382 / 1,014
命の炎を感じさせて
3
しおりを挟む
ッハァ......秀一さん。
貴方の体温を...熱を......命の炎を、私に、感じさせて。
秀一さんの命の息吹を最も感じる部分。熱く脈打ち、その内部にたくさんの生命の源を含んだそれを。
欲しい......
肉欲、だけではない。雌である本能として、美姫は強く思った。
子種を孕み、次の世代へと繋いでいくための、人間に備わった本質的な欲求。躰が、本能が、秀一を強く欲していた。
「秀一さん......躰を起こしてもらってもいいですか」
突然の美姫のお願いに、戸惑いながらも秀一は躰を起こした。
「これで、いいですか」
美姫は頷くと、自分も同様に半身を起こした。
すると、徐おもむろに身を屈め、美しい顔を秀一の下半身の中心へと埋めた。
「美、姫......」
肉欲で熱く滾り、激しく脈打つ秀一の猛りを、美姫はそっと掌で柔らかく包み込んだ。その先端に、愛おしさを込めて優しく口づける。
「秀一さん......慰め、させて下さい......」
美姫は舌を伸ばし、猛りを下から上に丁寧に舐めていった。
その光景を、秀一は呆然と見つめていた。
もう、そこを愛撫されることはないと思っていた。オーストリアで美姫がフラッシュバックを起こした、あの日から。
今こうして目の前で、美姫が口で自分の猛りを慰めてくれているのが夢を見ているようだった。
たっぷりと潤った美姫の口内から舌を通じて蜜が塗りつけられ、秀一の猛りの先端から溢れ出す蜜と溶け合ってヌルヌルし、妖しい光を放つ。
「ック...」
美姫の柔らかく包み込んだ手が上下に扱く度に指の間から蜜が溢れ出てきて、グチュグチュと卑猥な水音が響いた。自然と、秀一の息が興奮で荒くなる。
「ッハァ...美姫......」
秀一の興奮の色に染まる色香を帯びた吐息交じりの声を聞き、美姫は全身に鳥肌をたてた。
「ッハァ...」
もっと、のめり込んで......快楽の深淵に、一緒に。
ピンと張った筋に舌を這わせ、何度も舐め上げる。その度に硬度を増し、ビクビクと震える秀一の雄の象徴への愛おしさが込み上げてくる。
「ン......」
美姫は口を大きく開け、それを優しく咥え込んだ。口内いっぱいに感じる秀一の熱と硬さを感じて、美姫の蜜穴からジュルリと濃厚な愛蜜が流れ出す。
触れていないのに、蜜の溢れ出す感触ですら、強い快感となって美姫を痺れさせた。秀一の熱い脈動が、口内から神経を伝って美姫の脳に快感を呼び覚ます。
感じる...秀一さんを。熱い、命の鼓動を。
美姫はそれを夢中で愛撫した。ぬるついた手で猛りを上下に扱きながら唇を窄め、舌を絡めるようにしながら吸い上げる。ジュルジュルジュル......と、卑猥な水音が部屋中に響き、野生の匂いに包まれる。
聴覚や嗅覚まで犯され、美姫の全身にさざなみが立ち、快楽に震えてジンジンする。
「ッハァ...美姫.....気持ち、いい......です、よッハァ」
「ンッ...ンンッッ......」
あぁ、そんな悩ましい声を聞かされたら......だめ...秀一さんの声だけでも、イキそうになる。
秀一の指が美姫の髪を絡め取り、掻き上げる。視界を半分覆っていたその行為が、秀一の目の前に全て曝け出された。
「美姫......ッハァ...私に、貴女の美しい顔を見せてください」
秀一のその声に、拒否など出来るわけない。美姫は素直に応じ、猛りを咥えたまま、上目遣いで秀一を見やった。
すこし苦しげに顰められた眉、欲情を灯した揺れる瞳、紅潮した頬、荒く吐き出される息遣い......
「美、しい......」
ゾクゾクとした興奮が背中を走るのを秀一は感じながら、もう一方の指を美姫の胸の膨らみに沿わせた。
貴方の体温を...熱を......命の炎を、私に、感じさせて。
秀一さんの命の息吹を最も感じる部分。熱く脈打ち、その内部にたくさんの生命の源を含んだそれを。
欲しい......
肉欲、だけではない。雌である本能として、美姫は強く思った。
子種を孕み、次の世代へと繋いでいくための、人間に備わった本質的な欲求。躰が、本能が、秀一を強く欲していた。
「秀一さん......躰を起こしてもらってもいいですか」
突然の美姫のお願いに、戸惑いながらも秀一は躰を起こした。
「これで、いいですか」
美姫は頷くと、自分も同様に半身を起こした。
すると、徐おもむろに身を屈め、美しい顔を秀一の下半身の中心へと埋めた。
「美、姫......」
肉欲で熱く滾り、激しく脈打つ秀一の猛りを、美姫はそっと掌で柔らかく包み込んだ。その先端に、愛おしさを込めて優しく口づける。
「秀一さん......慰め、させて下さい......」
美姫は舌を伸ばし、猛りを下から上に丁寧に舐めていった。
その光景を、秀一は呆然と見つめていた。
もう、そこを愛撫されることはないと思っていた。オーストリアで美姫がフラッシュバックを起こした、あの日から。
今こうして目の前で、美姫が口で自分の猛りを慰めてくれているのが夢を見ているようだった。
たっぷりと潤った美姫の口内から舌を通じて蜜が塗りつけられ、秀一の猛りの先端から溢れ出す蜜と溶け合ってヌルヌルし、妖しい光を放つ。
「ック...」
美姫の柔らかく包み込んだ手が上下に扱く度に指の間から蜜が溢れ出てきて、グチュグチュと卑猥な水音が響いた。自然と、秀一の息が興奮で荒くなる。
「ッハァ...美姫......」
秀一の興奮の色に染まる色香を帯びた吐息交じりの声を聞き、美姫は全身に鳥肌をたてた。
「ッハァ...」
もっと、のめり込んで......快楽の深淵に、一緒に。
ピンと張った筋に舌を這わせ、何度も舐め上げる。その度に硬度を増し、ビクビクと震える秀一の雄の象徴への愛おしさが込み上げてくる。
「ン......」
美姫は口を大きく開け、それを優しく咥え込んだ。口内いっぱいに感じる秀一の熱と硬さを感じて、美姫の蜜穴からジュルリと濃厚な愛蜜が流れ出す。
触れていないのに、蜜の溢れ出す感触ですら、強い快感となって美姫を痺れさせた。秀一の熱い脈動が、口内から神経を伝って美姫の脳に快感を呼び覚ます。
感じる...秀一さんを。熱い、命の鼓動を。
美姫はそれを夢中で愛撫した。ぬるついた手で猛りを上下に扱きながら唇を窄め、舌を絡めるようにしながら吸い上げる。ジュルジュルジュル......と、卑猥な水音が部屋中に響き、野生の匂いに包まれる。
聴覚や嗅覚まで犯され、美姫の全身にさざなみが立ち、快楽に震えてジンジンする。
「ッハァ...美姫.....気持ち、いい......です、よッハァ」
「ンッ...ンンッッ......」
あぁ、そんな悩ましい声を聞かされたら......だめ...秀一さんの声だけでも、イキそうになる。
秀一の指が美姫の髪を絡め取り、掻き上げる。視界を半分覆っていたその行為が、秀一の目の前に全て曝け出された。
「美姫......ッハァ...私に、貴女の美しい顔を見せてください」
秀一のその声に、拒否など出来るわけない。美姫は素直に応じ、猛りを咥えたまま、上目遣いで秀一を見やった。
すこし苦しげに顰められた眉、欲情を灯した揺れる瞳、紅潮した頬、荒く吐き出される息遣い......
「美、しい......」
ゾクゾクとした興奮が背中を走るのを秀一は感じながら、もう一方の指を美姫の胸の膨らみに沿わせた。
0
お気に入りに追加
345
あなたにおすすめの小説


義妹のミルク
笹椰かな
恋愛
※男性向けの内容です。女性が読むと不快になる可能性がありますのでご注意ください。
母乳フェチの男が義妹のミルクを飲むだけの話。
普段から母乳が出て、さらには性的に興奮すると母乳を噴き出す女の子がヒロインです。
本番はありません。両片想い設定です。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。


【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる