<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

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20歳の誕生日

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 明るいレストランから外へ出ると、視界が一瞬暗闇で覆われた。見上げた夜空には雲ひとつなかったが、濁って僅かな星が見えるばかりだった。東京では珍しいことではないし、それが美姫にとってはいつもの光景だった。

 視界が慣れてきたところで、美姫は秀一に丁寧にお辞儀をした。

「秀一さん、今日は本当にありがとうございました」

 顔を上げた美姫に、秀一が微笑む。

「いえ、こちらこそ。美姫の20歳の誕生日を一緒にお祝いすることができて嬉しかったですよ」

 去年誕生日を一緒に過ごせなかったのが寂しくて、プレゼントはいらないから一緒に食事をして欲しいと頼んだのは美姫だった。だが結局、高級レストランで食事を奢ってもらうことになり、高い誕生日プレゼントとなってしまった。

 駅に向かって暗くなった夜道を半歩ほどの距離をあけ、一緒にいられる残り時間を惜しむようにゆっくりと歩く。

 本当は、もっと一緒にいたい......

 心の奥の想いを押し込め、美姫は足元だけを見つめながら歩いた。

 隣に僅かに感じる温もりに寄り添うことが出来たら、どんなに幸せか……そんな想いが、胸に過る。

 すると、反対側から歩いて来た人にぶつかりそうになった美姫の肩を、秀一がぐっと引き寄せた。

「ッすみま、せん……」

 咄嗟に出た言葉は、もう既にだいぶ離れてしまったぶつかりそうになった人にではなく、秀一に向けられることとなった。

「少し、酔っているのではありませんか?」

 秀一のことを考えていて、前を見ていなかったとは言えない。

「そうかも、しれません……」

 美姫は、まともに秀一の視線を見ることができず、俯いて答えた。

「……では、私の家に寄って行きませんか。酔ざましに温かい紅茶を入れて差し上げましょう」

 優美でいて、どこか有無を言わせぬ秀一の提案。

「……では……そうします」

 美姫は、そんな彼に導かれるように頷いていた。
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