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決戦
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一週間程、村八分状態を維持しながら過ごしたが、とうとう決戦の日がやってきた。
間宮萌は迫真の演技を見せるだろう。そんな彼女の姿を見て、うっかり同情をして許してしまわないよう、秘書課の若手の女性達からの、いわれのない制裁を黙って受け止め、この日の為にエネルギーに変換できるよう蓄えていた。
会議室には、社長、秘書課長、人事課長、広報課長、瑞貴、私、嵯峨、間宮、そして何故か咲良ちゃんも居た。全員の席には書類を入れられる角二サイズの茶封筒が置かれている。
嵯峨は明らかに機嫌が悪く、間宮萌はしおらしく縮こまっており、咲良ちゃんに小さな声で慰められていた。
最初に社長が口を開いた。
「嵯峨君、間宮君、君達にはここに呼ばれた心当たりはあるか?」
間宮は隣に座る咲良ちゃんの手を握りながら、目を潤ませて答える。
「心当たりなんてありませんっ」
隣に座っている咲良ちゃんも一緒になって声を出した。
「間宮さんは本当に良い子なんです。会社の空気を乱しているのは藤木さんの方ですよね。秘書課が今どれだけ重ぐるしい空気かわかりますか? 皆藤木さんのせいで困ってるんです」
どうやら秘書課のあの空気は全部私のせいらしい。まあ、間違ってはいないのだが、根本的な原因はそこにいる嵯峨と間宮なのだと思うが……。
間宮萌と咲良ちゃんが二人で抱き合って周りを威嚇すれば、次に口を開いたのは嵯峨だった。
「私も心当たりなんてないです。何だか今から尋問でも始まるような雰囲気で、正直怖いです」
怖い? 怖いのはお前だよ、と私は心の中で呟いた。
広報課長が大型モニターの電源をつけて、パソコンをいじり始める。
「これは、前回間宮君に確認してもらった映像だ」
社長の声とともに映し出されたのは、間宮萌が私のアパートの部屋に侵入している映像で、それを見た咲良ちゃんが強気な声を上げた。
「間宮さんから伺ってます。自分に似た人を使ってて、完全に陥れられてるって。しかもその映像じゃ、はっきりした顔が見えないですよね? こんな卑劣なマネを本当に出来る人がいるんだと、初めて知りました」
咲良ちゃんは言い切ると同時に私をキッと睨みつける。
広報課長がキーをタンッと押す音がし、映像が切り替わった。
それは、近所の防犯カメラに映っていた、嵯峨が石をアパートに投げ入れる様子だった。
咲良ちゃんはその映像を見ると、さっきまでの威勢に陰りを見せ始め、段々と顔色を悪くし始めた。
「……嵯峨さん……だよね? と、萌?」
「ちっ、違う! 社長、これは私ではありませんっ!! この映像も捏造です!」
「私も、こんな場所行ってないです」
広報課長は映像に映る車を拡大し、ナンバーの読める数字だけ読み上げた。
「地名やひらがなは読めませんが……九九八一」
咲良ちゃんは握っていた間宮萌の手を離し、疑いの目を向けた。
「あの車とナンバー、やっぱり嵯峨さんのだよね? 前に乗せてもらった時、九九八十一だって一緒に笑ったじゃん、ねえ萌?」
「咲良ったら……何言ってるの? ナンバーなんて簡単に被るし、嵯峨さんの車はあんなのじゃなかったじゃん?」
広報課長は映像の説明を進め、全員に配られている資料を開けるように促した。
「机に置かれている封筒から資料を取り出し、開いてください」
全員が一斉に茶封筒を開けるガサガサといった音や、資料をめくるパサッといった音が会議室に響く。
「なんだこれ……」
「うそ……ここまで……」
嵯峨と間宮の顔が青ざめて行くのがわかった。
今全員が読んでいる資料は、探偵事務所の印が押された調査報告書であった。
近所の住民がメモしていた不審車ナンバーと、映像のナンバーが一致しており、所有者は渋谷区在住の嵯峨宗一郎ということ。防犯映像を処理して、鮮明な姿で映し出された嵯峨と間宮の顔である映像写真。防犯映像には編集や改ざんの痕跡が無いこと。AI解析で嵯峨と間宮の顔と防犯映像の人物は九十九パーセント一致していること等々、資料には記載や添付がされていた。
嵯峨と間宮は興奮した様子で怒鳴り始める。
「社員のプライベートを探偵事務所を使って調べて良いんですか? プライバシーの侵害で訴えますよっ!!」
「探偵使って社員の行動監視するなんて普通じゃないわよっ!!」
その言葉を待ってましたとばかりに、目に力の入った瑞貴が立ち上がり、話し始めた。
「つまり、お二人ともこの映像はプライベートの自分達だと認めましたね」
「「は?」」
「探偵を雇ったのは私個人ですし、依頼内容も藤木さんの家で起こった盗聴と器物破損の件で自宅周辺を調査して欲しいというものです。ちゃんと資料にも契約者名や依頼内容が書いてあります。会社はあなた達二人を調べてなんていません。今のあなた達の発言は録音していますので、このまま映像と音声を持って警察に行くことも出来ます。あなた達の罪が法的に確定されれば、懲戒免職は免れないでしょうね」
瑞貴の言葉に一早く反応して涙を見せるのは、名女優間宮萌だった。
「私は嵯峨さんに脅されたんですッ!!」
嵯峨は信じられないと言った様子で、間宮萌の方へ上半身ごと向けた。
「はッ? 盗聴器はお前が勝手に仕掛けてたんだろうが!!」
間宮萌は嵯峨とは一切目を合わせようとしない。間宮は潤んだ瞳で社長だけを見つめていた。
「違いますっ! 本当に私は嵯峨さんに脅されているんです! 嵯峨さんは私の裸の写真を持っているんです。だから、藤木さんの住所を調べるようしつこく迫られた時、恐くて逆らえなかったんです。盗聴器だって、遠回しに仕掛けるように言われたんです……ううっ……ううっ」
手で涙を拭う間宮萌の背中を咲良ちゃんはさすり、嵯峨に嫌悪感たっぷりの表情を向ける。
「リベンジポルノとか最低。このっ、犯罪者!!」
「ふざけんなっ!! 綾の住所を教えてくれって頼んだのは認めるが、その住所使って勝手に盗聴器仕掛けて、男がいないか聞きに行こうって提案したのは萌だろーが!」
「言ってませんっ! このストーカーは盗聴器から聞こえた藤木さんのいちゃつく声に逆上して石を投げました! 私はそれを必死で止めたんです! 藤木さんを守ろうとしたんですよ? 映像にも映ってるでしょ?」
「一人で逃げんなっ! そもそもお前は俺に、綾と男の声を聞かせて諦めさせようとしてたんだろ? バレバレだったんだよ! お前のその薄っぺらい身体の裸だって、お前が“愛してる”とかメッセージ付けて勝手に送って来た画像だろーがっ! 気色悪くてとっくに削除したわ!」
「ひどいっ! 私そんな事してないもんっ!! それに、脱いだら凄いもんっ!! うあーーーーーんっ!!」
社長を始め、課長たちも皆呆れ果てながら二人の様子を見ていた。この間にも録音はされ続けているので、自白はしっかり録れている。
恐いのは、執着質で自尊心がエベレストほど高い、ストーカー気質の嵯峨が、こんな場所で恥をかかされ、自分の飼い猫に噛みつかれて逆上しないわけがない。
思った通りその目には憎悪が宿り、薄気味悪い苦笑いを浮かべて私を見てきた。
「綾……お前、俺をこんな目に遭わせて……わかってんだろうな……?」
その時、会議室の壁際に置かれたパーテーションが急にバンっと前に倒れた。
発砲でもされたかと思う程に大きな音に、その場は静まり返り、倒れたパーテーションの方に皆目を向けた。
倒れたパーテーションから姿を現したのは、熟年の女性。
