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思い知らせて
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軽く眉を寄せた秀一の表情に、美姫の鼓動が跳ねる。もっとその色情に濡れた表情が見たくて、縋るように舌を絡ませようとするものの、秀一の指は口から拔かれてしまった。それを寂しく思いながら、秀一の指を美姫は目線で追った。
「そんな切なそうな表情をしないで下さい。貴女には、もっと素晴らしい快楽を与えて差し上げますから……」
秀一に言われ、美姫は夢から醒めたようにハッとし、直後に恥ずかしさに襲われて顔を俯かせた。
「美姫、腰の動きが止まっていますよ」
秀一が右手を美姫の腰に当てるとやんわりと揺らした。
「片足立ちで、ダンスなんて無理です……」
そう言った美姫の右手を秀一が取ると、鏡に押し付けた。
「さぁ、これで大丈夫でしょう?」
更に、美姫の左手も鏡に押し当てる。姿勢が安定し、ゆっくりと腰を揺らし始めると、後ろの秀一の猛りが揺らす度に双丘に緩く触れる。
ハァ…ダ、メ…すごく、感じる……
秀一の指がぷっくりと膨らんだ花弁の谷間の稜線をなぞり始める。
「んんんぁぁあっっ……」
焦らされてようやく触れてもらえたことで、より敏感に感じてしまい、美姫は思わず声を上げてしまった。
「……!!!」
唇を噛み締め、頬を真っ赤に染めて瞳を潤ませる美姫に、秀一が柔らかく微笑むと、股間が美姫の双丘に擦り付けられる。
「あぁぁぁぁっっ!!!しゅ…いち、さんっっ!!!」
割れ目を上下に擦られて、快感がどんどん押し寄せてくる。
あぁっ、だめぇっっ……
秀一の美しい指先が美姫の秘部を上下し、それに合わせて美姫の腰が艶かしく揺れる姿が目の前に映し出される。理性が崩れていき、欲情の炎が躰の内側から立ち上ってくる……
もっと……もっと、欲しい……
その先にある花芽に触れて欲しくて、美姫は淫らに腰を揺らして強請った。
秀一が美姫の瞳を捕らえる。その透明感のあるライトグレーの瞳に熱が籠もり、灯りを燈す。
「美姫……欲しい時は、どうすればいいんでした?」
美姫は俯き、沈黙したまま腰を揺らすが、秀一の指はその先に触れる気配はない。秀一は美姫を追い立てるように、更にきつく後ろから強く股間を押し当て擦り付けた。
ック……
「秀一さん……ハァ………に、触れて…下さ、い」
俯きながらも必死に伝える美姫に、ようやく秀一の指先が花弁の上の花芽に触れる。
「あぁぁぁぁぁっ!!!」
激しく躰がビクンッと跳ねる。が、秀一の指は美姫の感じる部分を的確に捕らえ、離さない。
「あぁ、蜜がこんなに滴り落ちていますね…」
秀一が床を見下ろして微笑む。
「もっと、水溜りにして差し上げましょうか……」
秀一の指先が捕らえた花芽の皮を剥き、真っ赤で艶のある花芯を露わにさせた。
「ふっうん……」
秀一の指先がやわやわと敏感な花芯を虐め始める。同時に、後ろからの攻めたては更に激しさを増す。
「あぁ、蜜がまた滴り落ちましたよ。フフッ、快楽に悶える貴女をもっと見せて下さい」
秀一の悪魔のような囁きが落とされる。美姫は強い快感に立ちすくみ、熱く滾る中心に神経が集中する。
秀一が鏡越しに目線で促し、美姫は秀一の意図に頷くと、再び腰を揺らした。
「ハァ…ハァ…あっあっ……すごっ……」
秀一の指先の僅かな動きと美姫の腰の揺れが花芯へ強い快感を齎し、全身を痺れさせる。ジンジンとした疼きが中心から沸き起こり、痙攣したようにピクピクと震えながら、次第に大きな畝りが生み出されてくる。
「ハァ…私の手によって開花していく貴女の様は、美しい……」
秀一の艶を帯びた低い声に、ビクビクと美姫の躰が震える。
「ハァッ!!…ハァッ!!…んんっ!!!…しゅういっ、ち…!!さんっハァッ!!」
秀一が支えている美姫の左脚がガクガクし、右脚は攣りそうなくらい硬直してピンと張った。鏡についた両手を痛いぐらいグッと握り締める。
鏡に両手をついたその間には、頬を紅潮させ、息を乱し、快感に囚われた自分の表情が映っていた。
あぁっ、くるっ!!!!
