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492.陶酔
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美羽が類の上に馬乗りになり、手を後ろ手について自ら腰を激しく揺らしている。類の一方の手は美羽の乳房を揺らし、もう一方の手は秘部を弄っていた。
美羽が顎を反らしてのけぞり、彼女の恍惚した表情がカメラに映し出される。
「ハァッ……ぁ、ぁ……ぃ、ぃ……ハァッ、ハァッ、るぃぃぃ!! ック!!」
「ミュー……ハァッ、淫らで綺麗だよ。もっと、激しく動いて。僕を、翻弄して……ハァッ」
類に促され、美羽が秘部に当てている彼の指に向けて前後にグラインドする。
「ハァッ、ハァッ、気持ち、ぃ……感じ、るぅぅハァッ、ハァッ」
「ンッ……ぼ、くも……気持ちいぃ……ハァッ!!」
類が腰を高く突き上げ、激しく律動する。
「ぃ! だ、ダメぇぇ、類ぃぃ!! ハァッ、ハァッ……お、奥……くる、きて、る……ハァッ、ハァッ」
「ここが、好きなんでしょ?」
「ッッ!! ぁぁああああ!!」
淫らで激しく、肉欲をぶつけ合う野獣のような交わりのはずなのに、汚らわしさを一切感じない。
美しく、艶かしくて、妖しくて、エロティックで……視線が、釘付けになる。瞬き、したくない。
義昭は手を上下に激しく動かせ、肉欲に滾る塊を扱いた。
美羽とセックスして気づいたこと。
それは、自分は他人と肌を交えて性交するよりも、妄想に浸りながら自慰行為をする方が快感度が高いということだった。
今までは母親に孫を見せたい一心で美羽と義務的にセックスをしていたが、類が現れて以降、美羽に夫婦生活を誘っていたのは、美羽が断ることを知っていて、わざと嫌悪の表情や雰囲気を感じたかったからだ。
義昭にとって最高の自慰は、年末に実家に帰ったあの夜だった。
美羽が突然の義母の離婚宣言に動揺し、眠れないのを知りつつ、
『美羽……もう、寝てるのか?』
そう、声をかけた。
美羽の名を呼びながら彼女の背中に触れ、拒絶を全身で感じてゾクゾクした。美羽が布団を引っ張って躰に巻き付け、明からさまな拒否に興奮が昂りすぎて、思わず笑ってしまった。
『ッハァ、美羽……』
わざと聞こえるように呼ぶと自身を取り出し、扱き始めた。美羽が厭らしい息遣い、水音を聞こえないように布団を被るのを見て、抑えがきかないほどに高揚する。
『アハァッ、あぁっ! っぃ……美羽……!!』
あの時の快感を、忘れることができない。
もし、ふたりが僕の目の前で交わっていたら。僕をゴミでも見るような蔑みの目を向け、それから僕の存在など無視してふたりきりの世界で淫らに溺れていたら……
それを肌で感じながら自慰に及んだら……どれだけ気持ちいいだろう。
想像しただけで、義昭は陶酔した。
美羽が顎を反らしてのけぞり、彼女の恍惚した表情がカメラに映し出される。
「ハァッ……ぁ、ぁ……ぃ、ぃ……ハァッ、ハァッ、るぃぃぃ!! ック!!」
「ミュー……ハァッ、淫らで綺麗だよ。もっと、激しく動いて。僕を、翻弄して……ハァッ」
類に促され、美羽が秘部に当てている彼の指に向けて前後にグラインドする。
「ハァッ、ハァッ、気持ち、ぃ……感じ、るぅぅハァッ、ハァッ」
「ンッ……ぼ、くも……気持ちいぃ……ハァッ!!」
類が腰を高く突き上げ、激しく律動する。
「ぃ! だ、ダメぇぇ、類ぃぃ!! ハァッ、ハァッ……お、奥……くる、きて、る……ハァッ、ハァッ」
「ここが、好きなんでしょ?」
「ッッ!! ぁぁああああ!!」
淫らで激しく、肉欲をぶつけ合う野獣のような交わりのはずなのに、汚らわしさを一切感じない。
美しく、艶かしくて、妖しくて、エロティックで……視線が、釘付けになる。瞬き、したくない。
義昭は手を上下に激しく動かせ、肉欲に滾る塊を扱いた。
美羽とセックスして気づいたこと。
それは、自分は他人と肌を交えて性交するよりも、妄想に浸りながら自慰行為をする方が快感度が高いということだった。
今までは母親に孫を見せたい一心で美羽と義務的にセックスをしていたが、類が現れて以降、美羽に夫婦生活を誘っていたのは、美羽が断ることを知っていて、わざと嫌悪の表情や雰囲気を感じたかったからだ。
義昭にとって最高の自慰は、年末に実家に帰ったあの夜だった。
美羽が突然の義母の離婚宣言に動揺し、眠れないのを知りつつ、
『美羽……もう、寝てるのか?』
そう、声をかけた。
美羽の名を呼びながら彼女の背中に触れ、拒絶を全身で感じてゾクゾクした。美羽が布団を引っ張って躰に巻き付け、明からさまな拒否に興奮が昂りすぎて、思わず笑ってしまった。
『ッハァ、美羽……』
わざと聞こえるように呼ぶと自身を取り出し、扱き始めた。美羽が厭らしい息遣い、水音を聞こえないように布団を被るのを見て、抑えがきかないほどに高揚する。
『アハァッ、あぁっ! っぃ……美羽……!!』
あの時の快感を、忘れることができない。
もし、ふたりが僕の目の前で交わっていたら。僕をゴミでも見るような蔑みの目を向け、それから僕の存在など無視してふたりきりの世界で淫らに溺れていたら……
それを肌で感じながら自慰に及んだら……どれだけ気持ちいいだろう。
想像しただけで、義昭は陶酔した。
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