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溢れる想い
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熱くなった秀一の舌先で耳朶の輪郭を舐め回される。
「ッフゥ……」
美姫の躰が浮き上がりそうになるが、秀一に後ろから抱き締められ、逃れることが出来ない。
「私の、愛しい美姫……」
耳元で吹き掛けられる秀一の吐息と甘く魅惑的な囁きに、美姫は骨まで溶かされたように躰の力が抜けていく。
「ンンァ……」
耳朶を甘噛みされながら、舌がねっとりと絡みつくように甜められ、耐えられない疼きに襲われる。ピチャピチャという水音が浴室に響き渡り、美姫の欲情を更に煽っていく。
「ッハァァァッ!!!…しゅ…い、ち…さぁん……」
雄の猛りを求めてビクン、ビクンと美姫の秘部が蠢く。秀一の舌先は美姫の耳の中へと侵入し、じっとりと濡らしながら淫らに抜き差しする。
あぁぁ……もう、だめ……
襲い来る快感に、前に回された秀一の腕をキュッと掴んだ。耳から離れた秀一の舌がうなじへと這い下り、ビクビクビクッと美姫の背筋が粟立つ。
「ハァッハァッ…あぁぁっっ…ハァッハァッ」
うなじに与えられる淫靡な快感とお風呂の蒸気、それから秀一の色香に当てられて、美姫の火照った躰が更に熱くさせられ、よがるように喘いだ。お風呂から立ち上るチョコレートの甘い香りと舌に残るチョコレートの味わいが媚薬のように粘膜に浸透していく。
「このままでは、美姫がのぼせてしまいますね……」
秀一が美姫の脇の下に手を差し込み、グッと持ち上げる。水圧が掛かりながらザパン…と水音が勢い良く立ち上がった。
美姫は秀一に手首を掴まれ、浴室の壁に手をつかせられた。お湯の蒸気から離れて少し息苦しさからは解放されたものの、美姫の火照った躰はまだ熱を下げてくれない。
それは、きっと……これから始まる秘事に期待が高まってるから……
「私の手で…貴女を綺麗にして差し上げますよ……」
背中越しに秀一がボディーソープを手に取るのを感じ、ポンッという蓋の開く音を聞きながら、美姫の胸がドキドキと高鳴る……
やがて…うなじへと秀一の両方の掌が当てられ、ヌルッとした感触に美姫は首を震わせた。チョコレートの香りがうなじから匂い立ち、鼻を擽る。それは、先程のバブルバスからの匂いよりも直接的に鼻腔と性感を刺激するものだった。
秀一の大きな掌が美姫の首筋から肩へと撫でられ、腕へと滑り下りていき、指先まで辿り着くと、細く長い指先で絡め取られる。
「ぁ……」
指の間までぴったりと合わせられ、擦り合わせるその動きに、美姫は淫らな思いに満たされた。秀一の手が離れ、寂しさを感じていると、今度はうなじから背中へとヌルッとした感触が這い下りる。
「ッァ……」
背筋にゾワゾワと悪寒が走り抜け、秀一の指先の動きに翻弄される。壁についた指をギュッと丸めて握り込み、踵を浮き上がらせながら、美姫の全神経が背中へと注がれる。
「ンック……」
戦慄く唇を引き結び、抑えたつもりの声でさえも浴室にやけに大きく響き渡り、欲を孕んだその音色に自分自身が煽られていく……
ピチャンッ…ピチャンッ…
「っっ!!」
蜜壺から溢れ出した蜜がお湯の中へと音をたてて落ちる。羞恥で更に美姫の火照りが高まっていく。
あぁ……耐えられない……早くこの疼きをどうにかして欲しい……
「ッフゥ……」
美姫の躰が浮き上がりそうになるが、秀一に後ろから抱き締められ、逃れることが出来ない。
「私の、愛しい美姫……」
耳元で吹き掛けられる秀一の吐息と甘く魅惑的な囁きに、美姫は骨まで溶かされたように躰の力が抜けていく。
「ンンァ……」
耳朶を甘噛みされながら、舌がねっとりと絡みつくように甜められ、耐えられない疼きに襲われる。ピチャピチャという水音が浴室に響き渡り、美姫の欲情を更に煽っていく。
「ッハァァァッ!!!…しゅ…い、ち…さぁん……」
雄の猛りを求めてビクン、ビクンと美姫の秘部が蠢く。秀一の舌先は美姫の耳の中へと侵入し、じっとりと濡らしながら淫らに抜き差しする。
あぁぁ……もう、だめ……
襲い来る快感に、前に回された秀一の腕をキュッと掴んだ。耳から離れた秀一の舌がうなじへと這い下り、ビクビクビクッと美姫の背筋が粟立つ。
「ハァッハァッ…あぁぁっっ…ハァッハァッ」
うなじに与えられる淫靡な快感とお風呂の蒸気、それから秀一の色香に当てられて、美姫の火照った躰が更に熱くさせられ、よがるように喘いだ。お風呂から立ち上るチョコレートの甘い香りと舌に残るチョコレートの味わいが媚薬のように粘膜に浸透していく。
「このままでは、美姫がのぼせてしまいますね……」
秀一が美姫の脇の下に手を差し込み、グッと持ち上げる。水圧が掛かりながらザパン…と水音が勢い良く立ち上がった。
美姫は秀一に手首を掴まれ、浴室の壁に手をつかせられた。お湯の蒸気から離れて少し息苦しさからは解放されたものの、美姫の火照った躰はまだ熱を下げてくれない。
それは、きっと……これから始まる秘事に期待が高まってるから……
「私の手で…貴女を綺麗にして差し上げますよ……」
背中越しに秀一がボディーソープを手に取るのを感じ、ポンッという蓋の開く音を聞きながら、美姫の胸がドキドキと高鳴る……
やがて…うなじへと秀一の両方の掌が当てられ、ヌルッとした感触に美姫は首を震わせた。チョコレートの香りがうなじから匂い立ち、鼻を擽る。それは、先程のバブルバスからの匂いよりも直接的に鼻腔と性感を刺激するものだった。
秀一の大きな掌が美姫の首筋から肩へと撫でられ、腕へと滑り下りていき、指先まで辿り着くと、細く長い指先で絡め取られる。
「ぁ……」
指の間までぴったりと合わせられ、擦り合わせるその動きに、美姫は淫らな思いに満たされた。秀一の手が離れ、寂しさを感じていると、今度はうなじから背中へとヌルッとした感触が這い下りる。
「ッァ……」
背筋にゾワゾワと悪寒が走り抜け、秀一の指先の動きに翻弄される。壁についた指をギュッと丸めて握り込み、踵を浮き上がらせながら、美姫の全神経が背中へと注がれる。
「ンック……」
戦慄く唇を引き結び、抑えたつもりの声でさえも浴室にやけに大きく響き渡り、欲を孕んだその音色に自分自身が煽られていく……
ピチャンッ…ピチャンッ…
「っっ!!」
蜜壺から溢れ出した蜜がお湯の中へと音をたてて落ちる。羞恥で更に美姫の火照りが高まっていく。
あぁ……耐えられない……早くこの疼きをどうにかして欲しい……
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