47 / 103
12)遠雷の行方
12-01
しおりを挟む
「……おれ、やっぱりさっさと死ぬべきじゃないかと思うんだけど」
腕と足と、あちこちが擦り剥けて、それぞれに滲んだ血が痛い。
大きい背中に背負われて、どこかへ運ばれている。これはたぶん、春日だ。
「ふざけんな。俺の目が黒いうちは勝手に死なせねーからな」
走りながら、怒った声で春日が言った。顔は見えない。
少し考えて、口をついて出てきた言葉が最悪だった。
「……ユースケって、もしかしておれのこと好きなの?」
「嫌い」
「即答かよ」
「嫌いだから、嫌がらせしてる」
「なるほどね?」
さぁ死んでやるぞ、という時に限って、何故か毎回助けにくるから勘違いしていた。
ああ、なんだ。そういうことか。
嫌いなのか。そうか。だから近くにいても、コイツは変にならないんだな。
でも、それならいっそ、放っておいてくれればいいのに。やっぱり変なヤツだ。
「……高校も、同じとこ行くからな」
「はぁ?! お前とおれじゃ偏差値違いすぎるでしょ」
「どーとでもなるし、する」
「……嫌がらせのレベルえっぐい。おばさんにおれが睨まれるじゃん」
春日家には、ただでさえ迷惑をかけている。
自分なんかを理由に、息子が全く希望していない高校に行くなんて知ったら、どう思うだろう。なんでそんなことまで考えが至らないんだ。
こいつ、やっぱり馬鹿なんじゃないか。
「じゃあとっとと、その死にたがる癖を治せ」
それは無理だよ。
死にたくない理由が見つからない。
「……大学までついてこないよね?」
「高校で治らなかったら続けるぞ」
「あーもー、わかったよ。……完敗だよ」
また、迷惑をかけてる。
これ以上はダメだ。
でもきっと、本当に高校はついてくるんだろうなぁ。
それ以上はダメだ。
自分のせいで、誰かの人生がおかしくなるのは、もう見たくない。
もう見たくないのに、嬉しいのはなんでだろうな。
視界が滲んで、鼻の奥がじんわり痛い。
「困ってることは、全部助けてやる。全部俺に言え。全部、なんとかするから」
「うん」
「だから、自分から死にに行くな」
「……うん」
「……なっつかしい夢ぇ」
和都はそう呟きながら目を開けた。辺りはすでに明るい。
あれは、いつだっただろうか。
確か中学の頃。当時は気持ちが塞ぐとすぐ死にたくなって、死ねそうな場所を探して彷徨っていた。
学校の裏手を彷徨ってたら、知らないヤツに追いかけ回され、最終的に裏山の崖から滑り落ちたところを春日が助けてくれた、のではなかったか。
意識がぼんやりしている片隅で、スマホが鳴っている気がした。
アラームをかけたような気もするし、そうじゃなければメッセージの通知音だろう。
──まだ眠い……。
昨日はなかなか寝付けなかったし、今日は休みだからもう少し眠っていたい気持ちが強かった。
しかし、一向に止まる気配がない。
ああ、これは着信か、とようやく思考が繋がって、ベッドのどこかに放ったスマホを手で探って捕まえ、応答を押す。
「あい……」
誰からだったか見なかったな、とふんわり思いながら、寝起きのあまり出ない声で言う。
「まだ寝てんのか。早く来ないと置いてくぞ」
春日の声で言われて、思考が一気に現実に引き戻された。
「あっ!!」
和都は短く叫んで飛び起きると、慌てて支度を始める。
今日は仁科を含めたみんなと一緒に、白狛神社の跡地に行く日だった。
◇
「ごめん、遅れた」
急いで支度して、待ち合わせ場所にしていた駅裏の公園までたどり着くと、すでに春日と菅原がいた。
「大丈夫、大丈夫。先生も渋滞で遅れてる」
「よかったぁ」
期末テストも終わり、間も無く夏休みという時期。
和都は安堵の息を吐きながら、暑さと走ってきたせいで吹き出る汗を拭いた。
以前、仁科と出掛ける際も指定した公園だが、相変わらず人がおらず、休日だというのに閑散としている。今日もよく晴れていて、日差しもそこそこに強く、どこか少し蒸し暑い。
