<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

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記憶の中で抱いて

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 それでも、大和への情に流されまいとするのは、秀一への想いからだった。

 美姫が心を解放できるのは、眠りにつくまでのひとときだけだった。

 想像でなら、秀一に会うことができる。
 彼と見つめ合い、笑みを交わし、触れ合える。

 幼い時の懐かしい記憶に想いを馳せることもあれば、高校生の時の切なかった思い出が蘇ることもあった。

 けれど、やはり一番思い出すのは恋人だった時のことで、激しい交わりに胸を熱くさせることもあった。そんな時は、躰の火照りとと共に下半身に手が自然と伸びてしまう。

 大和の浮気が発覚する前までは、秀一を想って自慰をすることは絶対にいけないと、自らを律していた。だが、今はもう、こうすることでしか美姫はこの生活を維持出来ずにいた。

 秀一を想う時、彼の美しいライトグレーの瞳や少し骨ばったシャープな顎の輪郭や細いけれど引き締まった躰、彼のホクロの位置まで明確に思い出せる。

 それだけでなく、躰から漂う甘く官能的な匂いだとか低くて艶があり、腰をズンと疼かせる声だとか長くて細い美しい指の感触だとか、濃厚な口づけのフレイバーまでもが鮮やかに蘇ってくるのだ。

 秀一の香りに包まれていると感じるだけで、昂ってくる。
 耳元で囁かれたらと考えると、全身がゾクゾクする。
 美しい指で躰をまさぐられるのを想像し、心臓の鼓動が速まる。
 舌を絡めあい、歯列をなぞり、互いの愛液を啜り合う濃厚な口づけを思い出すと、口の中が蜜で溢れてくる。
 
 秀一の愛撫を思い出しながら、彼が触れた部分をなぞるようにして追っていくと、どうしようもなく躰が火照り、抑えきれないほどの疼きに襲われる。

 秀一さん、欲しい......

 心の中で呼び掛け、彼の指遣いを想像しながら胸のふくらみに触れる。包み込むようにして揉みしだきながら、硬さを増していく先端の蕾を捉え、グリグリとこよりのように捻る。

 ぁ、だ、め......

 背中を反らし、息を吐きながら、もう一方の手を胸の真ん中から少しずつ滑らせていく。臍を通る時にここも愛撫された場所だと思い出し、蜜口からジュワッと溢れ出す。

 上質な絹の手触りを感じながら秘丘を登り、そこから下りていく。

 温かい......

 薄い布越しに触れた指の先が濡れ、上下するうちに滑りを増していく。

『こんなに、濡らして......』

 言わないで、恥ずかしい......

 頭の中の秀一の声に、火照らせた顔で否定する。

『クスッ、ほらここ......
 凄いことに、なってますよ』

 中指でクラッチ部分を開くと、張り付いていた蜜が少しずつ剥がれていくのを感じた。滑りを帯びた秘部に人差し指の先端で触れると、それだけで痙攣する。

「ッハ!」

 思わず声を上げてしまい、美姫は荒くなる呼吸を抑えた。直接触れてしまうと、もっと欲しくなる。

『見せてください』

 パンティーを下ろすと、膝を立てて脚を広げた。

 は、早く......

 触れていないのに、そこが収縮しているのが分かった。

 一方の手で花弁を開いて花芽を刺激し、もう一方の人差し指を蜜でグチョグチョに濡れた蜜口へと誘う。

 秀一さん。
 秀一さん、欲しい......

 ズブズブと人差し指を入れると、中の襞が絡みつきながらまるで生きているかのように蠕動する。勃ち上がった花芽から覗いた花芯を擦ると、全身がビクン、ビクン、と大きく揺れる。

 ぁぁあ、もっと......

 指を足し、中を掻き混ぜる。

 気持ち良くして、お願い......

『美姫、愛していますよ......』

 あぁ、私、も。
 私も、秀一さんが......

「ハァッ、ハァッ、ハァッ......」

 絡みつく秘部が熱を増し、興奮しながら抽送する。溢れる蜜を絡め取りながら、的確なリズムで花芯を左右に揺らす。

 あぁぁぁ.......

 脳が痺れたようになり、全身の血液が滾り、ドクドクと秘部が大きく波打つ。

 い、イク......

「ンッ......ンッ......ッハァ...ハァッ、ハァッ......」

 絶頂の波に攫われ、ぷかぷかと流されるまま浮かぶ。

 シーツの感触が戻り、自分がどこにいるのかという現実に気づかされると、美姫は虚しさと後悔に襲われた。

 どう、して......私、は......

 美姫の瞳が熱くなる。

 裏切ったのは、私なのに。
 傷ついたのは、秀一さんなのに。

 許されないと分かっていても、求めずにいられない。
 想像の中だけでも貴方に抱かれたいと願ってしまう。

 こんな自分が嫌い。
 憎い。
 汚らわしい。
 
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