<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

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豹変

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 翌朝。

「うわぁぁぁ!!!」

 大和の絶叫が、部屋中に響き渡った。

「俺、なんで裸で寝てんだ?」

 びっくりして自分の躰を見下ろす大和に、美姫はおそるおそる尋ねた。

「大和......昨日のこと、覚えてないの?」
「え? 昨日は会食の後、横山さんやアダムたちとバーに行って、なぜかそこからビール全種類制覇とかテキーラ一気飲みとかわけのわからない企画に付き合わされて......

 あれ? 俺って、どうやってホテル戻ったんだ? 美姫がベッドまで運んでくれたのか?
 てか、なんで俺全裸なんだ!?」

 激しく動揺する大和の様子には、嘘はまったく感じられない。

 やっぱり、昨日は飲みすぎて酔っ払ってただけなんだよね。
 だから、あんな......性格まで、変わっちゃったみたいになってたんだ。

「なぁ、美姫。
 もしかして俺たち......昨日、したのか?」

 大和が美姫を窺うように、下から恐る恐る見上げた。

「俺、なんか変なこととかしなかったか?」

 不安そうに尋ねる。

 昨日のことは、水に流さなきゃ。あんなことを話したって、お互い傷つくだけ。
 私さえ忘れれば、それで済むことなんだ......

 美姫は拗ねたフリをして、口を尖がらせた。

「え、なんにも覚えてないの?
 あんなに、熱く甘く愛してくれたのに......忘れてるなんて、酷い」

 大和が慌て、声を上擦らせる。

「え? え? やっぱそうだったのか!?
 マジで、ごめん......美姫」

 ふわりと包み込むように、大和が美姫を抱き締める。

「昨日、行かなきゃよかった。ほんとは、美姫に膝枕してた時も、抱きたくて仕方なかった。
 でも、気持ち抑えられなくなりそうで、恐くてさ。体調戻ったばっかなのに、無理させちゃいけねぇだろって。

 ずっと美姫のこと考えてて、すげぇ会いたいって思ってたのに、酔ってお前のこと抱いて、しかも覚えてねぇとか......ありえないよな」

 美姫は鋭い痛みを胸に抱えたまま、大和の躰に腕を回した。

「私、だって......ずっと、大和に会いたいって。
 抱かれたいって、思ってたよ」

 優しく、愛されたいって。
 求められたいって、思ってた......

 美姫を抱き締める大和の下半身の中心が、次第に硬く盛り上がってくるのを感じた。

「美姫、好きだ......
 ちゃんと、お前を抱きたい」

 切なく大和に見つめられ、美姫の鼓動がトクンと跳ねた。

「私、も......好き」

 少し遠慮がちに、柔らかく唇が重なった。

 お願い、昨夜のことを忘れさせて。
 あれは、幻だったと思わせて......

 それは、昨夜とはまるで違う、甘く熱い交わりだった。

「ハァッ、ハァッ......あぁぁっ」

 快感がゆっくり、ゆっくりと押し寄せてくる。欲情が昂り、美姫はそれに任せて大和の猛るそれに手を伸ばしかけ、止めた。

「もう、限界だ」

 その声に、無言で頷く。大和の逞しい躰が覆い被さってきた。

「ッッファ...」
「すげぇ、気持ちいい......」

 美姫は大和に揺さぶられるまま、切ない声を漏らした。
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