「夜更かしでもしたのか?」
「いや、普通に寝たんだけど……」
今日が楽しみで寝付けず、寝坊したとは言えなかった。
言い訳を考えていたのだが、和都は頭を掻きつつ、春日のほうをチラリと見て。
「ん?」
「……昔の夢、見てた」
少し前のことのはずなのに、もう懐かしいと思ってしまう、昔の夢。
死にたくて堪らなかった頃の、記憶の断片。
──今は、考えなくなったなぁ。
多分、自分の厄介な特性の理由と、その解決策が見えてきたからというのが一番大きい。そしてそれを、助けてくれる人が増えた。今日だってその為の、自分なんかの為の外出である。
そんなことを考えながら辺りを眺めて、和都は自分を含めて三人しかいないことに気付いた。
「あれ、小坂は?」
「配達の手伝いが入ったらしくてな、途中で拾う」
「そうそう。あいつんち、山の麓だし」
そんな話をしていたら、駅前の方から見覚えのある白い乗用車が一台近づいてくる。
「車来たぞ」
「あ、先生の車、あれだよ」
和都が話していると、車はウインカーを光らせ、三人の前に静かに停止した。
「悪いねー。日曜だと混むのね、この辺」
仁科がそう言いながら、助手席側の窓を開ける。
「おはよーございまーす」
「前来た時、土曜だったもんねぇ」
停車した車の助手席に、和都が当たり前のように乗ろうとすると、着ていたパーカーのフードを春日が掴んで制止した。
「和都、お前は後ろ。俺と菅原が後ろだと小坂が乗れないだろ」
「……たしかに」
言われて和都は頷く。体格の、こればかりは仕方がない話。
結局助手席には春日が乗り、後部座席に菅原と和都が乗ることになった。
「先生、いい車乗ってんね」
全員が乗り込んで出発すると、菅原が妙にはしゃいで車内を見回す。
「あぁ、実家の金だけどね」
「安曇家の親戚なんでしたっけ」
「そうそう。元はいわゆる分家だったのを、姓を変えて分けててね」
隣県を拠点とする安曇家こと安曇グループは、こちらの県でも有名な代々続くグループ企業だ。有名百貨店やレストラン、マンションなどなど、誰もが知っている事業を幅広く手掛けている。
「安曇神社が一番有名っちゃ有名だけど、神社以外にやってる不動産とかアパレルとか、そっち系は仁科家も代々一緒にやってるのよ」
「かー! 羨ましい話!」
「色々面倒臭いことも多いけどね」
仁科が苦笑しながら菅原に返す言葉を聞いて、和都は婚約者の話を思い出していた。それもまた、面倒なことの一つなのだろう。
──ずっと、気にしちゃってるんだよなぁ。
電話越しに怒っている声を聞いたせいなのか、それともこれまでのことへの申し訳なさなのか。仁科が気にしないせいで、余計に気にしているのかもしれない。
車は一方通行の多い住宅街の路地をぐるりと抜けて、進行方向に山の先端が見え始める。遠い狛山の辺りには、青空の下でもくもくと入道雲が大きく伸び、緑色の斜面に濃い影を落としていた。
「あ、相模。例のノートは持ってきた?」
「うんっ」
隣に座る菅原に言われ、和都は持ってきたショルダーバッグから、これまでのことをまとめた大学ノートを取り出し広げる。
「おぉ、すげーすげー。えー、まず『狛犬の目』ね。これのせいで色々寄ってきちゃうんだっけ?」
「うん。いろんな人に言い寄られたり、襲われかけたりね」
「あれなー。去年も大変だったもんなぁ、本当」
菅原が過去のことを思い出しながら、和都の頭を撫でた。
一年の頃から頻繁に呼び出される以外に、ほぼ毎日下駄箱に手紙が入っているのも見ているので、菅原たちもその大変さを知らないわけではない。
「……最近はあまりないな。その必要な霊力って奴が強くなったおかげか?」
助手席に座る春日が、こちらを見ながら聞いてくる。
「うん、そうだと思う!」
今ではそれらの回数も減って、ほぼゼロに等しくなってきていた。着実にチカラは増えているようで、その凄さを実感する。
「保健委員としてコキ使ってるからねぇ」
「……真っ当な理由があったのが、未だに解せないです」
運転する仁科が楽しそうに言うのを、春日は隣から冷たい視線を向けた。
「もうちょい信用して欲しいんだけどなぁ」
「無理ですね」
「えぇー」
春日と仁科の会話に、菅原は眉を顰めつつ和都にコソコソと聞いてくる。
「あの二人、なんかあったの?」
「ユースケが先生に一回、おれに委員の仕事させすぎって言いにいったことあってさ」
「うわ、まじかぁ」
和都の答えに、菅原も呆れた顔を助手席のほうに向けた。
「春日ぁ、先生はもう警戒しなくていいじゃないのぉ? こんだけ協力してくれてるんだしさ」
「いいぞ菅原、もっと言え」
「まだ検討中」
「きびしーなぁ」
春日の中ではまだしばらく、仁科は警戒対象のままのようだ。
腕と足と、あちこちが擦り剥けて、それぞれに滲んだ血が痛い。
大きい背中に背負われて、どこかへ運ばれている。これはたぶん、春日だ。
「ふざけんな。俺の目が黒いうちは勝手に死なせねーからな」
走りながら、怒った声で春日が言った。顔は見えない。
少し考えて、口をついて出てきた言葉が最悪だった。
「……ユースケって、もしかしておれのこと好きなの?」
「嫌い」
「即答かよ」
「嫌いだから、嫌がらせしてる」
「なるほどね?」
さぁ死んでやるぞ、という時に限って、何故か毎回助けにくるから勘違いしていた。
ああ、なんだ。そういうことか。
嫌いなのか。そうか。だから近くにいても、コイツは変にならないんだな。
でも、それならいっそ、放っておいてくれればいいのに。やっぱり変なヤツだ。
「……高校も、同じとこ行くからな」
「はぁ?! お前とおれじゃ偏差値違いすぎるでしょ」
「どーとでもなるし、する」
「……嫌がらせのレベルえっぐい。おばさんにおれが睨まれるじゃん」
春日家には、ただでさえ迷惑をかけている。
自分なんかを理由に、息子が全く希望していない高校に行くなんて知ったら、どう思うだろう。なんでそんなことまで考えが至らないんだ。
こいつ、やっぱり馬鹿なんじゃないか。
「じゃあとっとと、その死にたがる癖を治せ」
それは無理だよ。
死にたくない理由が見つからない。
「……大学までついてこないよね?」
「高校で治らなかったら続けるぞ」
「あーもー、わかったよ。……完敗だよ」
また、迷惑をかけてる。
これ以上はダメだ。
でもきっと、本当に高校はついてくるんだろうなぁ。
それ以上はダメだ。
自分のせいで、誰かの人生がおかしくなるのは、もう見たくない。
もう見たくないのに、嬉しいのはなんでだろうな。
視界が滲んで、鼻の奥がじんわり痛い。
「困ってることは、全部助けてやる。全部俺に言え。全部、なんとかするから」
「うん」
「だから、自分から死にに行くな」
「……うん」
「……なっつかしい夢ぇ」
和都はそう呟きながら目を開けた。辺りはすでに明るい。
あれは、いつだっただろうか。
確か中学の頃。当時は気持ちが塞ぐとすぐ死にたくなって、死ねそうな場所を探して彷徨っていた。
学校の裏手を彷徨ってたら、知らないヤツに追いかけ回され、最終的に裏山の崖から滑り落ちたところを春日が助けてくれた、のではなかったか。
意識がぼんやりしている片隅で、スマホが鳴っている気がした。
アラームをかけたような気もするし、そうじゃなければメッセージの通知音だろう。
──まだ眠い……。
昨日はなかなか寝付けなかったし、今日は休みだからもう少し眠っていたい気持ちが強かった。
しかし、一向に止まる気配がない。
ああ、これは着信か、とようやく思考が繋がって、ベッドのどこかに放ったスマホを手で探って捕まえ、応答を押す。
「あい……」
誰からだったか見なかったな、とふんわり思いながら、寝起きのあまり出ない声で言う。
「まだ寝てんのか。早く来ないと置いてくぞ」
春日の声で言われて、思考が一気に現実に引き戻された。
「あっ!!」
和都は短く叫んで飛び起きると、慌てて支度を始める。
今日は仁科を含めたみんなと一緒に、白狛神社の跡地に行く日だった。
◇
「ごめん、遅れた」
急いで支度して、待ち合わせ場所にしていた駅裏の公園までたどり着くと、すでに春日と菅原がいた。
「大丈夫、大丈夫。先生も渋滞で遅れてる」
「よかったぁ」
期末テストも終わり、間も無く夏休みという時期。
和都は安堵の息を吐きながら、暑さと走ってきたせいで吹き出る汗を拭いた。
以前、仁科と出掛ける際も指定した公園だが、相変わらず人がおらず、休日だというのに閑散としている。今日もよく晴れていて、日差しもそこそこに強く、どこか少し蒸し暑い。
「夜更かしでもしたのか?」
「いや、普通に寝たんだけど……」
今日が楽しみで寝付けず、寝坊したとは言えなかった。
言い訳を考えていたのだが、和都は頭を掻きつつ、春日のほうをチラリと見て。
「ん?」
「……昔の夢、見てた」
少し前のことのはずなのに、もう懐かしいと思ってしまう、昔の夢。
死にたくて堪らなかった頃の、記憶の断片。
──今は、考えなくなったなぁ。
多分、自分の厄介な特性の理由と、その解決策が見えてきたからというのが一番大きい。そしてそれを、助けてくれる人が増えた。今日だってその為の、自分なんかの為の外出である。
そんなことを考えながら辺りを眺めて、和都は自分を含めて三人しかいないことに気付いた。
「あれ、小坂は?」
「配達の手伝いが入ったらしくてな、途中で拾う」
「そうそう。あいつんち、山の麓だし」
そんな話をしていたら、駅前の方から見覚えのある白い乗用車が一台近づいてくる。
「車来たぞ」
「あ、先生の車、あれだよ」
和都が話していると、車はウインカーを光らせ、三人の前に静かに停止した。
「悪いねー。日曜だと混むのね、この辺」
仁科がそう言いながら、助手席側の窓を開ける。
「おはよーございまーす」
「前来た時、土曜だったもんねぇ」
停車した車の助手席に、和都が当たり前のように乗ろうとすると、着ていたパーカーのフードを春日が掴んで制止した。
「和都、お前は後ろ。俺と菅原が後ろだと小坂が乗れないだろ」
「……たしかに」
言われて和都は頷く。体格の、こればかりは仕方がない話。
結局助手席には春日が乗り、後部座席に菅原と和都が乗ることになった。
「先生、いい車乗ってんね」
全員が乗り込んで出発すると、菅原が妙にはしゃいで車内を見回す。
「あぁ、実家の金だけどね」
「安曇家の親戚なんでしたっけ」
「そうそう。元はいわゆる分家だったのを、姓を変えて分けててね」
隣県を拠点とする安曇家こと安曇グループは、こちらの県でも有名な代々続くグループ企業だ。有名百貨店やレストラン、マンションなどなど、誰もが知っている事業を幅広く手掛けている。
「安曇神社が一番有名っちゃ有名だけど、神社以外にやってる不動産とかアパレルとか、そっち系は仁科家も代々一緒にやってるのよ」
「かー! 羨ましい話!」
「色々面倒臭いことも多いけどね」
仁科が苦笑しながら菅原に返す言葉を聞いて、和都は婚約者の話を思い出していた。それもまた、面倒なことの一つなのだろう。
──ずっと、気にしちゃってるんだよなぁ。
電話越しに怒っている声を聞いたせいなのか、それともこれまでのことへの申し訳なさなのか。仁科が気にしないせいで、余計に気にしているのかもしれない。
車は一方通行の多い住宅街の路地をぐるりと抜けて、進行方向に山の先端が見え始める。遠い狛山の辺りには、青空の下でもくもくと入道雲が大きく伸び、緑色の斜面に濃い影を落としていた。
「あ、相模。例のノートは持ってきた?」
「うんっ」
隣に座る菅原に言われ、和都は持ってきたショルダーバッグから、これまでのことをまとめた大学ノートを取り出し広げる。
「おぉ、すげーすげー。えー、まず『狛犬の目』ね。これのせいで色々寄ってきちゃうんだっけ?」
「うん。いろんな人に言い寄られたり、襲われかけたりね」
「あれなー。去年も大変だったもんなぁ、本当」
菅原が過去のことを思い出しながら、和都の頭を撫でた。
一年の頃から頻繁に呼び出される以外に、ほぼ毎日下駄箱に手紙が入っているのも見ているので、菅原たちもその大変さを知らないわけではない。
「……最近はあまりないな。その必要な霊力って奴が強くなったおかげか?」
助手席に座る春日が、こちらを見ながら聞いてくる。
「うん、そうだと思う!」
今ではそれらの回数も減って、ほぼゼロに等しくなってきていた。着実にチカラは増えているようで、その凄さを実感する。
「保健委員としてコキ使ってるからねぇ」
「……真っ当な理由があったのが、未だに解せないです」
運転する仁科が楽しそうに言うのを、春日は隣から冷たい視線を向けた。
「もうちょい信用して欲しいんだけどなぁ」
「無理ですね」
「えぇー」
春日と仁科の会話に、菅原は眉を顰めつつ和都にコソコソと聞いてくる。
「あの二人、なんかあったの?」
「ユースケが先生に一回、おれに委員の仕事させすぎって言いにいったことあってさ」
「うわ、まじかぁ」
和都の答えに、菅原も呆れた顔を助手席のほうに向けた。
「春日ぁ、先生はもう警戒しなくていいじゃないのぉ? こんだけ協力してくれてるんだしさ」
「いいぞ菅原、もっと言え」
「まだ検討中」
「きびしーなぁ」
春日の中ではまだしばらく、仁科は警戒対象のままのようだ。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件
水野七緒
BL
一見チャラそうだけど、根はマジメな男子高校生・星井夏樹。
そんな彼が、ある日、現代とよく似た「別の世界(パラレルワールド)」の夏樹と入れ替わることに。
この世界の夏樹は、浮気性な上に「妹の彼氏」とお付き合いしているようで…?
※終わり方が2種類あります。9話目から分岐します。※続編「目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件」連載中です(2022.8.14)
馬鹿な先輩と後輩くん
ぽぽ
BL
美形新人×平凡上司
新人の教育係を任された主人公。しかし彼は自分が教える事も必要が無いほど完璧だった。だけど愛想は悪い。一方、主人公は愛想は良いがミスばかりをする。そんな凸凹な二人の話。
━━━━━━━━━━━━━━━
作者は飲み会を経験した事ないので誤った物を書いているかもしれませんがご了承ください。
本来は二次創作にて登場させたモブでしたが余りにもタイプだったのでモブルートを書いた所ただの創作BLになってました。
俺のパンツが消えた
ルルオカ
BL
名門の水泳部の更衣室でパンツが消えた?
パンツが消えてから、それまで、ほとんど顔を合わせたことがなかった、水泳部のエースと、「ミカケダオシカナヅチ」があだ名の水泳部員が、関係を深めて、すったもんだ青春するBL小説。
百九十の長身でカナヅチな部員×小柄な名門水泳部エース。パンツが消えるだけあって、コメディなR15です。
おまけの「俺のパンツが跳んだ」を吸収しました。
生臭坊主と不肖の息子
ルルオカ
BL
一山の敷地に、こじんまりと本堂を構える後光寺。住職を務める「御白川 我聞」とその義理の息子、庄司が寺に住み、僧侶の菊陽が通ってきている。
女遊びをし、大酒飲みの生臭坊主、我聞が、ほとんど仕事をしない代わりに、庄司と菊陽が寺の業務に当たる日々。たまに、我聞の胡散臭い商売の依頼主がきて、それを皮切りに、この世ならざるものが、庄司の目に写り・・・。
生臭で物臭な坊主と、その義理の息子と、寺に住みつく、あやかしが関わってくるBL小説。BLっぽくはないけど、こんこんのセクハラ発言多発や、後半に描写がでてくるの、ご注意。R15です。
「河童がいない人の哀れ」はべつの依頼の小話になります。
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる