976 / 1,014
After Story2 ー夢のようなプロポーズー
淫らな花嫁ver.ー1
しおりを挟む
秀一は優しく新妻の手を引き寄せ、手の甲に口づけを落とした。
「貴女にふさわしい、私の為だけのウェディングドレスを用意したのですよ。
着ていただけますか?」
秀一の為だけと言われ、美姫の胸が躍る。
「えぇ、もちろんです」
「フフッ……では持ってきますので、ここでお待ち下さいね」
笑みを深めた秀一に少し胸がざわめいたものの、美姫は言われた通り素直にソファに腰掛け、秀一が戻ってくるのを待った。
「お待たせ致しました」
声を掛けられた美姫が振り向き、秀一の手にあるものを認めた途端、笑顔が凍りつく。
ぇ、これって……
ウェディングドレスじゃなくて……下着、だよね?
秀一はにこにこと笑みを浮かべた。
「美姫に断られたらどうしようかと心配していましたが、それほど積極的とは。
楽しみです」
秀一は手にしていたものを美姫に手渡した。美姫の手には、純白の絹のキャミソールとガーターベルトとパンティー、白い網ストッキングが載せられている。
秀一は、美姫が反論する前に有無を言わさない口調で命令した。
「では、私の目の前で着けて下さい」
ここで拒否したとしても、結局は秀一の命令に逆らうことなど出来ないことは分かっている。
「は、い……」
閨の際にはいつも下着だし、一糸纏わぬ姿のまま一夜が明けることもある。今更、何も恥ずかしがることはない、と美姫は自分に言い聞かせ、着ているものを脱ぎ始めた。
ベッドに横たわる秀一からの視姦に、全身が熱くなる。熱くねっとりとした官能的なそれに火照らされ、どうしようもなく淫らな気持ちにさせられてしまう。
「ッハァ……」
一糸纏わぬ姿になった美姫は悩ましい吐息を零した。
本当は少しずつ衣服を脱ぎ、着せ替えていきたかったが、秀一がそれを許すはずがないと知っている美姫は、彼の望み通り美しい裸体を晒した。
来年30になるとは思えないほど、肌理の細かい白い肌。どこまでも滑らかで、陶器のように美しい。下半身の中心にうっすらと生えていた茂みはオーストリアに住んでから秀一の指示で脱毛し、まるで少女のように無防備な様を見せていた。
恥ずかしい……
美姫の白い肌が薄いピンク色に染まっていくのを、眼鏡の奥の美しいライトグレーの瞳が見つめている。視線によって縛られているような気持ちになり、美姫の躰に甘い疼きが走る。
美姫は、繊細な薔薇の刺繍がほどこされたブラジャーを手に取った。
ブラジャーとキャミソールが一体型となっており、ブラジャーの中心から二手に別れて斜めにシースルーのフリルがついており、臍が見えるようになっていた。ブラジャーをつけると、胸を覆う部分に大きな薔薇のししゅうがあり、その中心の蕾が先端の突起になっていた。
え、なに……
違和感を感じてカップを引き上げると先端の蕾部分に穴が空いている。そこをもう一枚の刺繍された布で覆っているため、見た目には穴が空いていることは分からなかった。
「秀、一……さん」
潤んだ瞳で見つめる美姫に、にこりと返し、秀一が先を促した。
「さぁ、まだあるでしょう?」
美姫はこの先に何があるのだろうと動揺し、鼓動を速くしながらパンティーに手を伸ばした。両方の端に手を掛け、脚を入れようとした動きが止まってしまう。
ちょ、これ……
見た目からは分からなかったが、パンティーを開いた途端、本来覆っているはずのクラッチ部分がパカッと開いている。僅かに生地が重なりあっている部分は、脚を大きく開けば容易に隠された部分が明かされてしまうことを示していた。
「私たちの結婚初夜に、相応しいウェディングドレスでしょう?」
美麗な笑みを浮かべた秀一に、美姫は反論するように彼を睨んだが、そんな可愛い睨みで彼を説き伏せることなど出来るはずなかった。
「貴女にふさわしい、私の為だけのウェディングドレスを用意したのですよ。
着ていただけますか?」
秀一の為だけと言われ、美姫の胸が躍る。
「えぇ、もちろんです」
「フフッ……では持ってきますので、ここでお待ち下さいね」
笑みを深めた秀一に少し胸がざわめいたものの、美姫は言われた通り素直にソファに腰掛け、秀一が戻ってくるのを待った。
「お待たせ致しました」
声を掛けられた美姫が振り向き、秀一の手にあるものを認めた途端、笑顔が凍りつく。
ぇ、これって……
ウェディングドレスじゃなくて……下着、だよね?
