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僕の愛しい騎士団長
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僕の腰を掴む勝太の手が、力強くなる。
「ウッ……中に、出すぞっ……」
「ちょ、勝太……」
勝太は一言宣言すると、答えを聞くことなく熱い欲を盛大に僕の中に放った。受け止めきれなかった白濁が淫穴から滴り、太腿を伝う。
「あ!お湯に入っちゃうじゃん」
「いいじゃねぇか、どうせもう上がるんだし」
「まだゆっくり浸かってない!」
むくれた顔を見せ、もうどうせ垂れてしまったんだからと諦めて躰を沈めた。フランキンセンスの香りが台無しだ。
「なぁ、もういいだろ? あがろうぜ」
勝太は浴槽の縁に腕をかけて躰を預け、僕の腰に脚を回して遊び始めた。
腰に巻かれた勝太の脚を解いて、押し退ける。
「じゃ、ベッドで待ってて。こっち、綺麗にしてから行くから」
勝太に注ぎ込まれた欲を、掻き出さないと。
「今やったって、また後でどうせ同じことすることになんだろーが」
きっと後ろで顔を顰めてることだろう。見なくても、よく分かる。
「人のことだと思って。お腹痛くなるのは僕なんだからね」
勝太の腕が肩に絡みついてきた。
「お前のこと、孕ませてやれたら良かったのにな……」
その真剣な声音にドキッとしつつも、僕にはそれを同様に受け止めることは出来なかった。
「クスッ……なにそれ。僕が、女だったら良かったってこと?」
「バカッ。んな意味じゃねーよ」
「じゃ、BL小説みたいなΩバースの世界を望んでるの? 言っとくけど、それなら僕がαで勝太がβだから、子供は生まれないよ」
「なんの話だよ。ってか、お前今なにげに俺のことディスりやがっただろ」
「フフッ……Ωバースの世界は知らなくても、それは分かってるんだ」
僕に向かって片手でバシャッとお湯をかけ、勝太が勢い良く立ち上がる。
「もう出る」
勝太は背を向けて浴室の扉に手をかけてから、
「お前もいつまでも入ってねぇで、さっさと上がれよ!」
乱暴に扉を閉めた。
あーあ、怒らせちゃったかな。
ねぇ勝太。本当に、僕が勝太の子供を身籠ったらいいって考えてるの?
この関係に一番罪悪感を持ってるのは、勝太だって知ってるんだよ。でも、君はそれを乗り越えてきてくれたんだよね。
一途に僕を想い続け、こんな僕を受け入れ、愛してくれる。
あの日からーー僕たちは、同じ罪を共有する共犯者。
僕たちはずっと、離れられない運命なんだ。
「ウッ……中に、出すぞっ……」
「ちょ、勝太……」
勝太は一言宣言すると、答えを聞くことなく熱い欲を盛大に僕の中に放った。受け止めきれなかった白濁が淫穴から滴り、太腿を伝う。
「あ!お湯に入っちゃうじゃん」
「いいじゃねぇか、どうせもう上がるんだし」
「まだゆっくり浸かってない!」
むくれた顔を見せ、もうどうせ垂れてしまったんだからと諦めて躰を沈めた。フランキンセンスの香りが台無しだ。
「なぁ、もういいだろ? あがろうぜ」
勝太は浴槽の縁に腕をかけて躰を預け、僕の腰に脚を回して遊び始めた。
腰に巻かれた勝太の脚を解いて、押し退ける。
「じゃ、ベッドで待ってて。こっち、綺麗にしてから行くから」
勝太に注ぎ込まれた欲を、掻き出さないと。
「今やったって、また後でどうせ同じことすることになんだろーが」
きっと後ろで顔を顰めてることだろう。見なくても、よく分かる。
「人のことだと思って。お腹痛くなるのは僕なんだからね」
勝太の腕が肩に絡みついてきた。
「お前のこと、孕ませてやれたら良かったのにな……」
その真剣な声音にドキッとしつつも、僕にはそれを同様に受け止めることは出来なかった。
「クスッ……なにそれ。僕が、女だったら良かったってこと?」
「バカッ。んな意味じゃねーよ」
「じゃ、BL小説みたいなΩバースの世界を望んでるの? 言っとくけど、それなら僕がαで勝太がβだから、子供は生まれないよ」
「なんの話だよ。ってか、お前今なにげに俺のことディスりやがっただろ」
「フフッ……Ωバースの世界は知らなくても、それは分かってるんだ」
僕に向かって片手でバシャッとお湯をかけ、勝太が勢い良く立ち上がる。
「もう出る」
勝太は背を向けて浴室の扉に手をかけてから、
「お前もいつまでも入ってねぇで、さっさと上がれよ!」
乱暴に扉を閉めた。
あーあ、怒らせちゃったかな。
ねぇ勝太。本当に、僕が勝太の子供を身籠ったらいいって考えてるの?
この関係に一番罪悪感を持ってるのは、勝太だって知ってるんだよ。でも、君はそれを乗り越えてきてくれたんだよね。
一途に僕を想い続け、こんな僕を受け入れ、愛してくれる。
あの日からーー僕たちは、同じ罪を共有する共犯者。
僕たちはずっと、離れられない運命なんだ。
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