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【同窓会】
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カナはカナが誘った友だちの車で行くことになり、私はカズトとコウスケを乗せて行くことになった。カナからコウスケの連絡先を教えてもらって待ち合わせをした。集合場所の海まで約1時間。カナがいないから、何をしゃべったらいいのかわからず、どう過ごしたのかほとんど覚えていない。
到着したらカナと何人かがすでに着いていた。カナとコウスケがバーベキューセットを持って来てくれていた。そうなると、買い物係は…カズトと私。
2人で買い物に行くことになった。男の人と2人で買い物って、ちょっと緊張する。とりあえず幹事として買い物を遂行することに集中した。
『飲めない子もいるかもしれないしジュースも買おう。』
『お肉ばっかりじゃなくて野菜も欲しいよね』
普段から料理や買い物はしていたので、つい自分のペースになってしまっていた。でもカズトは全てに肯定的に返事をしてくれた。最後には、
「アイス買って食べながら行こうよ」
って言ってくれ、2人でアイスを選んだ。
「俺、お金立て替えとくから」
全額立て替えてくれ、スーパーで台車を借りて(海に行く人用に貸してくれる、さすがだ)アイスを食べながらみんなの待つ海へと向かった。
「ズルイー」
アイスを食べながら歩く私たちにカナが近づいてきた。持参したお酒ですでにちょっと酔っていた。カナはお酒は好きだがお酒に飲まれてしまうタイプだ。
同窓会が始まった。久しぶりに会う子ばっかりだった。仕事のグチを言う子。恋人のノロケを話す子。昔話をする子。とっても楽しかった。10年振りでもなかなか話が盛り上がるものだなと…。そして飲み過ぎて潰れる子や少人数で話をする子も出てきた。
「そろそろ解散だな」
コウスケが言った。カナは幹事だけど、完全にお酒に飲まれていて寝転がっていた。予想通りだった。それにしてもあっという間だった。あんなに同窓会が嫌いだった私だったけど、本当に楽しかった。
水道で手を洗っていると、カズトが近づいてきて
「ありがとう。サヤカが途中途中で片付けしてくれてたから早く終わったね」
私はみんながお肉を焼いてくれている間に、飲み終わったお酒の缶を袋にまとめたり、空になった材料の容器をまとめたりしていた。焼きそばを焼いた鉄板は早く洗わないとこびりついて大変だからと、みんなが盛り上がる中1人抜けて洗いに行ったりしていた。
カズトはそれを見ていてくれていた。素直に嬉しかった。
帰りは幹事4人で私の車で帰った。バーベキューセット2つと大人4人はなかなか窮屈だったけど。カズトの会社の近くのコンビニで3人をおろした。カナは今から他の友だちと飲みに行くらしい。スゴい!私は1人帰った。…カナから電話が鳴った。
「サヤカ、カズトの連絡先聞いた?」
『聞いてないよ』
「せっかく仲良くなったから聞きに行こうよ」
カナはすでにコンビニから次へ向かっていたけど、一緒にコンビニに戻ろうと言ってきた。私もこのままもう連絡を取らないのも寂しいと思っていたから、コンビニまで戻った。そこに2人の姿はもうなかった。カナがコウスケに電話をかけた。
「まだカズトと一緒?せっかく再会して仲良くなったし、今日の写真とかも送りたいからカズトの連絡先も教えてほしいなー」
カナはさすがだ!少ししてコウスケからカズトのメアドがカナに送られてきた。それを私に送ってくれた。
到着したらカナと何人かがすでに着いていた。カナとコウスケがバーベキューセットを持って来てくれていた。そうなると、買い物係は…カズトと私。
2人で買い物に行くことになった。男の人と2人で買い物って、ちょっと緊張する。とりあえず幹事として買い物を遂行することに集中した。
『飲めない子もいるかもしれないしジュースも買おう。』
『お肉ばっかりじゃなくて野菜も欲しいよね』
普段から料理や買い物はしていたので、つい自分のペースになってしまっていた。でもカズトは全てに肯定的に返事をしてくれた。最後には、
「アイス買って食べながら行こうよ」
って言ってくれ、2人でアイスを選んだ。
「俺、お金立て替えとくから」
全額立て替えてくれ、スーパーで台車を借りて(海に行く人用に貸してくれる、さすがだ)アイスを食べながらみんなの待つ海へと向かった。
「ズルイー」
アイスを食べながら歩く私たちにカナが近づいてきた。持参したお酒ですでにちょっと酔っていた。カナはお酒は好きだがお酒に飲まれてしまうタイプだ。
同窓会が始まった。久しぶりに会う子ばっかりだった。仕事のグチを言う子。恋人のノロケを話す子。昔話をする子。とっても楽しかった。10年振りでもなかなか話が盛り上がるものだなと…。そして飲み過ぎて潰れる子や少人数で話をする子も出てきた。
「そろそろ解散だな」
コウスケが言った。カナは幹事だけど、完全にお酒に飲まれていて寝転がっていた。予想通りだった。それにしてもあっという間だった。あんなに同窓会が嫌いだった私だったけど、本当に楽しかった。
水道で手を洗っていると、カズトが近づいてきて
「ありがとう。サヤカが途中途中で片付けしてくれてたから早く終わったね」
私はみんながお肉を焼いてくれている間に、飲み終わったお酒の缶を袋にまとめたり、空になった材料の容器をまとめたりしていた。焼きそばを焼いた鉄板は早く洗わないとこびりついて大変だからと、みんなが盛り上がる中1人抜けて洗いに行ったりしていた。
カズトはそれを見ていてくれていた。素直に嬉しかった。
帰りは幹事4人で私の車で帰った。バーベキューセット2つと大人4人はなかなか窮屈だったけど。カズトの会社の近くのコンビニで3人をおろした。カナは今から他の友だちと飲みに行くらしい。スゴい!私は1人帰った。…カナから電話が鳴った。
「サヤカ、カズトの連絡先聞いた?」
『聞いてないよ』
「せっかく仲良くなったから聞きに行こうよ」
カナはすでにコンビニから次へ向かっていたけど、一緒にコンビニに戻ろうと言ってきた。私もこのままもう連絡を取らないのも寂しいと思っていたから、コンビニまで戻った。そこに2人の姿はもうなかった。カナがコウスケに電話をかけた。
「まだカズトと一緒?せっかく再会して仲良くなったし、今日の写真とかも送りたいからカズトの連絡先も教えてほしいなー」
カナはさすがだ!少ししてコウスケからカズトのメアドがカナに送られてきた。それを私に送ってくれた。
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