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美姫への想い ー大和過去編ー
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高等部に入ってから、美姫は時々どこか遠くを見て物思いにふけるようなことが多くなっていた。
「よっ、美姫。なんだよ、深刻な顔して。何か考え事か?」
そう聞くと、美姫は無理やり笑顔をつくった。
「……ぁ。ううん、なんでもない。
今度のテストのこと、考えてただけ、だから……」
俺には、何も言えないのかよ。きっと、薫子には話してるんだろうな。
自分が美姫にとってもっと近い存在になりたい、そんな思いが日増しに膨らんでいった。
そんなある日、薫子からの言葉でそれまでの俺達の関係に変化が訪れた。
「美姫、大和……私と悠、付き合うことになったの」
え……薫子と、悠が……?
ふたりを見ていれば、お互い想い合っているのは一目瞭然だった。対立する両家のことを思い、悩んでいたのも知っていた。
ようやく、腹決めたか……
俺は悠の肩を軽く叩いた。
「悠、やったな!二人共おめでとう、俺まで嬉しくなっちまった」
俺が美姫を好きで、今までの4人の関係を望んでいたとしても、このふたりには関係ないことだ。
心から祝福してやらないと……
美姫も最初は驚いて固まっていたものの、戸惑いつつもふたりに笑顔を向けた。
「薫子、悠、おめでとう。よかったね、二人とも…」
だが、その後おそるおそる薫子に尋ねた。
「薫子……悠と付き合っても私達変わらないよね?今まで通り遊べる、よね?」
美姫は、これまでの友情関係が続くことを望んだ。
俺は……
俺もそれを望みながらも、心のどこかではこの均衡が崩れるのを待っていたのかもしれない。
それからやはり......俺達の関係は変化していった。
クラスが離れていたせいもあり、どうしても悠と薫子、俺と美姫で過ごす時間が長くなっていった。美姫は同性で仲の良い薫子が側にいない寂しさを感じつつも、俺といる時はいつも明るく、冗談を言い合ったり、仲の良い友達として接してくれていた。
けれど、俺は……美姫に、友達以上の関係を望むようになっていた。
悠と薫子が手を繋ぎ、お互いの視線が重なるたびに微笑み合う姿を見るにつけ、つい重ね合わせてしまう。
もし、これが俺と美姫だったら……と。
美姫の笑顔を見る度に、これがもし俺だけに向けられていたら……と。
そう、考えるようになった。
思春期のヤローが考えることなんて、ひとつしかない。俺は......頭の中で、美姫の裸を想像した。
抱き締めたら折れてしまいそうな華奢な躰を組み伏せ、白く柔らかい肌に触れ、艶やかな唇を貪り、胸の膨らみを撫で回し、その先端を口に含み、滴る蜜で溢れる秘密の入口を暴き、卑しい欲で膨らんだ猛りで蹂躙したい.....
夜、布団に入るたびに、いつしか美姫のことを想像してヌクのが癖になっていた。
俺は美姫をオカズにして自分の欲情を慰めているにもかかわらず、美姫と接するときにはそんな素振りは一切見せなかった。
いかにも親友みたいな顔して冗談言ったり、笑い合う自分に後ろめたさを感じていた。だが、美姫に会う度に俺の想いは高まるばかりで、止めることなど出来なかった。
「よっ、美姫。なんだよ、深刻な顔して。何か考え事か?」
そう聞くと、美姫は無理やり笑顔をつくった。
「……ぁ。ううん、なんでもない。
今度のテストのこと、考えてただけ、だから……」
俺には、何も言えないのかよ。きっと、薫子には話してるんだろうな。
自分が美姫にとってもっと近い存在になりたい、そんな思いが日増しに膨らんでいった。
そんなある日、薫子からの言葉でそれまでの俺達の関係に変化が訪れた。
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え……薫子と、悠が……?
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心から祝福してやらないと……
美姫も最初は驚いて固まっていたものの、戸惑いつつもふたりに笑顔を向けた。
「薫子、悠、おめでとう。よかったね、二人とも…」
だが、その後おそるおそる薫子に尋ねた。
「薫子……悠と付き合っても私達変わらないよね?今まで通り遊べる、よね?」
美姫は、これまでの友情関係が続くことを望んだ。
俺は……
俺もそれを望みながらも、心のどこかではこの均衡が崩れるのを待っていたのかもしれない。
それからやはり......俺達の関係は変化していった。
クラスが離れていたせいもあり、どうしても悠と薫子、俺と美姫で過ごす時間が長くなっていった。美姫は同性で仲の良い薫子が側にいない寂しさを感じつつも、俺といる時はいつも明るく、冗談を言い合ったり、仲の良い友達として接してくれていた。
けれど、俺は……美姫に、友達以上の関係を望むようになっていた。
悠と薫子が手を繋ぎ、お互いの視線が重なるたびに微笑み合う姿を見るにつけ、つい重ね合わせてしまう。
もし、これが俺と美姫だったら……と。
美姫の笑顔を見る度に、これがもし俺だけに向けられていたら……と。
そう、考えるようになった。
思春期のヤローが考えることなんて、ひとつしかない。俺は......頭の中で、美姫の裸を想像した。
抱き締めたら折れてしまいそうな華奢な躰を組み伏せ、白く柔らかい肌に触れ、艶やかな唇を貪り、胸の膨らみを撫で回し、その先端を口に含み、滴る蜜で溢れる秘密の入口を暴き、卑しい欲で膨らんだ猛りで蹂躙したい.....
夜、布団に入るたびに、いつしか美姫のことを想像してヌクのが癖になっていた。
俺は美姫をオカズにして自分の欲情を慰めているにもかかわらず、美姫と接するときにはそんな素振りは一切見せなかった。
いかにも親友みたいな顔して冗談言ったり、笑い合う自分に後ろめたさを感じていた。だが、美姫に会う度に俺の想いは高まるばかりで、止めることなど出来なかった。
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