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混沌
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そんな直貴への寂しさを埋めるように、僕はロイヤルを求め、勝太の激しい欲に応えた。躰を重ねている時は全てを忘れ、快楽に溺れられる。
もちろん、直の存在にも救われていた。彼は僕にとって陽だまりみたいな癒しだから。
直貴も一緒に、溺れられたら幸せなのに……
もちろんこんな状態で、大学なんて行けるわけない。僕たちは大学が始まって1ヶ月も経たないうちに、大学に行かなくなった。
ただ、この狭い密室だけが僕たちの世界。
僕は、幸せだった。けれど、そのうちにロイヤルと勝太はどちらが僕を独占するかで争うようになった。勝太は僕の首を絞めることはないけれど、僕が失神するまで激しく性を貪った。
そしてロイヤルも濃厚な愛撫で僕をとろとろに蕩かし、囁いた。
『ユーキ。君は僕のもの。僕だけのものだよ……』
ロイヤルと勝太が主導権を争ううちに、セックスの最中にも人格が変わるようになった。
今、ロイヤルに後ろを弄られていたと思ったら、急に勝太に交替し、バックでいきなり思い切り突かれる。勝太とキスしていたら、次第にねっとりとした濃厚なものへと変化しているのに気づくと、ロイヤルになっていたり。
それは、とても刺激的な遊戯だった。
僕はまるで複数プレイのようなこの遊戯を、心ゆくまで愉しんだ。
でも、嫉妬っていうのは時間が経てば経つほどに燃え盛っていくものなんだ。最初はちょっと刺激的なスパイスだったのが、やがて毒薬となり、躰を蝕んでいく。
「ハァッ、ハァッ、夕貴……俺だけを見ろ……」
勝太が正常位で僕の奥を激しく突きながら、切なそうに眉を顰める。
「アッ!アッ!あぁっ……ハァッ、ハァッ気持ち、いぃ……ッハァ」
僕も腰を激しく揺らし、勝太を熱っぽく見つめた。
ぁ、もうすぐイキそう……
激しく奥まで突かれ、絶頂に向かい頭が真っ白になる直前……勝太の動きが突然止まった。
ゆらゆらと躰が揺れ、閉じられていた瞳がゆっくりと開かれる。
「Yuki, I missed you(夕貴、会えなくて寂しかったよ) 」
ほんの一時間前に躰を繋げていたのに、ロイヤルはそう言うと僕の頬に口づけた。
『ロイヤル……激しく突いて! お願い!! イかせて!!』
突然断ち切られた欲望の余韻が消えてしまわないうちに、僕はロイヤルの腰を掴み、激しく律動させた。
ロイヤルがフッと笑みを浮かべる。
『淫らな君も、大好きだよ』
そう言った途端、頭を押さえて呻き始めた。
『な、にを……ック』
ロイヤルがフラーッと僕の躰の上に倒れ、ムクッと起き上がったのは勝太だった。
けれど、また勝太も頭を押さえて呻いた。
「ッハァ、ッハァ……くっそ、出てくんな!!」
勝太が両手で頭を抱え、「ぅぁあああああ!!」と叫び声を上げる。
そして、ロイヤルへと人格が交替する。と思ったら、また勝太に……
そんな攻防が目の前で繰り広げられ、今まで2人同時に愛されることに幸福しか感じていなかった僕は、急に不安になった。
危うかった均衡が、ついに崩れてしまった。
このままこれが続いたら、どうなってしまうんだろう……
すると、勝太の瞳が虚ろになり、揺れだした。
また、ロイヤルが現れるのかな。
そう思っていたら、瞳を開けたのは……
「はぁい♪ 私の名前はダリアよ、よろしくね」
知らない、人格だった。
もちろん、直の存在にも救われていた。彼は僕にとって陽だまりみたいな癒しだから。
直貴も一緒に、溺れられたら幸せなのに……
もちろんこんな状態で、大学なんて行けるわけない。僕たちは大学が始まって1ヶ月も経たないうちに、大学に行かなくなった。
ただ、この狭い密室だけが僕たちの世界。
僕は、幸せだった。けれど、そのうちにロイヤルと勝太はどちらが僕を独占するかで争うようになった。勝太は僕の首を絞めることはないけれど、僕が失神するまで激しく性を貪った。
そしてロイヤルも濃厚な愛撫で僕をとろとろに蕩かし、囁いた。
『ユーキ。君は僕のもの。僕だけのものだよ……』
ロイヤルと勝太が主導権を争ううちに、セックスの最中にも人格が変わるようになった。
今、ロイヤルに後ろを弄られていたと思ったら、急に勝太に交替し、バックでいきなり思い切り突かれる。勝太とキスしていたら、次第にねっとりとした濃厚なものへと変化しているのに気づくと、ロイヤルになっていたり。
それは、とても刺激的な遊戯だった。
僕はまるで複数プレイのようなこの遊戯を、心ゆくまで愉しんだ。
でも、嫉妬っていうのは時間が経てば経つほどに燃え盛っていくものなんだ。最初はちょっと刺激的なスパイスだったのが、やがて毒薬となり、躰を蝕んでいく。
「ハァッ、ハァッ、夕貴……俺だけを見ろ……」
勝太が正常位で僕の奥を激しく突きながら、切なそうに眉を顰める。
「アッ!アッ!あぁっ……ハァッ、ハァッ気持ち、いぃ……ッハァ」
僕も腰を激しく揺らし、勝太を熱っぽく見つめた。
ぁ、もうすぐイキそう……
激しく奥まで突かれ、絶頂に向かい頭が真っ白になる直前……勝太の動きが突然止まった。
ゆらゆらと躰が揺れ、閉じられていた瞳がゆっくりと開かれる。
「Yuki, I missed you(夕貴、会えなくて寂しかったよ) 」
ほんの一時間前に躰を繋げていたのに、ロイヤルはそう言うと僕の頬に口づけた。
『ロイヤル……激しく突いて! お願い!! イかせて!!』
突然断ち切られた欲望の余韻が消えてしまわないうちに、僕はロイヤルの腰を掴み、激しく律動させた。
ロイヤルがフッと笑みを浮かべる。
『淫らな君も、大好きだよ』
そう言った途端、頭を押さえて呻き始めた。
『な、にを……ック』
ロイヤルがフラーッと僕の躰の上に倒れ、ムクッと起き上がったのは勝太だった。
けれど、また勝太も頭を押さえて呻いた。
「ッハァ、ッハァ……くっそ、出てくんな!!」
勝太が両手で頭を抱え、「ぅぁあああああ!!」と叫び声を上げる。
そして、ロイヤルへと人格が交替する。と思ったら、また勝太に……
そんな攻防が目の前で繰り広げられ、今まで2人同時に愛されることに幸福しか感じていなかった僕は、急に不安になった。
危うかった均衡が、ついに崩れてしまった。
このままこれが続いたら、どうなってしまうんだろう……
すると、勝太の瞳が虚ろになり、揺れだした。
また、ロイヤルが現れるのかな。
そう思っていたら、瞳を開けたのは……
「はぁい♪ 私の名前はダリアよ、よろしくね」
知らない、人格だった。
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