秀一はにこにこと笑みを浮かべた。
「美姫に断られたらどうしようかと心配していましたが、それほど積極的とは。
楽しみです」
秀一は手にしていたものを美姫に手渡した。美姫の手には、純白の絹のキャミソールとガーターベルトとパンティー、白い網ストッキングが載せられている。
秀一は、美姫が反論する前に有無を言わさない口調で命令した。
「では、私の目の前で着けて下さい」
ここで拒否したとしても、結局は秀一の命令に逆らうことなど出来ないことは分かっている。
「は、い……」
閨の際にはいつも下着だし、一糸纏わぬ姿のまま一夜が明けることもある。今更、何も恥ずかしがることはない、と美姫は自分に言い聞かせ、着ているものを脱ぎ始めた。
ベッドに横たわる秀一からの視姦に、全身が熱くなる。熱くねっとりとした官能的なそれに火照らされ、どうしようもなく淫らな気持ちにさせられてしまう。
「ッハァ……」
一糸纏わぬ姿になった美姫は悩ましい吐息を零した。
本当は少しずつ衣服を脱ぎ、着せ替えていきたかったが、秀一がそれを許すはずがないと知っている美姫は、彼の望み通り美しい裸体を晒した。
来年30になるとは思えないほど、肌理の細かい白い肌。どこまでも滑らかで、陶器のように美しい。下半身の中心にうっすらと生えていた茂みはオーストリアに住んでから秀一の指示で脱毛し、まるで少女のように無防備な様を見せていた。
恥ずかしい……
美姫の白い肌が薄いピンク色に染まっていくのを、眼鏡の奥の美しいライトグレーの瞳が見つめている。視線によって縛られているような気持ちになり、美姫の躰に甘い疼きが走る。
美姫は、繊細な薔薇の刺繍がほどこされたブラジャーを手に取った。
ブラジャーとキャミソールが一体型となっており、ブラジャーの中心から二手に別れて斜めにシースルーのフリルがついており、臍が見えるようになっていた。ブラジャーをつけると、胸を覆う部分に大きな薔薇のししゅうがあり、その中心の蕾が先端の突起になっていた。
え、なに……
違和感を感じてカップを引き上げると先端の蕾部分に穴が空いている。そこをもう一枚の刺繍された布で覆っているため、見た目には穴が空いていることは分からなかった。
「秀、一……さん」
潤んだ瞳で見つめる美姫に、にこりと返し、秀一が先を促した。
「さぁ、まだあるでしょう?」
美姫はこの先に何があるのだろうと動揺し、鼓動を速くしながらパンティーに手を伸ばした。両方の端に手を掛け、脚を入れようとした動きが止まってしまう。
ちょ、これ……
見た目からは分からなかったが、パンティーを開いた途端、本来覆っているはずのクラッチ部分がパカッと開いている。僅かに生地が重なりあっている部分は、脚を大きく開けば容易に隠された部分が明かされてしまうことを示していた。
「私たちの結婚初夜に、相応しいウェディングドレスでしょう?」
美麗な笑みを浮かべた秀一に、美姫は反論するように彼を睨んだが、そんな可愛い睨みで彼を説き伏せることなど出来るはずなかった。
0
お気に入りに追加
343
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
義妹のミルク
笹椰かな
恋愛
※男性向けの内容です。女性が読むと不快になる可能性がありますのでご注意ください。
母乳フェチの男が義妹のミルクを飲むだけの話。
普段から母乳が出て、さらには性的に興奮すると母乳を噴き出す女の子がヒロインです。
本番はありません。両片想い設定です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる