<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

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告白

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 秀一が美姫を横抱きにし、壊れ物を扱うかのように優しく抱きかかえるとベッドへと連れて行く。慣れた仕草で後ろ髪を纏めていた髪留めを外し、丁寧にその華奢な躰を横たえさせた。

 柔らかな黒髪が広がり、躰がマットレスに沈み込むと同時に冷たいシーツの感触が布を通して美姫の肌に伝わる。リネンからは仄かにラベンダーの香りがしたが、そんなことを感じる余裕すらなくしていた。

 美姫の心臓が破裂しそうなほどバクバクと音をたて、苦しくなる。

 私、これから秀一さんと…… 

 瞼をゆっくりと閉じる。

 ずっと憧れ、恋し、でも、叶わない……そう諦めていた秀一さんが私の前に覆い被さってくる。信じ、られない。夢なら、どうかずっと醒めないで......

「美姫」

 先ほど美しい旋律を奏でていた秀一の指が、今は美姫のドレスの胸元のリボンを流れるような優美な仕草で解いていく。

「ぁ……」

 堪らず声を漏らす美姫を、秀一が一瞥して優艶な笑みを浮かべた。

「これぐらいのことでいちいち反応していてはこれから先、持ちませんよ?」
「ッ……!」

 これから…どうなってしまうんだろう……

 不安と期待で美姫の胸は今にも押し潰されそうだった。

「力を抜いて下さい……」

 その秀一の言葉と共に薄くて艶のある唇が寄せられ、甘く優しい口づけが美姫の唇へと降るように落とされる。部屋に、淫らな水音が響き渡る。

 ただ、唇を重ねているだけ……その行為がこんなにも身体を熱くさせる。キスってこんなに気持ちいいものだったんだ……

 甘美な秀一の唇に溶かされ、美姫の躰の強張りがなくなり、緩くなっていく。秀一の蕩けるような口づけに、美姫は身も心も幸せで満たされてゆくのを全身で感じていた。

 この時間が永遠に続けばいいのに……

 幸せな心地に浸る美姫は、気づいた時にはワンピースはベッドの下に落ち、下着のみの姿で横たわっていた。

 いつの、まに!?

 驚くまもなく、秀一の細く長い指先が背中に回り、胸を覆っていたブラがスルッと外された。その勢いで外気に晒された白くて滑らかで豊かな膨らみをもった美姫の乳房がプルルンとたわわに実った果実のように揺れる。

「きゃっ…!!!」

 は、恥ずかしいっ!!!

 美姫は思わず手で胸を隠す。

「恥じらうことないでしょう。私は貴女の裸をもう何度も見ているのですよ」

 秀一の悪戯っぽく浮かべた笑みに、顔が真っ赤になりつつも美姫は必死に反論した。

「それ、はっ! 幼い頃の話であって今は違います! ……私はもう、子供じゃないんです!」

 いつも子供扱いする秀一に対して、反抗心を見せた美姫。

 すると、秀一のいつも涼し気なライトグレーの瞳の奥に妖艶な炎が揺らめき、うなじに唇を寄せると美姫に甘く囁いた。

「では……『もう子供じゃない』貴女を見せていただけますか?」

 うっ、なんか上手く嵌められた気がする……

 秀一の余裕の笑みに悔しさを感じつつも、美姫は抗うことも出来ず、「は、い……」。おずおずと胸を隠していた手を下ろす。

「美姫、美しいですよ…」

 秀一が大きな手で美姫の両方の乳房を包み込み、揉みしだく。柔らかくマシュマロのような乳房は、秀一の揉みしだく手によって形を変えられていく。

「柔らかくて、吸い付くように私の手に馴染みますね」
「ハァ……秀一、さん……」
「クスッ…いい声ですね。もっと聞かせて下さい……」

 片方の乳房の先端に、秀一の硬くした熱い舌先が触れる。

「あぁっ!!!」

 身体を撓らせ、美姫はビクンと震えた。

「いい反応ですよ。益々啼かせたくなる……」
「んっ…ハ、ァッ…」

 触れていただけの舌先が、チロチロと蛇の舌のように乳首を這い回る。柔らかく小さな乳首は次第に硬さを増してピンと張り、綺麗なピンク色から紅色へと変化していく。

「あぁぁぁっ…やっぁ…んんっ!!!」

 い、やっ!…な、んか……擽ったいだけじゃなくて……何かが身体の芯から湧き上がってくるような感覚が生まれてくる。

「ふっんぅ…ぁっ…ん、ふっ……」

 秀一の舌使いに翻弄され、美姫の唇から留めどなく厭らしい声が漏れる。

 や、だ……こんな、声……自分の、声じゃ…ないみたい……

 唇を噛み締め、声を堪えようとする美姫の下唇に秀一の指先が当てられる。

「声を我慢しないで下さい。貴女の、その声が聞きたい……」
「で、も……」

 幼い頃から知っている秀一さんにこんな厭らしい声聞かれるなんて、恥ずかしい……

 俯き、顔を逸らせようとする美姫だったが、それは叶わなかった。秀一が親指と中指で美姫の顎を捉え、顔を向かせる。

「私に、美姫が奏でる美しい声を聞かせて下さい……」

 秀一の端整な顔立ちが目の前に迫り、美姫の鼓動はこれまで以上に早鐘を打つ。

 ズルい……そんなこと言われたら……

 秀一の下唇に当てられた人差し指に誘導されるように口を緩めると、その指がスルッと美姫の口内へと挿し込まれる。

「ん、んぅっ!!!」

 驚いて目を見張る美姫の目の前で優美にクルクルと口内を指で掻き混ぜていく。まるで鍵盤を弾くかのように軽やかに上顎をなぞり、舌を絡め取っていく。その人差し指の艶めかしい動きに、腰から中心に向かって疼きがジンジンと渦巻いていく。もう美姫の蜜壺からはジュワリ、ジュワリ……と蜜が溢れ出していた。

 と、突然リビングルームから美姫のスマホの着信音が鳴り響き、緊張感が走る。

 グランドピアノのあるリビングルームには防音設備が整っているためベッドルームの扉を閉めれば何も音は聞こえてこないが、あいにく扉は開いたままだった。
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