたが、今となっては心は落ち着いています。私には優しい弟がいて、頼れるお祖父様がいて、可愛い妹もいるのですから。
【短編】「これが最後でしてよ」と婚約者に言われた情けない王子の話
宇水涼麻
恋愛
第三王子である僕は学園の卒業パーティーで婚約者シルエリアに婚約破棄を言い渡す……
ことができなかった。
僕はこれからどうなってしまうのだろう。
助けを求めた僕にシルエリアはこう言った。
「これが最後でしてよ」
4000文字のショートストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる