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魔眼覚醒編

魔眼能力

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 これは・・・・・・強いのか?弱いのか?いまいちよく解らないな。アルファベット順に考えるとCが僕の能力の中で1番高いって事か?

「そうじゃよ。能力は下からG、F、E、D、C、B、A、Sじゃ。解りやすいじゃろう?」

 まあ一般的だな。

「そうじゃろう。一応、目安を言っておくと君の両親の能力は全部D程度じゃ」  

 それってヤバくないか?僕の両親は腐っても冒険者として名を馳せている1人だ。そんな人達の能力値が下から数えた方が速いとか。

「その通りじゃよ。人間は弱くなり過ぎた。たかが「勇気の魔眼」程度で喜ぶ程度にはな 」
  
 その言い方だと昔は「勇気の魔眼」は珍しくなかったのか?やっぱり。

「1年に1人はその「魔眼」を持つ者が現れていたな。なぜ今そんなにも減ったかは知らぬ」

 まじか。じゃあ「魔王討伐」失敗するかもな。

「十中八九の。おそらく魔王の幹部の雑用係にでも殺されるじゃろう」

 「したっぱ」もいいところだな。そんな奴等に負けて帰ってくる「勇者」とか笑いしかでない。

「ハッハッハ。じゃろうな。何せお主はこれから魔王に匹敵する能力を手に入れるからの!!」

 ・・・・・・ハイ?

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 「邪の魔眼」によると僕が所持している「ポイント」を「物理攻撃力」などに振るだけで能力値の段階が1つ上がるらしい。つまりは、「G」だった能力が「F」に上がるという事だ。

 そんな上手い話があるか「詐欺師」とぶっちゃけ思ったが、物は試しだ。とりあえず振ることにした。とりあえずは・・・・・・ 敏捷力ランク「G」にでも振るか?やはりスピードは大切であろう。本当に能力が上がるかは知らないが。

 そして、「敏捷力」欄をクリックして「ポイント」を振ると・・・・・・

「(まじかよ。敏捷力が何倍にも膨れ上がっていやがる。こんな事が有り得るのか?今、僕はたった1ポイントしか使わなかったんだぞ?合計53ポイントもあったのに。これなら本当に魔王並のの力を手に入れられるかも・・・・・・!!)」

「じゃろうじゃろう?なら、他の能力にもステータスを振れい。あっちなみに、オススメはお主がさっき上げた「敏捷力」と「運」じゃな。この2つさえあれば大抵の事は切り抜けられる 」

  okok。「魔眼」のジジイ!!

「ジジイ言うな!!」

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