「あっあっあっ……やっ、やぁっ…!!!い、イくぅっ!!あっあっんんぅっ…く、ぅぅぅぅっっっ!!!!!」
大きな快感の波が高く迫り、畝りながら飲み込まれる。
ビクンッ、ビクンッ……
引き潮が引くようにサァーッと大きな快感が引いていくと、美姫の躰がガクンと崩れ落ちた。
秀一は美姫の躰をしっかりと腰から支えると、横抱きにした。フロアの隅に置いてあるベンチシートへと運び、美姫の華奢な躰を丁寧に横たえさせる。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
まだ緩い快感が続いている。美姫は瞳を閉じ、その安らかで幸せな波に身を預けた。
......ふと目の前に影を感じて美姫が瞳を開けると、秀一が美姫の躰を跨いで立っている。
「さぁ、序幕は終わりですよ……」
快楽にうっとりと微睡んでいた美姫の瞳が、秀一の呼び掛けによって瞳孔が次第に大きく開かれ、不安と怖れと期待の色を揺らめかす。秀一の背筋がゾクゾクと粟立った。
「そんな切なそうな表情をしないで下さい。貴女には、もっと素晴らしい快楽を与えて差し上げますから……」
秀一に言われ、美姫は夢から醒めたようにハッとし、直後に恥ずかしさに襲われて顔を俯かせた。
「美姫、腰の動きが止まっていますよ」
秀一が右手を美姫の腰に当てるとやんわりと揺らした。
「片足立ちで、ダンスなんて無理です……」
そう言った美姫の右手を秀一が取ると、鏡に押し付けた。
「さぁ、これで大丈夫でしょう?」
更に、美姫の左手も鏡に押し当てる。姿勢が安定し、ゆっくりと腰を揺らし始めると、後ろの秀一の猛りが揺らす度に双丘に緩く触れる。
ハァ…ダ、メ…すごく、感じる……
秀一の指がぷっくりと膨らんだ花弁の谷間の稜線をなぞり始める。
「んんんぁぁあっっ……」
焦らされてようやく触れてもらえたことで、より敏感に感じてしまい、美姫は思わず声を上げてしまった。
「……!!!」
唇を噛み締め、頬を真っ赤に染めて瞳を潤ませる美姫に、秀一が柔らかく微笑むと、股間が美姫の双丘に擦り付けられる。
「あぁぁぁぁっっ!!!しゅ…いち、さんっっ!!!」
割れ目を上下に擦られて、快感がどんどん押し寄せてくる。
あぁっ、だめぇっっ……
秀一の美しい指先が美姫の秘部を上下し、それに合わせて美姫の腰が艶かしく揺れる姿が目の前に映し出される。理性が崩れていき、欲情の炎が躰の内側から立ち上ってくる……
もっと……もっと、欲しい……
その先にある花芽に触れて欲しくて、美姫は淫らに腰を揺らして強請った。
秀一が美姫の瞳を捕らえる。その透明感のあるライトグレーの瞳に熱が籠もり、灯りを燈す。
「美姫……欲しい時は、どうすればいいんでした?」
美姫は俯き、沈黙したまま腰を揺らすが、秀一の指はその先に触れる気配はない。秀一は美姫を追い立てるように、更にきつく後ろから強く股間を押し当て擦り付けた。
ック……
「秀一さん……ハァ………に、触れて…下さ、い」
俯きながらも必死に伝える美姫に、ようやく秀一の指先が花弁の上の花芽に触れる。
「あぁぁぁぁぁっ!!!」
激しく躰がビクンッと跳ねる。が、秀一の指は美姫の感じる部分を的確に捕らえ、離さない。
「あぁ、蜜がこんなに滴り落ちていますね…」
秀一が床を見下ろして微笑む。
「もっと、水溜りにして差し上げましょうか……」
秀一の指先が捕らえた花芽の皮を剥き、真っ赤で艶のある花芯を露わにさせた。
「ふっうん……」
秀一の指先がやわやわと敏感な花芯を虐め始める。同時に、後ろからの攻めたては更に激しさを増す。
「あぁ、蜜がまた滴り落ちましたよ。フフッ、快楽に悶える貴女をもっと見せて下さい」
秀一の悪魔のような囁きが落とされる。美姫は強い快感に立ちすくみ、熱く滾る中心に神経が集中する。
秀一が鏡越しに目線で促し、美姫は秀一の意図に頷くと、再び腰を揺らした。
「ハァ…ハァ…あっあっ……すごっ……」
秀一の指先の僅かな動きと美姫の腰の揺れが花芯へ強い快感を齎し、全身を痺れさせる。ジンジンとした疼きが中心から沸き起こり、痙攣したようにピクピクと震えながら、次第に大きな畝りが生み出されてくる。
「ハァ…私の手によって開花していく貴女の様は、美しい……」
秀一の艶を帯びた低い声に、ビクビクと美姫の躰が震える。
「ハァッ!!…ハァッ!!…んんっ!!!…しゅういっ、ち…!!さんっハァッ!!」
秀一が支えている美姫の左脚がガクガクし、右脚は攣りそうなくらい硬直してピンと張った。鏡についた両手を痛いぐらいグッと握り締める。
鏡に両手をついたその間には、頬を紅潮させ、息を乱し、快感に囚われた自分の表情が映っていた。
あぁっ、くるっ!!!!
「あっあっあっ……やっ、やぁっ…!!!い、イくぅっ!!あっあっんんぅっ…く、ぅぅぅぅっっっ!!!!!」
大きな快感の波が高く迫り、畝りながら飲み込まれる。
ビクンッ、ビクンッ……
引き潮が引くようにサァーッと大きな快感が引いていくと、美姫の躰がガクンと崩れ落ちた。
秀一は美姫の躰をしっかりと腰から支えると、横抱きにした。フロアの隅に置いてあるベンチシートへと運び、美姫の華奢な躰を丁寧に横たえさせる。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
まだ緩い快感が続いている。美姫は瞳を閉じ、その安らかで幸せな波に身を預けた。
......ふと目の前に影を感じて美姫が瞳を開けると、秀一が美姫の躰を跨いで立っている。
「さぁ、序幕は終わりですよ……」
快楽にうっとりと微睡んでいた美姫の瞳が、秀一の呼び掛けによって瞳孔が次第に大きく開かれ、不安と怖れと期待の色を揺らめかす。秀一の背筋がゾクゾクと粟立った。
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