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僕の崇拝する帝王

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 両方の胸の先端の尖りを、クリップで挟まれた。ジンジンとした痛みが快感となって襲いかかる。

 も、イキたい。イキたい、イキたい、イキたい……

「ハァッ、ハァッ、ハァッ……お、願いです……イかせて……」

 創一様の瞳に、嗜虐的な光が灯る。

「では、自分の力で抜いて下さいますか」
「ンンッ……ックゥ……」

 お腹に力を入れ、呑み込んだ真珠を吐き出す。大きな真珠が出てくるのが、鏡越しにはっきりと僕の目にも映っていた。

「フフッ……出てきましたね。まるで、亀の産卵のようですね……涙を流しながら卵を産むその姿は感動ものですよ。
 花を、贈りましょうね」

 創一様は立ち上がると、明朝磁器に生けられていた紫陽花を取り出した。

「や!!そ、んな太いの、無理っっ!!ハァッ、ハァッ……」

 怯える僕の瞳に映る、紫陽花の茎。

「何を言っているのですか。欲しそうに、口をパクパクさせてるじゃありませんか」

 先端の蜜口に、太い茎がグリグリと挿れられる。

「くぁぁああああああ!!」

 細い管に捻じ込まれた圧倒的な圧迫感と強烈な痛みで、悲鳴を上げる。

「さぁ、まだ吐き出していませんよ」
「っぁああ……く、るし……」

 二粒目、三粒目と吐き出したけど、もう限界だった。
 
 その様子を見て、創一様が頭を撫でた。

「自力で吐き出せるのは、ここまでのようですね」

 それから一気に真珠を引き抜く。

「ぁああああああっっ!!」

 目の前で火花が弾ける。と同時に、するすると創一様が猛りをきつく縛っていた縄を解放した。

 解放されたのは縄だけではなく、自由になった僕の肉欲は主張するように勢い良く白濁を飛ばした。

「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」

 肩を大きくいからせて激しく呼吸している間に、太腿を縛っていた縄が解かれた。けれど、落ち着く間もなく創一様が滑車を引き上げ、僕の躰を立ち上がらせていく。

「ッハァ……」

 爪先立ちの高さまで引き上げられ、縄が肌に食い込んでくる。胸を締め付けられ、浮遊感を感じていると、バランスがとれず躰がふわふわと泳ぎだす。

 蜜蝋の匂いと野生的な雄の匂いを嗅ぎ、頭の中に靄がかかったようになってくる。トロンと瞳が重くなり、心地よい快感に包まれていく。

 僕より10センチも背が高い創一様は、爪先立ちすることなく僕の肩をそっと抱いた。

「縄酔い、してきましたか」
「ッハァ……」

 まともに答えることができない。頭がボーッとする。  

「可愛いですね、貴方は……」

 創一様の手に握られているのは、極太の雄の形を模った電動の玩具。

「ぁ、や……」

 それまで微睡むかのように重かった瞼が、みるみる見開く。逃れようとして躰を捻ろうとするけど、爪先立ちのままゆっくりと揺さぶられるだけだった。

「十分解れているから、痛みはありませんよ」

 創一様が玩具のスイッチを押すと、ブーンという機械音が鳴り響いた。グネグネと悍しい動きをするそれが、僕の窄まりに近づいてくる。

「ぁあ!!創一様のが欲しい!!これ、やだ!!ぁああああああっっ!!」

 頭をブンブン振って涙を流す僕の腰を、創一様が強く抱き留める。

「私が与えるのは、極上の快感だと夕貴は知っているでしょう?
 さぁ、私に身を委ねて下さい」

 先程の真珠なんか比べ物にならないぐらいに巨大な棒が、僕の中に捻じ込まれていく。

「うぅぅぅぅあああああっっ!!」

 振動が淫穴の内部だけでなく、全身を震わせ、痙攣を起こさせる。急激に吐精欲が掻き立てられる。

「ッハ!ま、また……い、イク……や、イッちゃ……」 
「駄目ですよ、まだ……」

 先程の赤い縄で、再度膨らんだそこが締め付けられる。

「な、んで……」

 絶望感に打ちひしがれながらも、次々に襲いかかる強烈な刺激に悶えるしかない。

 創一様が尖りに挟んでいたクリップを片方外し、舌でチロチロと舐めあげる。

「真っ赤に色づいたここは、熟した果実のようですね……」
「あぁ!!もぅっっ!!ハァッ、ハァッ……」
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