どうやら彼女が、怒りのあまりパーテーションを倒したようだ。
「宗ちゃん……ママは、怒ってるわよ」
間宮萌は迫真の演技を見せるだろう。そんな彼女の姿を見て、うっかり同情をして許してしまわないよう、秘書課の若手の女性達からの、いわれのない制裁を黙って受け止め、この日の為にエネルギーに変換できるよう蓄えていた。
会議室には、社長、秘書課長、人事課長、広報課長、瑞貴、私、嵯峨、間宮、そして何故か咲良ちゃんも居た。全員の席には書類を入れられる角二サイズの茶封筒が置かれている。
嵯峨は明らかに機嫌が悪く、間宮萌はしおらしく縮こまっており、咲良ちゃんに小さな声で慰められていた。
最初に社長が口を開いた。
「嵯峨君、間宮君、君達にはここに呼ばれた心当たりはあるか?」
間宮は隣に座る咲良ちゃんの手を握りながら、目を潤ませて答える。
「心当たりなんてありませんっ」
隣に座っている咲良ちゃんも一緒になって声を出した。
「間宮さんは本当に良い子なんです。会社の空気を乱しているのは藤木さんの方ですよね。秘書課が今どれだけ重ぐるしい空気かわかりますか? 皆藤木さんのせいで困ってるんです」
どうやら秘書課のあの空気は全部私のせいらしい。まあ、間違ってはいないのだが、根本的な原因はそこにいる嵯峨と間宮なのだと思うが……。
間宮萌と咲良ちゃんが二人で抱き合って周りを威嚇すれば、次に口を開いたのは嵯峨だった。
「私も心当たりなんてないです。何だか今から尋問でも始まるような雰囲気で、正直怖いです」
怖い? 怖いのはお前だよ、と私は心の中で呟いた。
広報課長が大型モニターの電源をつけて、パソコンをいじり始める。
「これは、前回間宮君に確認してもらった映像だ」
社長の声とともに映し出されたのは、間宮萌が私のアパートの部屋に侵入している映像で、それを見た咲良ちゃんが強気な声を上げた。
「間宮さんから伺ってます。自分に似た人を使ってて、完全に陥れられてるって。しかもその映像じゃ、はっきりした顔が見えないですよね? こんな卑劣なマネを本当に出来る人がいるんだと、初めて知りました」
咲良ちゃんは言い切ると同時に私をキッと睨みつける。
広報課長がキーをタンッと押す音がし、映像が切り替わった。
それは、近所の防犯カメラに映っていた、嵯峨が石をアパートに投げ入れる様子だった。
咲良ちゃんはその映像を見ると、さっきまでの威勢に陰りを見せ始め、段々と顔色を悪くし始めた。
「……嵯峨さん……だよね? と、萌?」
「ちっ、違う! 社長、これは私ではありませんっ!! この映像も捏造です!」
「私も、こんな場所行ってないです」
広報課長は映像に映る車を拡大し、ナンバーの読める数字だけ読み上げた。
「地名やひらがなは読めませんが……九九八一」
咲良ちゃんは握っていた間宮萌の手を離し、疑いの目を向けた。
「あの車とナンバー、やっぱり嵯峨さんのだよね? 前に乗せてもらった時、九九八十一だって一緒に笑ったじゃん、ねえ萌?」
「咲良ったら……何言ってるの? ナンバーなんて簡単に被るし、嵯峨さんの車はあんなのじゃなかったじゃん?」
広報課長は映像の説明を進め、全員に配られている資料を開けるように促した。
「机に置かれている封筒から資料を取り出し、開いてください」
全員が一斉に茶封筒を開けるガサガサといった音や、資料をめくるパサッといった音が会議室に響く。
「なんだこれ……」
「うそ……ここまで……」
嵯峨と間宮の顔が青ざめて行くのがわかった。
今全員が読んでいる資料は、探偵事務所の印が押された調査報告書であった。
近所の住民がメモしていた不審車ナンバーと、映像のナンバーが一致しており、所有者は渋谷区在住の嵯峨宗一郎ということ。防犯映像を処理して、鮮明な姿で映し出された嵯峨と間宮の顔である映像写真。防犯映像には編集や改ざんの痕跡が無いこと。AI解析で嵯峨と間宮の顔と防犯映像の人物は九十九パーセント一致していること等々、資料には記載や添付がされていた。
