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After Story2 ー夢のようなプロポーズー
幾度目かの初夜ー6
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秀一が燕尾服の蝶タイをスルリと解き、袖口の白蝶貝のカフリンクスを外す。優美でいて艶やかな身のこなしは、見ているだけでも美姫の胸を息苦しいほどに高鳴らせる。
燕尾服とベストを脱ぐと、白のウィングカラーシャツの上からでも逞しい体躯を感じる。
シャツとスラックスになった秀一は、パニエを崩さないように美姫の腰のところから躰を跨ぎ、上から見下ろした。
「こうしていると、貴女はまだ少女のようなあどけなさが残っていますね」
意味深な笑みを浮かべ、秀一の唇が美姫の耳元に寄せられる。
秀一の熱い吐息をフワッと感じただけで美姫の肌に震えが走り、そこが一気に性感帯に変化する。
「ッハァ!」
「けれど、こうして唇を寄せるだけで、貴女はたちまち大人の色香を漂わせる……」
秀一の熱い舌が耳朶の輪郭を舐め回し、美姫はフルフルと躰を震わせた。ジュワッと熱い蜜が一気に蜜壷から溢れ出し、官能的な舌遣いに吐息が色づいていく。
「ァ……ハァッッ」
縁に沿って舐めた後、今度は内側を丁寧に舐めていく。淫らな水音が鼓膜に響き、それが脳髄を蕩かせるほどの陶酔を呼び起こす。
「ッハァ……ほら、こんなに反応して。もう貴女の躰は、快感を知っている……こうして与えられる快楽に堕ちていく悦びを知っている。
そうでしょう?」
「ンンッ!……ンフ」
直接耳に低く囁きかけられ、耳の孔に近い中心部分を舐められた。美姫の背中に、何度もゾワゾワとした感触が走り抜ける。
尖らせた舌が耳の奥へと入り込み、しっかりと密着させたままピチャピチャと水音をたてられる。まるで全身に響き渡るようなそれは、美姫を淫らな気持ちに掻き立てる。
美姫は縋るように彼の胸に手を伸ばし、クシャリとシャツを掴んだ。
与えられる快感に溺れる……捕らえられた魚のように、美姫は何度も腰を浮かせた。その度に熱い蜜が溢れ出し、欲情が渦巻きながら高まっていく。
「ハァッ、ハァッ……秀一、さァん……」
「貴女の耳は、もう昔のようには戻れないのですよ。
私の囁きひとつで、こんなにも感じてしまっている」
そう、だ……私の躰は変えられてしまった。
秀一さんを感じるだけで、こんなにも……欲情に駆られ、彼が欲しくて堪らなくなる。
秀一が反対側の耳朶に指先を伸ばし、柔らかい部分をそっと挟み込む。もう、そんな優しい愛撫さえも、美姫にとっては官能のスイッチでしかない。
「ぁ、ぁああ……」
セクシーによがる美姫に、秀一が目を細める。優しく摘んでいた耳朶から指先から離れ、指先が耳孔へと差し込まれ、塞がれる。
熱い舌と冷たい指先で聴覚を遮られ、行き場を失った秀一の熱い吐息はより美姫の脳髄で甘く溶け出して広がっていく。
ぁ。ぁあっ。も、気持ちいいっ……
高まった美姫の躰が脈動し、ビクビクと小さく痙攣する花芽は神経を通じて、脳にまで快感を送り込む。荒い吐息を吐きながら、少しずつ高まり、近づいてくる波を前に、美姫は瞳を閉じて集中した。
舌を耳孔に密着させたまま、秀一の妖艶な声が響き渡る。
「快感に、溶けて下さい……」
「ッア……!」
それはまるで、脳内から発せられた電子信号のように、美姫の躰に変化を及ぼす。全身が熱く脈打ち、大きな波が目の前に迫り、美姫はそれに攫われ、真っ白に溶かされていった。
「ッハァ、ッハァ、ッハァ……」
触られてもいないのに、耳で達することを覚えてしまった美姫は、秀一に嫌でも教えられた。自分の躰は、彼によってこんなに変化してしまうことを。
それが、どれだけ極上の快楽を与えられるのかということを。
燕尾服とベストを脱ぐと、白のウィングカラーシャツの上からでも逞しい体躯を感じる。
シャツとスラックスになった秀一は、パニエを崩さないように美姫の腰のところから躰を跨ぎ、上から見下ろした。
「こうしていると、貴女はまだ少女のようなあどけなさが残っていますね」
意味深な笑みを浮かべ、秀一の唇が美姫の耳元に寄せられる。
秀一の熱い吐息をフワッと感じただけで美姫の肌に震えが走り、そこが一気に性感帯に変化する。
「ッハァ!」
「けれど、こうして唇を寄せるだけで、貴女はたちまち大人の色香を漂わせる……」
秀一の熱い舌が耳朶の輪郭を舐め回し、美姫はフルフルと躰を震わせた。ジュワッと熱い蜜が一気に蜜壷から溢れ出し、官能的な舌遣いに吐息が色づいていく。
「ァ……ハァッッ」
縁に沿って舐めた後、今度は内側を丁寧に舐めていく。淫らな水音が鼓膜に響き、それが脳髄を蕩かせるほどの陶酔を呼び起こす。
「ッハァ……ほら、こんなに反応して。もう貴女の躰は、快感を知っている……こうして与えられる快楽に堕ちていく悦びを知っている。
そうでしょう?」
「ンンッ!……ンフ」
直接耳に低く囁きかけられ、耳の孔に近い中心部分を舐められた。美姫の背中に、何度もゾワゾワとした感触が走り抜ける。
尖らせた舌が耳の奥へと入り込み、しっかりと密着させたままピチャピチャと水音をたてられる。まるで全身に響き渡るようなそれは、美姫を淫らな気持ちに掻き立てる。
美姫は縋るように彼の胸に手を伸ばし、クシャリとシャツを掴んだ。
与えられる快感に溺れる……捕らえられた魚のように、美姫は何度も腰を浮かせた。その度に熱い蜜が溢れ出し、欲情が渦巻きながら高まっていく。
「ハァッ、ハァッ……秀一、さァん……」
「貴女の耳は、もう昔のようには戻れないのですよ。
私の囁きひとつで、こんなにも感じてしまっている」
そう、だ……私の躰は変えられてしまった。
秀一さんを感じるだけで、こんなにも……欲情に駆られ、彼が欲しくて堪らなくなる。
秀一が反対側の耳朶に指先を伸ばし、柔らかい部分をそっと挟み込む。もう、そんな優しい愛撫さえも、美姫にとっては官能のスイッチでしかない。
「ぁ、ぁああ……」
セクシーによがる美姫に、秀一が目を細める。優しく摘んでいた耳朶から指先から離れ、指先が耳孔へと差し込まれ、塞がれる。
熱い舌と冷たい指先で聴覚を遮られ、行き場を失った秀一の熱い吐息はより美姫の脳髄で甘く溶け出して広がっていく。
ぁ。ぁあっ。も、気持ちいいっ……
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舌を耳孔に密着させたまま、秀一の妖艶な声が響き渡る。
「快感に、溶けて下さい……」
「ッア……!」
それはまるで、脳内から発せられた電子信号のように、美姫の躰に変化を及ぼす。全身が熱く脈打ち、大きな波が目の前に迫り、美姫はそれに攫われ、真っ白に溶かされていった。
「ッハァ、ッハァ、ッハァ……」
触られてもいないのに、耳で達することを覚えてしまった美姫は、秀一に嫌でも教えられた。自分の躰は、彼によってこんなに変化してしまうことを。
それが、どれだけ極上の快楽を与えられるのかということを。
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