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狡い女
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エレベーターに乗り、誰も乗っていないのを確認すると、震えていた膝が力を失ってへたりこんでしまう。
全身が、焼けるように熱かった。耳にドクドクと血液が流れる音が響く。
『貴女は、どこまでも狡い女ひとですね』
秀一の言葉を思い出し、秘裂からジュワッと蜜が溢れ出す。
ぁ......
躰が小刻みに震え、それを掻き抱く。
『もし、本当に拒否したいのなら私を嫌いだと言うべきなのです。
もう、顔も見たくないと』
秀一さんの言う、通り......
本当に拒否するつもりなら、秀一さんについていかなかった筈。
『愛してる』だなんて、言えない、言ってはいけないのに......
美姫の下半身がドクドクと蠢いた。
『だからこそ、余計に欲しくなるのです。
美しく残酷な蝶を捕まえたくなる......』
「ッハァ......」
私は、欲してる。
拒絶するフリをして、求めてる。
あの人の心を。躰を。
---喉から手が出るほどに、渇望している。
チーン、という小気味いい音と共にエレベーターの扉が開く。
開かれた扉の前にはホテルの従業員が立っていた。最初に韓国語で話しかけられ、美姫がボーッとした顔で見上げると、次に英語で話しかけられた。
「Are you O.K., Miss?」
「Yeah......I'm fine」
なんとか立ち上がり、ふらふらと自分の部屋に向かって歩き出すと、従業員はそれ以上美姫に尋ねることはなかった。
カードキーを挿し、扉を閉めるともう限界だった。
「ッハァ、ハァッ、ハァッ......」
もどかしくシャツのボタンを外していき、脱ぎ捨てる。鎖骨に指が触れると、ピクンと躰が跳ねた。
「ぁ......」
キャミソールを押し下げ、そこから覗くブラジャーを押し下げるとふくよかな乳房がぷるんと飛び出した。秀一の妖艶な眼差しを思い出し、恥辱的な姿を見られているのを想像し、秘部が燃えるように熱くなった。
『欲しいのでしょう?
ここからでも匂いますよ、あなたの欲に濡れた蜜が溢れ出す香りが』
ほ、欲しい。欲しい、秀一さん......
ストッキングを脱ぐのも煩わしく、股から引き裂いた。そんな行為が、美姫の欲情をどんどん昂ぶらせる。
『貴女だって分かっているでしょう?
美姫、貴女を満足させられるのは私しかいないのだと』
は、い......
ベットリと濡れたショーツのクラッチ部分を剥ぎ、中指で引っ張る。人差し指で秘裂に触れると、蜜が溢れていた。
ぁ、恥ずかしい。
で、も......気持ち、いぃ......
『フフッ、当然です。
私がそうなるように躾けたのですから』
花芽に触れる度に背中がしなる。
ぁ、しゅ、いちさん......
ライトグレーの瞳が深く見つめる。
『貴女は若く、美しく、そして気高い。私は、貴女の潤いに満ちていた蜜が枯れ、可憐な花弁が落ちていく様を見ていられないのです。
私なら貴女を再び、美しく咲かせることが出来ます』
咲か、せて......
貴方の手で、私を咲かせて。
花芽を親指で擦りながら、人差し指を抜き差しする。高められた躰は、いくばくもしないうちに絶頂へと押し上げられた。
「ッハア、ッハァ......ぁあああっっ!!!」
真っ白な波に攫われ、脳髄が痺れる。
「ック......」
気だるい疲れの後に襲ってきたのは、後悔という名の涙だった。
♪♪♪♪♪
鳴っているのはスマホではなく、ホテル備え付けの電話だった。スマホの電源は切りっぱなしだ。
今、何時?
シンプルなデジタル時計に目をやると、もう1時近くだった。
涙を拭い、おぼつかない足取りで電話へと向かう。
「もしもし......」
全身が、焼けるように熱かった。耳にドクドクと血液が流れる音が響く。
『貴女は、どこまでも狡い女ひとですね』
秀一の言葉を思い出し、秘裂からジュワッと蜜が溢れ出す。
ぁ......
躰が小刻みに震え、それを掻き抱く。
『もし、本当に拒否したいのなら私を嫌いだと言うべきなのです。
もう、顔も見たくないと』
秀一さんの言う、通り......
本当に拒否するつもりなら、秀一さんについていかなかった筈。
『愛してる』だなんて、言えない、言ってはいけないのに......
美姫の下半身がドクドクと蠢いた。
『だからこそ、余計に欲しくなるのです。
美しく残酷な蝶を捕まえたくなる......』
「ッハァ......」
私は、欲してる。
拒絶するフリをして、求めてる。
あの人の心を。躰を。
---喉から手が出るほどに、渇望している。
チーン、という小気味いい音と共にエレベーターの扉が開く。
開かれた扉の前にはホテルの従業員が立っていた。最初に韓国語で話しかけられ、美姫がボーッとした顔で見上げると、次に英語で話しかけられた。
「Are you O.K., Miss?」
「Yeah......I'm fine」
なんとか立ち上がり、ふらふらと自分の部屋に向かって歩き出すと、従業員はそれ以上美姫に尋ねることはなかった。
カードキーを挿し、扉を閉めるともう限界だった。
「ッハァ、ハァッ、ハァッ......」
もどかしくシャツのボタンを外していき、脱ぎ捨てる。鎖骨に指が触れると、ピクンと躰が跳ねた。
「ぁ......」
キャミソールを押し下げ、そこから覗くブラジャーを押し下げるとふくよかな乳房がぷるんと飛び出した。秀一の妖艶な眼差しを思い出し、恥辱的な姿を見られているのを想像し、秘部が燃えるように熱くなった。
『欲しいのでしょう?
ここからでも匂いますよ、あなたの欲に濡れた蜜が溢れ出す香りが』
ほ、欲しい。欲しい、秀一さん......
ストッキングを脱ぐのも煩わしく、股から引き裂いた。そんな行為が、美姫の欲情をどんどん昂ぶらせる。
『貴女だって分かっているでしょう?
美姫、貴女を満足させられるのは私しかいないのだと』
は、い......
ベットリと濡れたショーツのクラッチ部分を剥ぎ、中指で引っ張る。人差し指で秘裂に触れると、蜜が溢れていた。
ぁ、恥ずかしい。
で、も......気持ち、いぃ......
『フフッ、当然です。
私がそうなるように躾けたのですから』
花芽に触れる度に背中がしなる。
ぁ、しゅ、いちさん......
ライトグレーの瞳が深く見つめる。
『貴女は若く、美しく、そして気高い。私は、貴女の潤いに満ちていた蜜が枯れ、可憐な花弁が落ちていく様を見ていられないのです。
私なら貴女を再び、美しく咲かせることが出来ます』
咲か、せて......
貴方の手で、私を咲かせて。
花芽を親指で擦りながら、人差し指を抜き差しする。高められた躰は、いくばくもしないうちに絶頂へと押し上げられた。
「ッハア、ッハァ......ぁあああっっ!!!」
真っ白な波に攫われ、脳髄が痺れる。
「ック......」
気だるい疲れの後に襲ってきたのは、後悔という名の涙だった。
♪♪♪♪♪
鳴っているのはスマホではなく、ホテル備え付けの電話だった。スマホの電源は切りっぱなしだ。
今、何時?
シンプルなデジタル時計に目をやると、もう1時近くだった。
涙を拭い、おぼつかない足取りで電話へと向かう。
「もしもし......」
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