嵯峨と間宮は興奮した様子で怒鳴り始める。
「社員のプライベートを探偵事務所を使って調べて良いんですか? プライバシーの侵害で訴えますよっ!!」
「探偵使って社員の行動監視するなんて普通じゃないわよっ!!」
その言葉を待ってましたとばかりに、目に力の入った瑞貴が立ち上がり、話し始めた。
「つまり、お二人ともこの映像はプライベートの自分達だと認めましたね」
「「は?」」
「探偵を雇ったのは私個人ですし、依頼内容も藤木さんの家で起こった盗聴と器物破損の件で自宅周辺を調査して欲しいというものです。ちゃんと資料にも契約者名や依頼内容が書いてあります。会社はあなた達二人を調べてなんていません。今のあなた達の発言は録音していますので、このまま映像と音声を持って警察に行くことも出来ます。あなた達の罪が法的に確定されれば、懲戒免職は免れないでしょうね」
瑞貴の言葉に一早く反応して涙を見せるのは、名女優間宮萌だった。
「私は嵯峨さんに脅されたんですッ!!」
嵯峨は信じられないと言った様子で、間宮萌の方へ上半身ごと向けた。
「はッ? 盗聴器はお前が勝手に仕掛けてたんだろうが!!」
間宮萌は嵯峨とは一切目を合わせようとしない。間宮は潤んだ瞳で社長だけを見つめていた。
「違いますっ! 本当に私は嵯峨さんに脅されているんです! 嵯峨さんは私の裸の写真を持っているんです。だから、藤木さんの住所を調べるようしつこく迫られた時、恐くて逆らえなかったんです。盗聴器だって、遠回しに仕掛けるように言われたんです……ううっ……ううっ」
手で涙を拭う間宮萌の背中を咲良ちゃんはさすり、嵯峨に嫌悪感たっぷりの表情を向ける。
「リベンジポルノとか最低。このっ、犯罪者!!」
「ふざけんなっ!! 綾の住所を教えてくれって頼んだのは認めるが、その住所使って勝手に盗聴器仕掛けて、男がいないか聞きに行こうって提案したのは萌だろーが!」
「言ってませんっ! このストーカーは盗聴器から聞こえた藤木さんのいちゃつく声に逆上して石を投げました! 私はそれを必死で止めたんです! 藤木さんを守ろうとしたんですよ? 映像にも映ってるでしょ?」
「一人で逃げんなっ! そもそもお前は俺に、綾と男の声を聞かせて諦めさせようとしてたんだろ? バレバレだったんだよ! お前のその薄っぺらい身体の裸だって、お前が“愛してる”とかメッセージ付けて勝手に送って来た画像だろーがっ! 気色悪くてとっくに削除したわ!」
「ひどいっ! 私そんな事してないもんっ!! それに、脱いだら凄いもんっ!! うあーーーーーんっ!!」
社長を始め、課長たちも皆呆れ果てながら二人の様子を見ていた。この間にも録音はされ続けているので、自白はしっかり録れている。
恐いのは、執着質で自尊心がエベレストほど高い、ストーカー気質の嵯峨が、こんな場所で恥をかかされ、自分の飼い猫に噛みつかれて逆上しないわけがない。
思った通りその目には憎悪が宿り、薄気味悪い苦笑いを浮かべて私を見てきた。
「綾……お前、俺をこんな目に遭わせて……わかってんだろうな……?」
その時、会議室の壁際に置かれたパーテーションが急にバンっと前に倒れた。
発砲でもされたかと思う程に大きな音に、その場は静まり返り、倒れたパーテーションの方に皆目を向けた。
倒れたパーテーションから姿を現したのは、熟年の女性。
どうやら彼女が、怒りのあまりパーテーションを倒したようだ。
「宗ちゃん……ママは、怒ってるわよ」
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