<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

文字の大きさ
上 下
995 / 1,014
After Story3 ー怖いぐらいに幸せな……溺愛蜜月旅行❤️ー

DAY1ー14

しおりを挟む
 色欲を煽る潤んだ美姫の表情に、秀一のライトグレーの瞳に野生の火が燈る。

「そうですね。
 あぁ、トーマス。クルーズコンパス、ありがとうございます」

 美姫に釘付けだったトーマスの視線が、その言葉で秀一にパッと向けられた。

「あ、はいっ! こちらになります。
 もし、レストランやツアー等、ご要望があればすぐに連絡下さい」
「えぇ、そうします。では……」

 秀一の別れの挨拶を聞き、美姫は安堵の表情を浮かべた。

 なんとか、終わった……

 だが、扉に手を掛けた秀一に、ロバートが息急き切って阻止した。

「突然の申し出なのですが、せっかくクルス氏がいらっしゃるので、出港式でピアノの演奏をお願い出来ませんか?
 乗客たちも喜んで盛り上がると思うのですが」
「演奏、ですか……」

 秀一は一瞬、眉を寄せた。

「これは私どもの我儘ですが……ぜひ、お願い出来ないでしょうか」

 ロバートの話を聞き、トーマスも困惑していた。明らかにこれはロバートの一存であり、この場で決定した提案のようだった。

 もし、出港式で秀一がピアノ演奏をすれば、間違いなくその場は盛り上がるだろう。だが、このクルーズは新婚旅行であり、秀一とふたりきりで過ごすのが目的なのだ。常に周囲から注目されたり、サインを強請られたり、演奏を頼まれたりするような思いは、出来ればしたくない。

 でも、これは秀一さん自身が決める問題だから……

 黙っていると、秀一が美姫の顔を覗き込んだ。

「困りましたねぇ。どうしましょうか?」

 その途端、繋いでいた秀一の右手がフッと離れ、背後からプリーツスカートの下に潜り込んだ。声も出せずに耐えていると、太腿を上下に撫でられる。

「美姫は、どう思いますか?」
「ど、どうって……」

 私には、決められないよ……

 そう思っていると、双丘の膨らみの片方を大きな掌で包み込まれ、キュンと上向きに上がったヒップがキュッと硬くなる。

 こ、んな……ふたりの、目の前で。

 美姫は秀一の手から逃れようと腰を捻ろうとするが、逃れられない。その間に双丘の谷間をスッと指が撫で下り、しとどに濡れている蜜口を震わせた。

 ッグ……!!

 唇を噛み締め、耐えるが、全身から震えが走り、止まらない。

「美姫、どうしたのですか?」

 秀一は穏やかな表情を変えることなく、美姫の花弁を揺らし、蜜穴に指の先を挿入した。



「ぃ、嫌……」



 必死に小声で抵抗の声を上げて首をふるふると振った美姫に、フーーッと秀一は大きく息を吐いた。

「せっかくの素晴らしいお申し出ですが、妻が私とひと時も離れたくないようでして。それに今回はプライベートな旅行ですので、もしこういったセレモニーでのピアノ演奏を依頼されるのであれば、前もってマネジャーを通して頂けますか?
 私としても、残念なのですが」

 ロバートは、とんでもないというように首を大きく振った。

「こちらこそ、突然我儘を言いまして申し訳ありません。そうですな、今回は新婚旅行とのことですので、どうぞおふたりの時間をお楽しみください。こちらもなるべく他の乗客の目に触れないよう、心配り致しますので」
「そ、それではクルス様、どうぞよい旅を……」

 トーマスが慌てて付け足し、扉が閉められた。

 その途端、耐えていた美姫の躰から一気に力が抜け、へなへなと絨毯の上に座りこんだ。
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

義妹のミルク

笹椰かな
恋愛
※男性向けの内容です。女性が読むと不快になる可能性がありますのでご注意ください。 母乳フェチの男が義妹のミルクを飲むだけの話。 普段から母乳が出て、さらには性的に興奮すると母乳を噴き出す女の子がヒロインです。 本番はありません。両片想い設定です。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる

奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。 だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。 「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」  どう尋ねる兄の真意は……

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

処理中です...