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After Story3 ー怖いぐらいに幸せな……溺愛蜜月旅行❤️ー

DAY1ー11

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「フフッ、抵抗しているつもりですか?」

 秀一が掴まれていた腕から美姫の手を剥がし、引き寄せた。彼女の薬指には、シャープな三日月ラインとしなやかなカーブが印象的な、白銀に輝く指輪が煌めいている。指輪の内側には、『I promise love of the eternity. S&M』と彫られている。

「離れられないと分かっているのなら、抵抗せずに受け入れて下さい……私の、愛を」

 恭しく美姫の白くほっそりとした手を掲げるようにし、二人の愛の証である結婚指輪に口付ける。その光景は恍惚するほど優雅で美しく、美姫はうっとりと瞳をまどろませた……が、

「ッハァ……んんっ!!」

 吐息をつく間も無く、口付けられた指が秀一の舌に絡め取られ、引き込まれていく。熱が、滑りの感触が、指の神経回路から脳へと快感物質となって流れ込んでくる。目の前で自身の指を官能的に舐められ、眩暈を覚えるほどの興奮が渦を巻く。

「ぁ、ァハァ……」

 ゃ……

 脈を打つ花芯に刺激された蜜口から、トプッと大量の蜜が太腿を伝う感覚が伝わり、ふるりと震える。

 焦らされながら、ゆっくりと秀一の唇から美姫の指が解放された。ねっとりと濡れたそれは、見ているだけで艶かしくて恥ずかしくなる。

「あぁ……快感に震える貴女は、とても美しいですよ」

 秀一は妖艶に微笑むと、濡れた指を彼女自身の唇に当てがった。

「分かっていますよね? どうすればいいか」

 蠱惑的なライトグレーの瞳に見つめられ、美姫はおずおずと舌を伸ばした。秀一の掴んでいる自身の薬指に舌を這わせ、丁寧に舐めあげる。

「いい子ですね」
「ンフッ」

 秀一の言葉に、また愛蜜が溢れ出す。それは媚薬のように、美姫の官能を引き摺り出す。

「ほら、もっと欲しいでしょう?」
 
 グイと寄せられた指を美姫は咥えた。具体的に言葉にされずとも、秀一が何を自分に求めているのか分かってしまう。

 それが、自分が彼に求めていることでもあるから……

 秀一が指を上下させて、美姫の口内で抽挿する。

「ぁ、ぁ、ァフ……」

 透明な蜜が唇の端から滴っていく。美姫は潤んだ瞳で秀一を見上げながら、頰を紅潮させた。秀一が指を動かすのをやめると、美姫は自ら動き、わざと卑猥な水音を立てながら指を抽挿させた。次第に腰までゆらゆらと律動し始める。

 眼鏡の奥の瞳を細め、そんな美姫を秀一が愉しげに見下ろしている。そんな姿も、堪らなくセクシーだ。
 
「淫らに腰が揺れていますよ」

 秀一の指がツーッと腰の曲線をなぞる。

「ンッ、ンクッ……!!」

 激しく痙攣する美姫に、秀一は笑みを深めた。

「あぁ……もう、我慢出来ませんね。
 いいのですよ」

 秀一からの言葉が、絶頂の扉を開ける鍵となる。

 腰から背中にかけて指が這い上がると、もう限界だった。美姫の脳髄で火花がパチパチと弾け、花芯が熱くビクンビクンと震え、それが全身へと流れる。

「ンッ……ッフゥゥ……ハァッ、ハァッ」

 脱力した美姫を秀一が支え、横抱きにした。ぐったりと身を任せてだらしなく口を開け、秀一をとろんと見つめる。

「しゅ……いち、さん。欲しい……」

 スイッチが入った美姫はどこまでも淫らだ。秀一の胸がゾクリと震えた。

 堪りませんね……



「えぇ、お望みのままに」



 秀一は美姫を軽々と抱いたまま、バルコニーを出た。
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